いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

暑中お見舞申し上げます

真夏の鳥見は、労多くして、得るものは乏しい。 高齢者には危険な季節でもある。 熱中症、脳梗塞、迷子、行き倒れ、ポックリ・・・ あ、それは年中か。 で、夏休みを取ることにした。 というのは更新中断の世を忍ぶ仮の言い訳。 分かっちゃいるけどやめられ…

夏のアオゲラ

キツツキは枯れ木を叩いているイメージだが、アオゲラは緑陰の鳥という感じがする。 餌も木の虫だけでなく、地面に降りてアリをアリクイのように舌で舐めて食べるなんて意表を突く。 そういうシーンを見たこともあるが、夏は鳴き声だけで姿は見つけにくい。 …

遠い日のコアジサシ

バーダーというのは、人が見てないものは見るが、見るものは少ない。 はるばるアジサシの群舞を見るつもりで、利根川の左岸河口の波崎まで行って、撮ってきたのはこんなものである。 後で宮崎で撮れたからいいようなものの、一体、残り少ない日々を、何呑気…

ホイホイ鳥見術

サンコウチョウは身近にいる。 ササゴイみたいに歓楽街のど真ん中というわけにはいかないが、近くの遊園地の周りの杉林にだっている。 鳥の声も姿も、その気にならなければ分かりようがないが。 鳥の方だって、やたら姿を晒したり、喚いたりはしない。 鳥を…

♪瘠せて窶れたお前の噂~サンちゃんに捧ぐ

鳥友がサンコウチョウが至近距離で撮れるという山道に連れて行ってくれた。 バイパスができて寂れた、人工林と自然林が交錯した林の中をうねうねと続く谷沿いの旧道だが、サンコウチョウの声があちこちでする穴場だという。 見せてくれたショットは、ノート…

フェミニストのユウスゲ・コジュリンコラボ

今がベストな時期という先輩のすすめに従って、ユウスゲとコジュリンのコラボ目当てで産山高原に早朝出かけた。 陽は昇り始めていたが、朝霧もなく、阿蘇五岳の山肌の彫琢もくっきりと見える。 短いユウスゲの残された開花時間を一刻も惜しんで、順光となる…

いきあたりばっ猪

2日続けて、峠道の同じ場所で、ウリ坊とまた出合った。 彼が(または彼女が)前日と同じウリ坊かどうかは定かではない。 だが、同じ場所で、同じようにわたしと再開したとなると、これは偶然といっていいだろうか。 最初は猪突猛進してきた。 次回は、なんと…

勇敢なウリ坊

山道を走っていて迷子のウリ坊に出合った。 わたしが車外に出ると、山の中に逃げ込んだのが、踵を返して、わたしに向かって突進してきた。 猪突猛進は本性なのか。 ウリ坊は走り去ったが、親が何処かにいるとまずいので早々に車に戻った。 遠目には可愛いが…

アオバズクロス

最近、胸がときめいて夜も寝付けない。 小便が近かったり、熱帯夜のせいなら鬱陶しいだけだ。 この年で恋なのかと、心当たりの女性を思い浮かべようとしたが在庫はない。 昨日の朝日新聞の鷲田清一のコラム「折々のことば」を読んで腑に落ちた。 与謝野晶子…

ただいま2羽 アオバズクじゃ

アオバズクを探すのは楽しい。 先陣争いみたいなところもあるが、確かに目が多いほど見つかる確率は上がる。 この神社は遠いのと、慣れて物珍しさがないせいか、参拝にくる近所の人も「おお来とったか、なるほど」と一瞥をくれただけで行ってしまう。 だから…

あなただけ今晩わ アオバズクじゃ

アオバズクをそう昔には見たことはなかった。 なのになぜかノスタルジーを誘う。 ホーホーという鳴き声は、アオバズクではなかったかもしれないが、確かに耳に残っている。 昔の田舎ではミミズクは割と身近な存在だった。 夜道で聞くと不気味だった。 そんな…

合計特殊出生率上がる アオバズクじゃ

最近、アオバズクの出生率が下がっていると言われている。 営巣数は減っているし、巣立ちが1羽ということも少なくない。 これじゃ絶滅危惧種入りも近いかとがっくりしていた矢先、今年は従来の営巣歴のあるポイントでほとんど営巣が確認されている。 一昨日…

アオバズク巣立ち1号

ブッポウソウの巣立ちはものにできなかった。 後はアオバズクのどこが巣立ち始めるかだけだ。 さいわい近場のT神社で昨日1羽がでていた。 昨日のうちには2羽目はまだだったが、今日が楽しみだ。

夕菅の丘 郭公の丘

ブッポウソウの巣立ちでの更新予定が次々に延びて、このネタ日照りに、ネタ調達に青息吐息だ。 おまけに巣立ちの決定的瞬間は撮り逃がし、もはや気息奄々だ。 まあ、ちょっと走れば、格好なネタが転がって、いや飛び交っていないこともない鳥見環境にいる幸…

ブッポウソウ・モラトリアム

庄内町のブッポウソウの巣立ちは9日の様子から、もう間も無くだと早合点した。 仲間には翌日だとLINEで流した。 数人の仲間が早朝出動し、今か今かと待ち構えたが、最初は誘導行動を見せるものの、飛び出す気配がないと見ると、釣り餌もやってしまう。 朝の1…

こんなブッポウソウはsいらない

ブッポウソウの居場所は、9割がたワイヤーの上だ。 人工物が絡んだショットがほとんどなのが歯がゆい。 ブッポウソウ自体が美しいので、それはそれでいいのだが、やはり、自然な感じで引き立てあう構図が欲しい。 鳥友が新しい出現ポイントを聞き込んで来て…

花はどこへ行った

ユウスゲとコジュリンは、わたしたち鳥見仲間では定番のコラボテーマである。 子育て中の健気なコジュリンと、清楚で優美なユウスゲの取り合わせは、季節感に満ちた、躍動感と無常観が対比する魅力的なモチーフとなるはずだ。 ところがどっこいである。 鳥見…

今日は昨日の明日ではない

野鳥の成長は早い。 毎日見ているわけではないが、日々その繁殖行動は目に見えて変化している。 ブッポウソウもその例外ではない。 オスが飛来し、メスが追って来て番い、メスが産卵、抱卵して、オスが巣箱にエサを運び、ヒナが生まれて、やがてメスも巣箱を…

早く飛び出せブッポウソウ

これはまだ3日前の親ブッポウソウの餌運び。 ヒナもいっぱいいるアキアカネじゃ満足しないらしく、オニヤンマかセミをメインに運んでもらっている。 こういう餌があって、安全に子育てできる場所はもうそうそうないだろう。 バーダーなんか構っちゃいられな…

7番目のヨーダ

アオバズク好きのバーダーは、東に今年も来たよと聞けば飛んで行き、西に営巣したことがある大木が甦ったと知れば確認に行き、ネットから情報を拾い集めて居場所の特定を趣味とする暇人となった。 鳥友が聞き込んで来た県東の神社の木も何度か尋ねて見たが、…

アオバズクも濡れる街角

雨が降ろうが槍が降ろうが、追い出される年中バーダーではあるが、このところの雨は辛い。 それでも一応何パーセントか雨が止む確率がありそうな場所を縫っていくことになる。 雨の情趣を楽しみに行く風流なバーダーさんだっているが、わたしはただの惰性で…

カッコよくカッコウを撮らぬうちは結構というな

杜鵑類は出会いが難しい。 警戒心が強いのか、声ばっかりでなかなか姿を見せない。 撮れるのは出会い頭がほとんどだ。 県民の森の時のジュウイチみたいに、止り木に誘い出すなんてのは、非常に画期的なことだった。 カッコウは一度、ついでというか、まぎれ…

アオバズクと睨めっこ

アオバズクがいるとわかっているのを探すのは易しい。 やはり最初に見つける人はすごい。 そろそろと思って、今まで出会った場所に何度か出かけたものの、来てるよと聞かされるまでは、どこも途中で諦めた。 なんとか、去年まで来ていたポイントは全て確認で…

街中のササゴイの巣立ち

事もあろうにわが町の最高路線価の一等地に居を構えたササゴイ一家の雛たちが、チェックに行くと2世帯で巣立ちしていました。 1本の街路樹に3世帯が巣をかけていて、4羽と2羽が親鳥の給餌を待っていました。 なんとかカラスの食害を逃れて、ここまで育…

ハナウドと(虫と)コヨシキリのコラボリベンジ

ハナウドが盛りだ。 およそ2週間前、早まって見に行ったときは、ツボミさえなかった。 それが一昨日の瀬の本の産山高原を席巻していた。 ハナウドにはたくさんの虫がついていて、それを高原の鳥が採餌している。 昔はハナウドなど目もくれなかったが、鳥が…

波崎漁港にて

梅雨明け間近の雨はひどい。 ネタ稼ぎに行った県南でも、身動き取れなかった。 川は濁流となり、田んぼまで浸していた。 新造基地では、こんな日も、ちゃんとショットを物にした仲間がいるというからすごい。 わたしはボウズだったが、この頃少し考えが変わ…