いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ツクシガモの受難

ツクシガモは主に有明海沿岸部に渡って来る冬鳥だ。 最近はそこも居辛くなったのか、大分の沿岸部にもときどき見られるようになった。 高山川はその渡来地として定着してきたようで、きれいなカモが毎年見られることはうれしいことである。 見渡すと、この日…

チョウゲンボウの空

チョウゲンボウが鳥瞰する場所は、電柱か電線くらいなものだ。 これを人間様のおかげだと恩に着せるのは筋違いというものだ。 チョウゲンボウのホントの空はもうどこにもない。

宇佐でチョウゲンボウと遊んだよ

田んぼの鳥よけ?の杭は鳥の止まり木だったようだ。 チョウゲンボウのメスが止まっていた。 チョウゲンボウも見だすと、しょっちゅう出会う。 狩りに集中していると、人など眼中にない。 見つけた。 あれどこやったかな。 ホバリングはお手ののもの。 こんど…

冬の海こそ鳥見どき ハジロカイツブリ

長洲漁港で風に吹かれて涼んでいると、♪波の間に間に命の花が~ 初見の鳥だ。 カイツブリ科の鳥だとはすぐ分かった。動きがカイツブリだった。 後で調べてハジロカイツブリ。 ご苦労さん。 船溜まりのなかではカイツブリも。 近くの浜では、離れていくマガモ…

冬の長洲漁港のウミアイサ

駅館川の河口の長洲漁港、海が時化てるせいか消波堤の内側にウミアイサが大勢群れていた。 うねりにまかせて、寝ているのか、首を羽に突っ込んでいる。 波しぶきが消波堤を越えてくる。 目が赤い。 船溜まりで採餌していたが、人が来るとすぐ離れる。 メスの…

かっこいいような悪いようなーミサゴ

「ミサゴ? ああ、食ったことある。ピーナツ味のお菓子な」 「そら豊後高田んイサゴ」 2年前まではこれくらいの認識。 飛翔がやっとピンが来だした 誰や、AFのおかげちゆうの。 サポートしていただいたみなさん、今年もありがとう。 かっこいいじゃろ~ ま…

納屋漁港にて1

八坂川河口の納屋漁港にはたくさんの水鳥が集まって来る。 餌にありついているせいか、わりと人慣れしている。 浜でオナガガモがくつろいでいる。 いったん寝入るとなかなか頭を上げないのが難点だ。 カラスが来るとぞろぞろ動いて場所を空ける。 ただ波に浮…

カルガモ軽んずべからず

いつでもいるのに出番がなかったカルガモちゃん。 川でも 海でも 飛べばそこそこ いや、カモはみな同じカモ 逆光ならみな同じ ワンポイントもみな同じ 隊列組むのもみな同じ なんとかピンが来だしたぞ 似たようなショット ショットもみな同じかよ

水辺のアルバム(七瀬川)

冬の七瀬川の寒~い朝 あんたら寒くね~の 待っちょるのはおまえじゃない あんたでもない 違う違う 「父ちゃん」、「違う違う」 「じゃあ、ほかを当たってみる」 磯のほうが似合うのに 「父ちゃん」「おまえはクサシギやんか」 「父ちゃん、なんしよるの」「…

カイツブリ ヤンキー

まだ尻の青いカイツブリが下りて来た。 剃り込み入れちょんのと違うで。 羽がまだ水を弾かんのよね。 しょっちゅうこうせんと。 縄張り早よちょーだい。 ここらに美味い魚おんの。 自分でやるわ。 アユちゅうもんが一度食いたいなー。

ヤマセミばかりが鳥じゃない

下流基地はヤマセミ狙いの基地だけど、ヤマセミが来なくてもいろいろな鳥が至近距離にやってきて慰めてくれる。 小さなカイツブリの漁だって撮り放題だし。 獲物はオイカワかな。 ウグイかな。 カマツカかな。 カワムツかな。 大きな魚に見えるけど小魚(多…

ヤマセミさんヨ(当節ヤマセミ事情)

オーイ ヤマセミさん ヤマセミさんヨ~ 基地で呼ぶ声 聞こえぬか~ カモフラ被りが 見えないか~ エンヤサーと 回って~ 止まっておくれよ 的石に 的石に~ 日曜日の寒い朝、基地に籠った。 早速、ヤマセミはやって来たけど、寒かった。 枝に止まるだけで、…

情弱なわたし ヒメウ

鳥見とはすなわち情報である。 いい情報があると、いいショットがいくらでも撮れる。 更新ネタに困ったわたしが堅い情報はないだろうかとHさんにいうと、なら俺について来いといって、最果ての岩壁ではないが防波堤に連れて行ってくれた。 「あれはヒメウと…

「カモメはカモメ」とは限らない

カモメとは一種類の鳥だと思っていた。 カモメは多分最初におぼえた鳥だろう。 幼稚園のときに描いた海の画には3の字を寝かせた形でちゃんと海の定番になっていた。 「カモメの水兵さん」は最初に教わる遊戯じゃなかったか。 でも本当のカモメは知らないま…

とりあえずコガモ

近所の排水路にコガモがいるのに気付いたのは去年のことだった。 去年5羽だったのが、今年は3羽なのが気がかりだが、目につきにくいわりに色もきれいで可愛らしい。 エクリプスとメスだとなかなか見つからない。 飛ぶと翼鏡の緑が鮮やか。 ひとまず町へ 山…

高山川バードサンクチュアリ

高山川は八坂川の北側で守江湾にそそぐ小さな川だが、その河口の汽水域が広く、干満の差も大きくてたくさんの野鳥が集まる格好のウォッチングポイントだ。 わたしがひそかに高山川バードサンクチュアリと呼んでいるネタ場である。 守江湾のあちこちでカワウ…

晩秋の寄藻川河口にて

今週の鳥ネタは半日の仕込みなんで底をついた。 ちょっと旬ははずれたけれど、まだ、カモ類もまばらだった頃の晩秋の撮り置きで糊口をしのぐとするか。 冬鳥の先発隊のハマシギがはぐれて近くで餌を漁っていた。 沖では群れが飛び回っている。 ミヤコドリが…

ノスリは飛び方

タカ類の名前は体を表さないのばかりだ。 ノスリは強いていえば態を表した名前だ。 野をすれすれに擦るように飛ぶのでノスリとついたと。 古にはクソトビなどと呼ばれてもいたと。 そんなノスリをかっこよく撮ってやりたいのだが、また今度も証拠写真にしか…

そう、ハイタカは堅いは嘘(回文)

ハイタカは来るとしばらく居座るので、いろいろ試す余裕があります。 4/3 300mm F2.8でも撮りましたが、やはりちょっと遠い。 50メートルくらい先 30メートルくらい先 トリミング トリミング もすこしトリミング 逃げて水路の反対側のカボチャの蔓の中に…

ハイタカはいたか?

前回、嫌われて撮り損なったハイタカを、ほかのバーダーさんたちが楽々こなしているのを見て、堅そうなので出かけた。 ここは市街地のわずかに残った耕作地で、歴史のある鳥見ポイントらしい。 それでもこんなに簡単にハイタカの至近ショットが撮れるという…

オオバン振る舞い

遊水池でイチバン数が多いのはオオバンだ。 年中いるし、ここで繁殖しているようだ。

はれ またまた タゲリ

タゲリはやっぱり晴れた日が似合う。 いくら撮っても撮り飽きない。 だんだん群れがばらけてきた。 でも田んぼ2、3枚に散っているだけ。 仲のいいのもいる。 同じようで同じでない。 白と黒もシックだけど、 玉虫色に輝くときにはかなわない。 空の色に映…

涙を抱いた渡り鳥

ヒドリガモは大きな群れだったが、別に、寂しくか気楽にか、群れとは別に暮らしているカモがいる。 干拓地の遊水池は、そんなはぐれカモの秋葉原だった。 まだ常連さんが勢揃いとまではいかないが、よく見ると初見のものが結構いたりする。 ハシビロガモは今…

ヒドリガモのエクリプスとハイブリッド

エクリプスとはオスガモが繁殖期を終えて、尾羽打ち枯らしてメスと見分けがつかなくなった状態のこと。 本来の意味は日蝕の蝕という意味にあたる衰えた状態のこと。 越冬にきたカモにもそんな状態のままのオスが見られることがある。 ヒドリガモではオスは雨…

勝手ば混群

ヒドリガモ一色かと思ったら、少し毛色の変わったやつが、ヨシガモの若者です。 遠慮してないで、仲間に入れや ちょっと顔貸せや 目を合わせないように 父ちゃんどこいったんかなあ 居候じゃないけんど 食うには困らんけど、なんか落ち着かん やっぱ1羽がい…

ヒドリガモのランチタイム

♀「ペチャ(そろそろ場所代わってよ)」 ♂「ピーッ(そんなにガツガツすんなって)」 ♂「ピーッ(ここのアオサが塩味がちょうどいいんや)」 ♀「クチャ(あんた血圧高かったわね)」 ♀「ペチャ(こればかりじゃ飽きるわね)」 ♂「ピーッ(バランスも考えんと…

質より量・ヒドリガモ

冬はカモ鍋の季節です。 タゲリの後はカモで食傷するかも知れませんが、カモも食われたがっていますので。 高山川に今年もヒドリガモの群れが訪れました。 なにをしているかはまた明日。 人が来るとすぐに飛び立ちます。 なかなか壮観です。 川の中辺まで 着…

タゲリのついで

タゲリでつないで、なんとかしのいできたが、そろそろネタ切れなんで、タゲリのショットの間にはさまってたショットでお茶を濁すしだいです。 まあ、休日は手抜きで、休養第一?? タゲリの側にはいつもタヒバリがいる。 タヒバリの側にはオオタカがいる。 …

タゲリの「タ」

タ「あんたも暇人やのう、また来ちょるんか」 サ「そっちだって暇やろう、食っちゃ寝で」 タ「たがいなこというなえ。これが暇に見ゆんかえ」 サ「そういえば、なんか脚を片つら貧乏ゆすりか」 タ「たいへんなんじゃわ、これが」 サ「なしや」 タ「田んぼん…

タゲリのお粧し

タゲリのことは、ついこの間まで何も知らなかった。 最初に見たときは、随分派手派手しい気取った鳥だなあとしか思わなかった。 しょっちゅう会って直に見ていると、人知れぬ苦労も見えてきて、上辺だけの鳥じゃないなあと、その健気さに打たれるようになっ…