いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

苦肉を食らえ

このコーナーは一応野鳥関連だけれど、きれいな野鳥写真を披露するというより、野鳥を通して自然に親しむというか、目を向けてもらいたいという意図でつくったものである。 つまりいいショットが撮れなかったら、そういう風に言い逃れできるようなネタで凌ぐ…

朝撮りヒクイナ

新鮮捥ぎたて杏のようなヒクイナ。 昨夜情報をもらって、自転車操業中のバーダーは、藁にも縋る思いで、朝5時に蓮田に出かけてみました。 蓮田の主のSさんももう出かけられて、仕事をしています。 どこそこになんの巣があるよとまで教えてくれました。 これ…

キョウジョシギを忘れない

今年のキョウジョシギは遠いところや逆光の悪条件の場所ばかりだった。 一番美しいシギのはずなんだが、どうでもいいショットしか残っていなかった。 シギチの群れの中に、大抵10数羽の小群がいた。 いたという証拠写真をダラダラと並べたが、ネタ日照りな…

日暮れて道遠し

焦るバーダーは獲物に乏しい。 窮すれば外れる。 花鳥追うものはいずれも得ず。 いいじゃないの、天気がよけりゃ。 下手なショットは、道具に当たれ。

消えたカルガモ

昨日公園を通ると、もうカルガモの雛もネットの囲いも影も形もなくなっていた。 雛を守るには囲うしかなかったんだろうけど、去年親ガモと離して失敗したことから、親ガモも閉じ込めたことがどう働いたか。 消えたわけはわからないが、逃げ出してどこかで無…

忍ぶれど ピンに出にけり わが技は

道具(もの)やどしたと 人の問ふまで 週末はプチ遠征をしたけど、ことごとく外れ、これから2週間どうしたもんかと思案中。 凌ぎの技の見せ所。 明日は明日の雨が降る。 なんとかなるやろ。 休めば?、誰も気にせんとよ。

バンの子育て

バンも子育ての時期、人家の側のクリークで暮らしています。 4、5羽の雛がいますが、人影が見えると、すぐに暗い場所に、親が誘導します。 もう少し育てば、二番子の世話もします。 それほど生まれても、過密にならないのは、バンも歩留まりが悪いんでしょ…

ムナグロ向きの川

県北の川にはゴカイを食べる旅鳥がいつも逗留しています。 この時期はムナグロです。 アオアシシギはここで越冬しているようで、自分の縄張りにしているようです。

カルガモに向かない公園

3日前の夕、別府公園を抜けているとき、循環水路でカルガモのヒナが採餌しているのが目に入ったので、翌朝カメラを持って出かけました。 11羽生まれたらしいけど、現れてすぐ1羽がカラスに持って行かれたということで10羽がいました。 去年も半分がヘ…

サイコウチョウだよ、サンコウチョウ

サンコウチョウのテリトリーは人間の生活圏と案外被っている。 人間の庇護下にある方が得策だと思っている節さえある。 里山のあちこちで鳴き声を耳にする。 だから県民の森の通行量の多いサイクリングロードでも、要領さえつかめば、出会えるチャンスは結構…

サンコウチョウは参考チョウ

名人のブログからカケスの情報をもらって、早朝県民の森のカフェの駐車場に出かけました。 カケスにはうまく躱され、証拠写真しか撮れませんでした。 でも、こうした経験の積み重ねが、ちゃんとしたショットにつながっていくことは分かってきましたから、い…

ケリの養雛期

数週間前に抱卵中だったのでそろそろかなと見に行ってきた。 まだ抱卵中のケリ、歩哨らしきケリもいたが、番でいるケリは子育て中に違いありません。 水を張った田んぼがないので、雛の姿は、草や麦畑に隠れてほとんど見えなかったが、親鳥が警報を発したり…

やっぱシギチは群れの飛翔やね

シギチが群れ飛ぶ様は壮観だ。 大海原を背に、帯になり、団子になり、うなりをを上げ、巨大な生き物のように泳ぎ回る。 1羽1羽は塵のようでも、一旦緩急あれば、変幻自在な生命体に変身する。 バーダーは合体ロボで遊ぶこどものように、大はしゃぎで、ただ…

塵から礫に昇格 ハマシギ

何といわれようが、ハマシギが好きだ。 ハマシギなら群れだ。 何なのか訳がわからんという人もいるけど、数は多いほどいい。 それだけの命を支える生態系が保たれているということだから。 だから、こういう風景にときめいてもらわなければ困る。 凌ぎ用に取…

鷹斑鷸でタカブシギだと

タカブシギはこのとろあまり出会わなかった。 九州の東側と西側では、通るシギチの種類が、年によって入れ替わったりするのかも。 今年はこちらでは目にしなくて、隣県にいって、ようやく1羽のタカブシギに出会った。 地元のバーダーさんに挨拶したら、「こ…

在庫の隅のアオアシシギ

旬の材料もないんで、炒飯の材料みたいなアオアシシギでお茶を濁しました。 越冬していた分やら、渡りの途中の分やらわかりませんが、前のネタにチラッと出ていたかもしれません。 誰も憶えていないだろうからいいや。 ケイゾクのためなら、エーンヤコーラ。

赤い翼

秋に紅葉するカエデ、その新緑のなかに、もう1つの紅色に染まった翼果が鮮やかさを増していました。 花の時分も薄紅色でしたが、小さな花で見過ごすほどでした。 いまは小さな赤い鳥の形で揺れています。

いわゆるチドリ

近江の海夕波千鳥汝が鳴けば心もしのにいにしへ思ほゆ 柿本人麻呂 万葉集には25首もの千鳥を詠んだ歌があるそうです。 奈良時代の千鳥が、いまのシギチの何なのかは知る由もありませんが、シロチドリ、コチドリ、イカルチドリ、ハマシギ、トウネンなどが千…

冬鳥、旅鳥? クサシギ

クサシギは名前からして留鳥のイメージだが、今の時期ここに群れているクサシギは旅鳥なのかもしれない。 冬場は1羽ずつ、あちこちで見かけたから越冬しているものもいるんだろうが、渡りを前に集結しているのかもしれない。 ここは畑の中の水たまりだが、…

ムナグロの渡る頃

県北のあちこちにムナグロを見かけた。 干潟には群れでいたが、離れた田んぼや川辺には4、5羽の少群で採餌していた。 シギ類はそれほど警戒心が強くないことがある。 空腹や疲労でそれどころじゃないのだろうか。

キアシシギの居所

キアシシギとチュウシャクシギはほぼシンクロしている。 逗留期間が長くて、年中たいていどこかで見つかる。 ここらで越冬して、繁殖期だけわずかに北へ行くのだろうか。 数羽の群れでいることが多いが、中津の干潟では大きな群れでいた。 ここが集結場所な…

縄張り争い中のサンコウチョウ

今年は夏鳥が多彩に勢揃いしているらしい。 県民の森に、サンコウチョウの声も響き始めました。 連休最後の日は、なんとかその1つでもと出かけてきました。 そしてサンコウチョウが目の前で、縄張り争いを繰り広げてくれました。 暗い木陰だったり、奥が明…

チュウシャクシギの天下

この時期どこへいってもチュウシャクシギの姿がある。 先々週くらいまではハマシギの中にポツポツいるくらいだったが、いまはチュウシャクシギとキアシシギ、ムナグロがメインだった。 干拓地にも ネギ畑のチュウシャクシギ 河口にも 中洲にも 満潮時の堤防…

夏は来ぬ

今日は立夏。 そしてわたしの平均余命が8年となった日でした。 別にめでたくも残念でもありませんが、雨のち晴の今日の天気にツバメはよく似合いました。 ツバメはすぐ近くにいる青い鳥だったんですね。 わたしの連休は今日から始まりました。 で、たっぷり…

ときには色のある子のように

地味~な鳥ばかりだと、鳥ってこんなもんと思われてもなんだから、世間はゴールデンウィークらしいし、パーッといきましょう。 たって、キジの保呂打ちになんとか遭遇しただけの話だけど。 まだまだやけどね。

ミソサザイの耐えられない軽さ

ば「カワセミ?」 バ「いえ、ミソサザイです」 ば「きれいなの?」 バ「いえ小さいだけです」 ば「見える?」 バ「これです」 ば「スズメより地味ね」 バ「かわいいでしょ」 ば「がんばってね」 愛らしい かっこいい 枯れ木に擬態したわたしと 親子愛 健気 …

新緑の森のクロツグミ

鳥見で大事なことはいろいろある。 一番は鳥の生態をよく知ることだろう。 ただ、いつどこに、どんな鳥が現れるかを知ることは容易ではない。 四季折々に鳥の有り様を五感で感じとっていなければならない。 週末バーダーにこなせる術ではない。 そういうこと…