2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧
異国でいかに派手な鳥でも自力で見つけることは難しい。 全てガイドのホスエさんの誘導なのだ。 赤い鳥だと目立つだろうと思うのは素人考えで、すぐそばでさえ見えないのが自然の妙だ。 鳥の羽は構造色で自力で光るわけでもない。 それを車の中から瞬時に見…
やはりいきなり赤い鳥がが現れるとびっくりする。 というか眠気覚ましにはなる。 4時起きで空港に行き、出発は1時間も遅れ、朝飯は何だったか、古いコンパクトカーに詰め込まれ、乗ったり降りたり。 外気温は30度以上、ボーッとなっても鳥さえいれば倒れ…
湖畔の電線にカワセミが止まっていた。 何回か撮り逃してきたカワセミだが、遠いのが幸いしてやっと撮れた。 カワセミより電柱の方が趣がある。 まるでカワセミ用に建ててるような自然に優しい電柱だった。 ドングリキツツキの巣にだってできるし。 Ringed K…
Flores Petan空港からレンタカーで3時間ほど、半分から先はダートの田舎道を走った。 途中のペテン・イツァ湖畔や牧場で出会った鳥も忘れられない鳥ばかりだった。 ただ外には長くいられないほど暑かった。 Purple Gallinule(アメリカムラサキバン)
日程のほぼ3分の2を消化した。 標高0mにいると、3000m以上の寒いクチュマタネスにいたときのことがずっと昔のことのように思えた。 次は東側のフローレスへ飛んで4泊を過ごせば終わりだ。 標高1000m以上のグアテマラシティの近くの宿へ向かう。 …
もしここで倒れて帰れなかったら、船頭さんかガイドさんの助手でもさせてくれないかなと、熱中症でボーっとなった頭で考えた。 そしたら毎日ネタは尽きないし、見られなかったベニヘラサギも見られるかもと。 バナナとコーヒーでどれくらい生きながらえるか…
たっぷりとアジサシの飛翔を堪能した。 ユリカモメと変わらんじゃねえかと言われればそうだけど、いやちょっと違う、大分違う。 これでピンクのヘラサギまで見たらバチが当たる。 赤い装束の漁師さんもいいアクセントになっとるし。 ラグーンでの色々な漁も…
アジサシは世界中にいる。 日本には少ししか来ない。 静かな砂浜がないからか。 コアジサシなら去年隣県の駐車場で営巣しているのを見に行った。 ともかくこのラグーンはアジサシ類には楽園だった。 いやアジサシ好きには楽園だった。 Common Tern(アジサシ…
色々なサイズのアジサシがいるようなんだが、なかなか被って細部がわからない。 写真の鳥を識別するのは難行苦行だ。 ローガンは小さな字や細部の構造は見極められない。 図鑑じゃないので風景として見るのが正しい見方だよ。 それとかっこよさ。 Sandwich T…
ホスエさんが背中が黒いのを指差してあれを撮っとけという。 確かに嘴が太くて赤いというか、下嘴が長くておかしい。 飛びながら魚を掬う鳥は都合が良さそうだ。 だからskimmerというわけか。 群れ用のレンズを壊したことが悔やまれる。 近すぎて収まりきれ…
アジサシの語源を見るとアジは魚一般、刺しは嘴で刺すではなくて差し出すの刺しだと。 鳥見も鳥に気持ちを差し出すから鳥刺し、それは聞かないことにして。 グアテマラの鳥を見たい、それがおいらの志し。 昔はアジサシの飛翔を撮りたかった。 撮れれば一丁…
塩田では期待したピンクのSpoonbillは見られなかったが、まだ先があると連れて行かれたのはラグーンの入江にある船着場だった。 テント張りのボートは水の上では案外涼しかった。 しばらく走って砂嘴の上にあるレストランでトイレを借り、ついでに浜に降りて…
塩田の海側はマングローブ林でその外は長い砂嘴に囲まれた幅2、300mのラグーンが何キロも続いている。 日差しさえ避ければ海からの風は結構涼しかった。 マングローブを出入りしている鳥がいて、渡り鳥だというので追ったら、先日Los Tarralesの山中で見たニ…
トキを見たことはない。 トキは朱鷺と書くワケだからシロトキというのは矛盾している。 これでトキを見たことになるのか、ならないわな。 あの繊細なイメージとも違う。 でも飛翔するシロトキの群れは何とも優雅で美しかった。 White Ibis(シロトキ)
何も珍しい鳥はいないと思いながら塩田の土手を渋々歩いていると、ホスエさんが空を指差した。 次々に鳥の群れがねぐらから餌場へ向かうのか通り過ぎてゆく。 空抜けもいいとこだから、それが何の群れかは拡大してもよくわからない。 ズグロカモメのように頭…
シギチは日本のものとよく似ている。 繁殖地が近いせいかもしれない。 サギは少し違うけれど似通ったところもある。 ガイドさんに聞くと簡単に別種だという。 カッコつけてくれるので絵になる。 やはり育ったところが違うせいかのんびりしている。 Yellow-Cr…
Los Tarralesと別れを告げ、早朝一気に標高1800mから太平洋の海岸まで駆け下りた。 塩田に車を停めて水鳥を探索するらしい。 でもシギチはすでに繁殖地へ移っていて閑散としていた。 すぐに陽が上り日影のない土手道は陽炎で霞んでいる。 遠くのショットは使…
ここに入って最初に出会ったアニマルが謎のモルモットのような生き物だった。 それがアグーチという齧歯類だった。 農園を散歩しているとすれ違うゲストの何人もがあっちで鹿がいたよと興奮して教えてくれた。 おとなしい動物の捕食者がいないはずはないんだ…
Los Tarralesへの帰途、道路脇のゴミ捨て場にカラスが群れているなと思い、日本と同じかと目を凝らすと頭が禿げている。 ええ、コンドルじゃねえのとホスエさんに車を止めてもらう。 あまり気のない感じでこれが最近増えて悪さをするんだと愚痴った。 でも初…
グアテマラで見たい鳥はあるかと聞かれて、ケツァール、ハチドリ、オオハシとは答えていたが、それはホスエさんにしたら当然なことだったらしい。 もっと他に見せたい鳥があることは話の端々から伺われた。 ただクライアントのレベルに合わせるのがガイドの…
Los Roblesの里道を周回して元の国道に出てホッとしたのも束の間、ホスエさんが、あとフクロウを見るかと提案した。 反対側の斜面を約1km降りなければならないという。 フクロウ好きの面々だから嫌とはいうまいと見込んでいたに違いない。 今日のノルマは歩…
農道の端の竹ぐいに巣材を運んでいた小さな鳥はまさしく見慣れたミソサザイだった。 人眼を気にする風もない。 近すぎて下がらなければピンがこない。 ホッとしたような拍子抜けしたような、里心を呼び起こす鳥だった。 House Wren(イエミソサザイ)
鳥の名前は油断ならない。 まさしくFlycatcherだと図鑑で安心すると、タイランチョウだったりハエトリだったりする。 先入観を持つ方が非科学的なんだろうが、こっちは道楽だから。 同じFlycatcherやWarblerでもわずかな違いで名前が違う。 鳥見は名前も当た…
連れて行かれた里山はずいぶんバライティーに富んだ鳥が次々に現れた。 多分かっての雲樹林が焼き畑に変わっても元の住人が居残っているのだろう。 灌木と果樹ととうもろこしの茎しかなかったが。 黒いカケスがちょっとだけ姿を見せてくれた。 現像するまで…
疲労困憊、気息奄々、意識朦朧として鳥見をしてたから、どこでどんな鳥を撮ってたのか記憶がない。 撮影順に取り出して種別にしたつもりがなんとなく違う。 腹の色が違う、あれ、目の色が違う。 オスメスで目の色が違うならこりゃあネタになる、んなわけねえ…
この鳥に会えてしばし熱中症も脱水症も時差ボケも金欠病も忘れることができた。 80年生きてきて出会った最も健気な鳥に思えた。 なのに、この愛らしい鳥は今最も保護に緊急性を要する熱帯鳥の一つなのだった。 他にもミズイロフウキンチョウ、ヒゲウズラ・・…
枝被りなのであまり食指が動かない。 国道から少し里道に降りたところでホスエさんが指差す。 名前を聞きそびれたが、ライファーには違いない。 飛んでいった先を茂みをすかしてあっちがいいこっちがいいと工夫してくれたがなかなか絵になるショットは難しい…
人家の多いところにいるわ、止まるところが人工物が多いわで、あまり可愛らしくも見えなかったもので、おざなりのショットになってしまったのが惜しい。 向こうではとても人気のある鳥なんだとか。 それでこんなとても人気の多いところに連れてこられたのか…
一通りNature Reserveのトレイルを踏破して、4日目は外の国道を北に戻ってLos Roblesの郊外の路肩に車を置き里山を探索する。 路肩にも鳥がいる。 電柱を見ろという。 よくみるとてっぺんに黒いものが蠢いている。 穴を出入りしているものがいるからWoodpec…
これとよく似た嘴がもう少しスラーッとしただけのGreat Kiskadee(キバラオオタイランチョウ)もいるのでどちらとはいえないが、どこにいても纏わりつくので、こいつをチカドリと呼んでおおむねスルーした。 農園に溜池があってKingfisherか来るというので夕…