2013-01-01から1年間の記事一覧
ヤマガラハウスに来るゴジュウカラを撮ってなかった。 ゴジュウカラは樹林に潜んで山里に出て来ることは少ない。 それがここではヤマガラといっしょに名人のそばに来て、ヒマワリの種を頬張っている。 なんの苦労もなく撮ってはい一丁上がりでいいものかどか…
別府の海からの眺めは最高だと思う。 師走とはいえ、走ろうにも走らせてもらえない閑な稼業のバーダーは、思い立ったら吉日と9時45分のフェリーに滑り込みセーフ。四国の某市のハイチュウ逗留地に旅立った。 天気晴朗なれど山は雪景色、デッキに立てば冷…
このところチョウゲンボウで保険をかけるわたくしです。 鳥見途中でちょっと立ち寄ると、ちゃんと待っててくれるのが愛おしい。 飛翔はまぐれみたいなものですが、年末ジャンボよりよっぽど確率はいいし、喜びもあります。 まだ飛び出しがほとんどですが、来…
同じネタだがしょうがない。 だってかわいいんだもの。 お蔵入りにはできないわ。
この遠征で一応ハイチュウのオスメス、コミミズク、ノスリ、コチョウゲンボウ、ハヤブサ、ミサゴ、トビなどを見ることができた。 どれも証拠写真にもならないショットしか撮れなかったが。 広い田んぼの彼方を飛び交うのでクローズアップは僥倖にすぎないと…
伊予は温暖な地のイメージだった。 それは豊後と向かい合った南予の方に抱いたものだったようだ。 瀬戸内側も瀬戸内式気候という晴の地域のはずが、冬の伊予平野は石鎚連峰からの空っ風が吹き付ける寒冷の地だった。 猛禽の塒、笹ヶ峰を背にした田んぼの真ん…
メスのハイイロチュウヒの方は数もいるし、昼間も結構活動している。 ただ圃場整備工事のせいか、遠い撮りにくいところで見かけることが多い。 鳥影が見えたらともかくシャッターを切る。 近いと喜んだらトンビだったということが再三だった。 雪山をバック…
本当のところはバトルなのかロミオとジュリエットなのかは判然としませんでした。 まあ写真としては屑ですが、冬空を飛び交う姿は清々しいものがありましたよ。
年末の連休にコミミ、ハイチュウ狙いで海外遠征しました。 豊予海峡を越えたというだけですが。 石鎚おろしが身に沁みる、圃場整備の工事が進む河口の側の休耕田でした。 コミミは夕暮れの中を1回姿を見せただけでした。 2羽のうち1羽は前日にノスリに殺…
彩りの乏しい冬の山に、ミヤマホオジロが現れると一気に華やかになる。 それがドウダンツツジの冬紅葉に映えて、ヤマガラハウスのムードに一段と鮮やかさを添える。 だけど、なかなか思うようにいいところには止まってくれない。 これも結構狙い所があって、…
この連休は年寄りの冷や水で猛禽狙いの遠征をした。 冬場の遠出は疲れる。 おまけに皮算用がはずれると一層だ。 失敗だって埋め種にはなるが。 だが一応土曜日にこんなこともあろうかと、ネタは仕込んでおいた。 いつものポイントで、こっちを気遣っていいと…
ホワイカーケン野生動物保護区の樹上で、ハトくらいの大きさの鳥が採餌していた。カッコウということだったので、とくに考えることもなく撮りっぱなしにしていた。 いざ、カッコウやホトトギスと照合してみたら腹の横縞模様がない。 幼鳥かと思ったけれど、…
天気のいい日の野鳥は、陰になってると、目が目立たない。 コントラストが強いと、ことにジョビ雄の目は、黒い頚部から耳羽の部分に紛れてしまう。 みぞれ混じりの曇天の方が、逆光の位置からでも、ちゃんとジョビ雄の目は輝くのだからやっかいだ。 こんなと…
更新ネタに困るのもマンネリショットで凌ぐのもみんなわたしが悪いのよ。 たとえピントがぼけてても同じ構図が並んでも鳥には何の罪もない。 野鳥とあらばどこまでもたとえ木の中水の中とは厭やせぬてなことを夢に見て 日夜徒に惰眠を貪ってはネタがない夢に…
鳥見は肉眼ではほぼ影でしかない。 ビノキュラーで見たって瞬間的なイメージは曖昧なものでしかない。 接近し超望遠で解像してやっとその精細な造物主の仕事ぶりがわかる。 それだって真の姿かどうかは疑わしい。 何百、何千分の1秒の姿でしかないのだから…
あちこちの海岸でウミアイサの姿を見るようになった。 メスはいるけどオスの姿が乏しいのはなぜだろうか。 帰りは番になるようだけど、越冬地にはオスはどこかで油を売りながら来るのかしらん。
鳥見はやっぱりマスですねえ。 1羽の珍迷鳥狙いで朝から昼まで待ったけど影も形もない。 隣県からのバーダーさんと 「もう抜けましたかねえ」 「いや友達が昨日撮ったちゅうから来たんじゃけど、鳥はきまぐれじゃけんなあ」 「だから出会えたときに嬉しいん…
ホオジロだってアオジだって枯野にはよく似合う。 バーダーはちゃんと見てるからね。 黄味があれば文句ないけど。
豊後大野は大野川源流地帯の自然豊かな田園地帯である。 昔は一日がかりの行程だったが、今では農業道路や高速道を利用すれば小一時間でたどり着く、わたしにとっては格好のプチリゾートである。 これといった見物があるわけではないが、ノスリやチョウゲン…
こどもがふざけてやる尻振りダンスにもセクシュアルな意味合いが含まれているかもしれない。 いわんやましてセキレイの尻振りダンスにおいておや。 古事記の故事にあるごとく。 それはもう何回も触れた。 師走の川面を飛び交うキセキレイの舞姿は、そんな邪…
鳥のショットは何としても飛翔だし、今年の目標は飛翔ショットのレベルアップということに。 特別狙い目のない週末は川べりや海岸にいって、飛んでるものがあったら手当り次第に写すべし。 飛んでるものを写すのは、腕だけでも道具だけでもダメ。 チャンスは…
このごろの豊後大野はスズメよりニュウナイスズメの方が多い。 こちらでは冬鳥だからそれなりに旬の鳥ではある。 あまり目をやらないが収穫がなければ一ネタでもとファインダーを覗いてみる。 これが結構スズメよりかわいらしくて絵になることがある。 電線…
ベニマシコが来てるよと鳥友に教えてもらったのは3週間前だった。 2週間前行って証拠写真を撮ってはきたけれど、その後撮った人のショットがどうにも素晴らしい。 で、再チャレンジした。 よく、採餌に出て来るようになっていたけど、やっぱ遠くてセイタカ…
ガラ類の混群の中にコゲラが混じる。 鳴き声やドラミングの音を頼りにソロの木の幹をたどると、一心不乱にコゲラが木の皮を剥がしている。 ガラ類に取り残されて一羽になっても別におかまいなし。 コゲラは紅葉よりも冬の枯れ木がよく似合う。
この後のダイブとその首尾は撮れなかったけれど、ミサゴも獲物を得た気配はなかった。 食い扶持を毎度こうやって稼ぐのも大変だなあ。 ミサゴがどこかに獲物を蓄えるという話があって、それが鮨の起源だという説もあるがどうも眉唾らしい。 年取ったらどうな…
寒くなってそろそろ山の餌も乏しくなったのか、庭に来るガラ類の動きが賑やかになった。 カエデに止まるのを狙ってみるが、枝被りや逆光などの難があり、なかなか思うような絵にさせてくれない。 ときおり水場のつくばいに向かうのに目が止まったのでカメラ…
ミサゴはツンデレである。 魚食ということで威圧感は払拭される。 漁をする精悍で勇猛な姿に魅せられたら、カラスに追い回されて獲物を横取りされたり、遠くに運んでこそこそ食べている。 漁に失敗して何度もダイブする姿も健気である。 だったらそこんとこ…
我は海の子白浪の さわぐいそべの松原に 煙たなびくとまやこそ 我が懐かしき住家なれ 生まれてしほに浴して 浪を子守の歌と聞き 千里寄せくる海の気を 吸いてわらべとなりにけり この「我は海の子」の歌が教科書から消えたのは、歌われた風景がほぼ消えた2…
スズメを撮るバーダーはそうはいない。 地味で絵にもなりそうもないし、身近すぎる材題だし、顔つきにヒタキみたいな愛嬌もない。 ネタに窮してレンズを覗いたら、これが結構様になるようなならないような。 紅葉がきれいだというだけかもしれないけど、馬子…
鳥にとってはいつもと同じように振る舞っているのだろうが、どことなく粧し込んでいるように見えるのはただバーダーの思い込みにすぎない。 むしろ冬支度でおおわらわなのだ。 紅葉だって人間の美意識のために彩られるわけではない。 なんのために木々が紅葉…