いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「この世界の片隅に」飛ぶ

日曜の朝は、また、鳥見日和の冷たい雨が降っていた。 早出はやめて、ゆっくりと家を出た。 わずかな心当りのポイントに躱されて、街中に戻った。 閑散とした5番街を歩いて、シネマ5で、12時上映のチケットを買い良い席をとった。 外に出て何か食べよう…

黒と白のボディに赤い目と嘴と足

だいたいミヤコドリは遠い。 砂州の水際にいることが多い。 近づくと逃げる。 ここは堤防の上から隠れて撮れるので、上げ潮で近づく様がゆっくり撮れる。 何時間もミヤコドリが休んだり、水浴びしたり、喧嘩したりする様を楽しめる。

ようこそミヤコドリ

この冬も守江湾に4羽のミヤコドリが越冬に来てくれました。 去年と同じ4羽なら、繁殖はどうなったのでしょうか。 潮が満ちると、だんだん陸の方に寄ってきます。 夕暮れの満潮なので、露出がむつかしく、せっかくのクロがベタになってしまったのが残念です。…

塵とはいわせぬアトリ

やはり冬の風物詩はアトリだ。 前回のはあまり鮮明でなかったので、トリミングしてもう一度アップしなければ、たっぷり連射した甲斐がない。 毎日アップしても余るくらいだけど、ほとんどピンがきてないからなあ。 なんぼかクリアなのは使わないともったいな…

近いだけのホシムクドリ

2週間前に県北にホシムクドリやナベヅルが来てるよとの情報をもらってたが、なかなか手が回らなかった。 この祝日にタゲリの様子を見に行くと、ムクドリの群れも飛んでいて、その中にかなりの数のホシムクドリが混じっていた。 センダンの木や畑に下りるが、…

塵ではなくアトリです

県北の刈入れが終わった田んぼにアトリが来ていました。 手持ちで撮ったので、あまりシャープではありませんが、塵に見えなければ幸いです。 去年長野県では何十万羽もの群れが飛来したとか。 どのみちわかるように写せるのは100羽くらいですから、いいで…

いいバーダー、悪いバーダー

カワウは警戒心が強い。 わずかな物音や人の気配で飛び去ってしまう。 カワウがあわてるとほかの鳥もつられて逃げ出す。 バーダーがちゃんとストレスを与えていないか、マナーを守って鳥見をしているかのバロメーターである。 だからといって居座ってヤマセ…

退屈な鳥見

7時前に基地に着くと、もうヤマセミがジャンプ台に止まっていた。 下で別の1羽の鳴き声がする。 すでにスタンバイしていたSさんがもう小一時間このままだという。 水量が多いし、白く濁っているから魚が見えんのじゃろうなという。 準備をして待っていると…

鳥はなぜ生きるのか

鳥はそんなことを考えたりはしない。 なんでこんな苦労をしなけりゃならんのかなんて考えたらとても生きてはいけない。 ただ生き延びることだけに努めればいいようにできている。 ただそううまくいかないようにもできている。 人だって似たようなものだが、…

カワガラスのレクイエム

自分のことを週末バーダーというのは止めようと思う。 何か言い訳めいているように思えるからだ。 真摯に取り組んでいる仲間に後ろめたい。 世話になるばかりで返せるものがない。 せめてまともに取り組む姿勢だけでも見せなければ。 いつまでも後塵を拝する…

ヤマセミ基地の朝

ヤマセミのような白い部分が相当あるような鳥は、周辺部で露出を決めると白飛びしてしまう。 日の出前から基地にこもっていると、明るさが目まぐるしく変わるので、なかなか露出を決めるのがむつかしい。 だから写せるかどうかは別にして、露出のトレーニン…

タゲリのねぐら

鳥にはねぐらがある。 夜中に安眠できる場所が必要なのは鳥だって同じだ。 群れる鳥ではムクドリやスズメがよく知られている。 ツバメなどの渡りの鳥も群れてくると同じところにねぐらをつくる。 タゲリも夕方薄暗くなって群れて畑に固まっていたから、この…

冬の使者タゲリ

タゲリはわたしにとってはネタ中のネタである。 タゲリがいる間は、タゲリだけでも十分しのげる。 タゲリ自体のユニークで美しい姿態だけで絵になるし、なかなか満足いくショットが撮れないということがある。 たいてい泥田かせいぜい刈田のひこばえの中にい…

明日も鳥見日和

土曜の小春日和の午後、そろそろタゲリの入るころかなと県北の干拓地をのぞいてみました。 案にたがわずカラスに追われて舞い上がった白い羽が目に入りました。 辺りを見回すと、あちこちに総勢20羽ほどの群れが目に入りました。 いつもの水田と違って、こ…

ジョビ太の秋 バーダーの秋

せっかくだから季節感のあるショットを撮ってやろうと、昼休み、公園の紅葉が進んだ場所で何か来ないかと待っていると、気のいいジョビ太とモズ子が、いい場所でポーズをとってくれた。 撮り終えて、家でカメラをしまったり、着替えたり、靴を履き替えたりし…

キセキレイのいる清流

ここでカワガラスを撮ればいい絵になるだろうと狙いをつけていったのだが、警戒心が強いのか、バーダー慣れしてないのか、なかなか止まってくれない。 キセキレイだけは、嬉々として遊んでくれた。 この清流に一番似合うのはキセキレイには違いない。 水の清…

鳥見だって何が起こるかわからない

世界は常識人や専門家やエリートが思っているようには動かない。 いくらメディアやエキスパートが煽っても、その通りにはならない。 いってみれば、いつだって一寸先は闇だ。 鳥見だって同じことだ。 思うようにはいかないし、何に出会うかもわからない。 何…

待ち鳥来たらず

このところヤマセミの出が悪い。 いいとか悪いとかいうのは人間の都合で、ヤマセミにすれば何も出て来る義理はない。 でも何かあったんではなかろうかとやきもきはしているんやけんね。 オオタカにくわれたとか。 ヤマセミが来なくても、けっこういろいろな…

秋の水面とカイツブリ

カイツブリに食傷したら、七瀬川の水面をご賞味ください。 カイツブリの方には目をつぶっていただいて。 そんなことをいうとカイツブリに恩知らず、似非バーダーと恨みごとをいわれるので、ハイハイ、やっぱりこの水面にカイツブリこそ秋の七瀬川の風物詩で…

近いところのカイツブリ

いまさらカイツブリでもないんだが、こちらから出かけていかなくても、すぐそこにいてくれるんだからありがたい。 平日の昼休みに、ちょっと手持ちで出かけると、向こうから道路下の川べりで、羽づくろいをしながら待っていてくれる。 いい年をして、俺は何…

頼りにしてまっせジョウビタキ

この秋ジョビちゃんの声を初めて聞いたのは、10月の終わりのことだった。 姿は見えなかったが、ヒーヒーという鳴き声に秋の深まりを感じる。 何度か公園に足を運んで、鳴き声のする方を探すと、あちこちで縄張り争いのバトルをする姿が見て取れた。 やがて…

捨てがたい鳥たち

週末バーダーは何だってネタにしなければならない。 一応鳥ネタ優先だから、全部が全部旬というわけにはいかない。 一ネタでしのぐにしても何か一味新味が欲しい。 同じところのネタを回しているのだから、代わり映えしないのは当然だが、川の流れと人の世は…

アオサギの文化

サギ界ではアオサギは大きな顔をしている。 七瀬川界隈でも、ミサゴやトビのエサを取り上げるくらいで、オオタカの次くらいの序列を保っている。 バーダーには鼻もひっかけられないが、それでもときとして意表をつくパフォーマンスを披露してくれる。 静かな…

ミサゴの昼餉

何も来ないと腰を上げかけたころ、対岸に影が過ったので見上げると、もともとミサゴ席だった止まり木に食べかけの魚をつかんだミサゴが止まっていました。 ネットからミサゴまで40メートルほど、こんな距離からミサゴを撮れる場所はめったにありません。 若…

一番乗りはカイツブリ

夜明け前からヤマセミ基地にこもっていると、最初に聞こえてくるのはカイツブリのピーピョロロロロ・・という長いトリルである。 それが止んでしばらくすると、ピィッ・・ピィッと高い鳴き声が聞こえて、薄暗い川面を探すと、カイツブリが潜りながら上がって…