2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧
このサンコウチョウの雛は予想より早く昨日の早朝、3羽が無事巣立ったらしい。 これを撮ったのが24日の午後だから、ここから5日でもう飛んでるなんて、とても信じられない。 ただ、雛の能力に関しては今回、驚嘆しっぱなしだった。 親が巣に戻って来る瞬…
大雨注意報の出ている梅雨時の週末を、いそいそと出かけるバーダーに投げかけられる冷ややかな視線を物ともせず、サンコウチョウ基地使用の予約時間に合わせて家を出る。 知らなきゃわからないだろうが、梅雨の鳥見にも情趣はある。 そのために全天候型基地…
サンコウチョウのオスはかっこいい。 メスと同じほど素晴らしい。 イクメンなところが憎い。 餌を運んで、食べさせて、懐に抱いて温めて、ウンチを処理する。 雛も巣を汚さないように、ゼリー状にして出して、親はそれを加えて、巣から離れた谷に捨ててくる…
野鳥の子育ての形は様々だ。 産むのは当然雌だけだが、育児の役割分担は多種多様だ。 雌が生みっぱなしで逐電するタマシギには唖然としたが、タマシギにはタマシギの流儀がある。 雌が抱卵する巣穴の外で、じっと睨みを利かすアオバズクもカッコいい。 話は…
わたしに鳥見のルールを語る資格はない。 ルールといっても自主規制みたいなものだから、誰が語ってもいいということはある。 それぞれのルールとなると、それは独断と偏見でしかないが。 鳥見というのはまず鳥を見ることだということをいいたい。 鳥を見ず…
昔は何時間もかかっていた県境の町や村も、今では自動車道や農免道路、スーパー林道などを使えば、1時間そこそこでいけるようになった。 ただ、初めての場所だとわたしの車のナビでは、旧道を走らされたり、道無き道を走っていることもよくある。 それで最…
日本三鳴鳥といえば、ウグイス、オオルリ、コマドリだとか。 でもコマドリは聴いたことないからなあ。 代わりに入れるものもないけど。 耳が悪くて、鳴き声で識別できる鳥の数はたかが知れてる。 クロツグミやアカショウビンはうっとりするがポピュラーでは…
フクロウの声を最後に聞いたのはいつだろう。 もう思い出せない。 子供の頃、夜道でフクロウの声を聞くと、不吉な気がして怖かった。 うちは郊外にあったから、夜は静かな中に色々な音や声が聞こえた。 夜汽車の汽笛や線路のガタンゴトンいう継ぎ目の音、地…
娘がカミさんの実家の近くに仕事場が移ったのを機に、そこをリノベして住むことになった。 町外れの低山の麓の市街化調整区域にあるので、野趣に溢れてはいるものの、インフラは整っていない。 10年前に1度、カミさんが貰い受けて荒れ果てていたものを、…
バーダーはフィッシャーでもある。 隣県に住む娘から、池でオイカワを飼いたいから採ってくれという。 やはり地元で採らねばダメという。 仕方なく鳥見を諦めて、タモ網を持って出かけた。 K地方はクリークが廻り、淡水魚の宝庫ではあるが、オイカワは清流に…
この週末は家庭の事情でちゃんとした鳥見ができなかったので、とりあえず近場の泥縄でお茶を濁すことになった次第。
ブッポウソウは青い。 青と藍と紺と蒼と碧。
この時期、県北でのネタは厳しい。 代掻きに集まるアマサギでもとの目論見は外れて、ケリの様子を見に行くと、田んぼはまだ水は張ってなくて、あちこちで麦藁を焼く煙が立ち上っていた。 耕された田んぼに、4羽の雛がもうかなり大きく育っていた。 今年は一…
ブッポウソの艶姿を堪能しはしたが、ネタ不足の折柄、少々遠回りだったが、ミサゴの営巣ポイントに回った。 誰もアップしてないし、確信はなかったが、近づくと上空を何羽かのミサゴが舞っていた。 岩の上に止まっているのがミサゴかどうか定かでなかったが…
ブッポウソウからの帰り、山中を走っていたら、後ろからNさんがクラクションを鳴らして、止まるとサンコウチョウの声がするから撮りましょうという。 囀りのようなので、まだ番ってないようだ。 しばらくすると、杉林と道路を挟んだ雑木林を行き来する影が見…
午前中は雨ということだったので、近場のポイントを回ることにして由布市のブッポウソウの様子を見に行った。 ムクドリが橋を占有しているせいで、まだ巣は確保していないようだ。 ケーブルの右側に止まってくれると、左岸の道路から木を透かして割と近くか…
雨のブッポウソウもしっとりしていいのだが、昼から陽が照り出して、由布市の遠いブッポウソウは諦め、県南に向かった。 順光になる橋の南側に隠れていると、他のウォッチャーが途絶えて間も無く側のケーブルに1羽が現れた。 近い。 緑をバックに美しいエメ…
ロートルバーダーは体力も衰えて、いつ倒れてもおかしくない。 言葉もおぼつかないので、一人では赤ん坊同然である。 いつも娘たちに同伴してもらう。 彼女らは虫屋なのでフィールドはちょっと違う。 何回かは別行動を取らねば退屈してしまう。 幸い宿のスタ…
鳥ネタももうお終い、落穂拾いのようになった。 開けた川べりにあるバンガローの周りは生物の影は薄い。 ラワンみたいなヒョロヒョロした高木が単調に生えているだけだ。 かっては熱帯雨林だっただろう場所も、ほとんどゴム園に変貌している。 気温も夜は寒…
タイに行ってまず驚くのは、爬虫類や両生類の多さだろう。 タイの住まいは開放的だし、不殺生の国だから、建物の中だろうが、路上だろうが我が物顔で振舞っている。 夜、部屋の中で「トッケー・トッケー」と鳴き始めるヤモリのトッケイの声にびびり上がる。 …
梅雨入り前の晴天の日曜日、山開きに参加するほどの体力の自信がないので、登山客を見物ドライブ、やまなみハイウェイは路肩までびっしり駐車の列。 一番いい季節だもんな。 外輪山のハナウドと夏鳥のコラボをと思ったが、今年はハナウドは裏年かしら、下の…
旅鳥が通り過ぎたあとは、夏鳥も繁殖に入り、ネタ撮りとしては閑散期に入ったらしい。 新緑の中の被写体は絵になるんだが。 晴天の週末を、あちこち駆け回ったが、山や行楽地の賑わいはあるものの、鳥の姿は乏しかった。 二番煎じ三番煎じも、時間をかければ…
蓮田でゴイサギが何か狙っていた。 じっと浮き草がびっしりの水面を眺めていた。 小一時間、ときどき向きを変えてはいたけれど、ほぼ瞬き一つしなかった。 何かパフォーマンスをやるだろうと待ち構えていたが、いい加減くたびれたころ、こちらが瞬きしてる間…
タイには日本のサンコウチョウと同じサンコウチョウ属のカワリサンコウチョウがいる。 若干色柄が違い、眼輪の蛍光色もあまり目立たない。 この鳥もトレイルのすぐそばで巣作りをしていた。 暗い葉陰なので動かない限りなかなかわからない。 アールさんにフ…
5月はブリーディングシーズンである。 昨年5月のKaeng Krachan N.P.では色々な鳥の営巣場面に出くわした。 なぜか道路端や車道の真上に張り出した枝ということも多かった。 多分天敵の猛禽や禽獣からの襲撃を避けるために身につけた知恵なのだろう。 Krung…
Krung Ching N.P.での鳥見の目的は、熱帯雨林の上を飛ぶサイチョウの群れとキマユシマヤイロチョウやカザリショウビンをクリアに取るということだったが、どれも果たせなかった。 撮れた鳥の種もあまり多くなかった。 どれもがいわば行き当たりばったりだっ…