いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

バーダー死にたまうことなかれ

わたしはヤマセミとは相性がいいんだが、基地に入っても、一向に気配がない。 ダイサギが一羽止まり木にきて、2羽のカルガモが通っただけだ。 菜の花が盛りだ。 何か回りで人声がする。 対岸の杣道あたりか、上流か。 2時間鳴き声を待って外に出たら、イノ…

イソヒヨドリのいる浜

鳥見を始めた頃、上人ヶ浜に見るべき野鳥がいるとは思わなかった。 (いれども見えず段階) チュウシャクシギを見に大授搦に出かけたら、県北の海岸にも、そしてこの磯にもかなりの期間降りることがわかった。 (知らねば見えない段階) 旅鳥の時期には、ほ…

呉崎波止、八坂川河口春浅し

いずれの場所でも4羽ずつのミヤコドリが越冬した。 この週末にも、呉崎には4羽、守江湾では2羽の姿が見られた。 もう2羽の去就がきになる。 来年も、きっとまた来てくれるだろう。 シギチの沖の飛翔は目にしたが、まだ海岸部に降りる気配は見られない。 …

ゴジュウカラの逆さ下り

ふつう山の奥深くにいて、なかなか出会いがかなわないゴジュウカラは、こちらのカラ類の餌場には、大抵数羽まじっているポピュラーな留鳥である。。 その樹上での行動形態がユニークでそれを捉えなければ、ゴジュウカラショットをクリアしたとはいえない。 …

断片的なものの鳥見学

ツクシガモの飛翔を何点かものにしても、それがツクシガモのすべてではない。 それを撮るために、一日のルーチンを知ることも、四季の動静を知ることも必要だ。 ただ、ツクシガモの全てを知ることや、概念化することがバーダーの目的でもない。 ツクシガモの…

泥田のオシドリ

オシドリも大半は北に向かった様子だが、近くに越冬地も見かけないこの蓮田に1羽のオスが入っていた。 特別怪我をしている風でも弱っているようにも見えないが、食意地が張っているだけなのかもしれない。 この蓮田にはよく旅鳥が入るが、渡りのルートなの…

県北の川でユリカモメなど

晴天の鳥見はコントラストが強すぎる嫌いはあるけれど、構造色の羽の色はことさらきれいに見える。 山国川に何かいるらしいと、もうずっと前に聞いていたが、時間ができたので、ちょっと覗いてみた。 目当てものは見つからなかったが、残り物に福ありで、キ…

ツクシガモストーカーのわたし

ツクシガモ依存症である。 ツクシガモの群れの飛翔が撮りたいだけではあるが。 すでに何度か撮るには撮ったが、ファイルをパーにしてしまって、撮り直さねば落ち着かない。 ないと不安になる禁断症状が出る。 入手方法は容易といえば容易である。 天気と潮具…

カンムリカイツブリ婚活?

もう1度カンムリカイツブリでお茶を濁す。 ちょっとパフォーマンスっぽいショットを。 ディスプレーなのか、じゃれ合いなのか、オスメスの区別がつかないのでよくわからないが、カップルができたらぼちぼち出発か。 何年か前、近くの海岸に2、300羽が集…

夏羽のカンムリカイツブリは変だ

ハジロカイツブリの夏羽は先日ものにした。 カンムリカイツブリの夏羽もそろそろかなとあちこちの漁港を覗いてみて、ちょっと遠いが4、5羽が群れてるところがあった。 夏羽はつまり婚姻色だろうから、婚活中のところは衣替えしているということか。 1羽で…

ゴイサギは変だ

ゴイサギのゴイは位の五位の意味で、かなり高貴なサギということであるが、それは違うだろう。 わたしは波平サギとかマンボウサギとか田吾作サギの方がいいんじゃないかと思う。 べつにゴイサギを貶めているわけではない。 その方が親しみがわくし、本来の剽…

容姿端麗なカモ

ヨシガモが海岸線に目立つようになると、そろそろ冬鳥の北帰行が始まる。 ほかのカモ類は沖に集結している。 で、ヨシガモの緑の光沢がそこここに目立ち始める。 それだけでなく胴から尾羽の白黒紋様も美しい。 だから良し鴨となったらしいのに、漢字は葦が…

迷鳥をを探せ

越冬していたカモ類などの冬鳥はそろそろ帰り支度を始めている。 旅鳥のシギチがすこしづつ姿を見せはじめた。 公園をチェックしても、まだ冬鳥のシロハラ、ジョウビタキ、ツグミの姿が大勢である。 ガラ類の動きも、繁殖期に入る気配ではなさそうだ。 夏鳥…

チョウゲンボウよ達者でな

なんとかこの冬も乗り切った。 寒さはこたえるし、血圧にも影響するが、もう暖房器具はさっさと片付けられてしまった。 冬将軍が寒さ対策は自分の熱産生で賄うべきという考えのせいである。 ヒートショックや寒暖差アレルギーは自己責任とする。 高血圧のノ…

赤く染まるハジロカイツブリ

豊後高田の波止の内側にハジロカイツブリが群れていた。 去年の春もこの辺にいることを教えられていたので、遠くからすぐそれと見当がついた。 だんだん奥に入ってきて、赤いドックのそばまで来てくれた。 半分くらいが夏羽になっている。 1年成長も混じっ…

鳥見は満潮

干潟の鳥は干潮だと遠い。 まあ、干潮の磯でないと出てこないものもいるけど。 満潮だと陸に上がらざるをえないシギチだとか、干潟で採餌するカモ類も陸に戻って一休みする。 潮が引きかけて餌場に出かけるツクシガモの飛翔を取り直そうと県北に出かけた。 …

ツクシガモのマーチ

ツクシガモも近隣に増えて、いろいろなシーンが撮れるようになってきた。 案外難しいのが前を向いて進むポーズだ。 だいたい首を下げて、餌を探しているか、首を後ろに回して寝ているかで頭が上がってないことが多い。 撮りたいシーンは狙って撮れることは少…

彩撮鳥(いろとりどり)

写真は真実を写すものではない。 写ったものに真実があるのかどうかということは別にして、見た目通りでも、思い通りでもない。 意図したものにいくらか近ければプロだけど、全然違ったものになったら、アマチュアということになるのかもしれない。 人の目と…

黒頭巾ちゃん気をつけて

カモメやかもめやカゴメやゴメやウミネコの歌が好きだが、カモメそのものは険しい目つきや、波止場や浜辺でたむろする猥雑感や、海のギャング的振る舞いで、あまり好きではなかった。 人の営みや人情の機微を託せるほどのものではないと思っていた。 でも、…

この木なんの木 木にイカル 木にイカル イカルが集まる木ですか

日立のCMの樹、モンキーポッドというらしいが、ネムノキみたいなのに悠々と枝を広げて、たくさんのきれいな鳥が出入りしている。 市町村に1本ずつでも、あんな木があったら、日本ももっと多種多様な野鳥が居着いてくれたかもしれない。 でも、日本は盆栽の…

Birder Loves Mambow

延岡市の北のはずれの浦城は、日豊海岸のなかでもユニークな景観を誇り、鳥見のポイントではないが、わたしの隠れ家的ポイントである。 小さな湾の奥に、もう一段、巾着形の入江があって、そこに真珠の養殖筏や漁港がある。 巾着の口の外側にこじんまりした…

三度目の真っ赤なウソ

この週末は、鳥ネタの仕込みの当てがなかったので、一応在庫ででなんとかしようと思ってはみたが、1つ、2つは確保しておかねば苦しかろうと、近場を回ってみた。 全く収穫がないので、日没前に、同工異曲でも構うものかと、ウソポイントへ。 捨てる野鳥の…

寅ちゃんはトラ縞がお好き

寅さんがやって来るのは、おおむね神社の境内か、公園のような、人出の多いところである。 わたしが会ったのも、行楽地のグラウンドだった。 何も商売するというのでもなく、ブラブラ油を売っている。 惚れっぽくて、気はいいが、シャイなところがあって、な…

タシギだって旬である

県北の蓮田にタシギが集合していた。 逆光の草むらに5、6羽ずつ、何箇所かに屯していたから、10数羽いただろう。 家族なのか、渡りの前の集合なのか。 春先はいろいろな鳥が群れてくる。 先日はバンが群れていたけど、留鳥の婚活か、冬鳥として北へむか…

悲しみの河津桜コラボ

この頃、社会の窓が開いていることが多い。 トイレに行って、ファスナーに手をやるとすでに下がっている。 手間が省けるといえば聞こえはいい・・いや、悪いが、朝から開いていたわけだ。 一物陳列罪のおそれはないからいいようなものだけど、それも悲しい。…

上人ヶ浜早春賦

上人ヶ浜でひじき漁が始まると春はもう近い。 春一番は吹いたのか吹かないのか。 風を避けて、羽を休めに来るかもしれない旅鳥を求めて、浜を覗いて見るが、いつものお馴染みさんばかり。 でもここくらいしかなんでも絵になる場所はないと思う。 イソヒヨド…

イソヒヨのパンツは縞々パンツ

イソヒヨドリが虎縞のパンツをはいていることは、先日まで知らなかった。 その理由となると、未だもって知るわけがない。 ただ、バンなんかだと、尾筒の白い形で、雛鳥が親鳥を見分けるということだから、そこらへんと関係してるかもしれない。 でも、イソヒ…