いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

上人ケ浜のカワセミ

カワセミを清流の宝石というのは一面の真理でしかない。 まあ汚い水路やゴミだらけの海岸にだっているからね。 カワセミをきれいに撮るには、シチュエーションを選び、そこに止まり木や石を置いてやることである。 餌は小魚を食ってるところの方が、ザリガニ…

イソシギの意気地

更新すると思えばどこまでやるさ。 それがバーダーの意気地じゃないか。 ネタが廃ればブログは止めだ。 なまじ止めるな凌ぎネタ。 イソシギ「バカにすんない、誰もこっちから頼んだわけじゃねえ」 バーダー「すんません、よく見りゃ並みの中でした」 イソシ…

エゾビタキがいた頃

旅鳥の逗留期間は短い。 休養と栄養補給のためのほんの数日だろう。 ただ、次の個体が交代して入れば何日か続けて出会うこともあるし、気長な種もいないことはない。 これが不確定なコースで通過してゆくのだから、週末バーダーには出会いは狭き門というか、…

Southern came white

高校生のころ、同級生にこれ訳せるかといわれて、正確には憶えてないが、 You might think but today no hot fish. というようなでたらめな英文を示された。 よう分からんというと、 言うまいと思えど今日の暑さかな だと。 地団駄踏んだ。 というわけで Sou…

掃き溜めのシギ

干拓地の遊水池にセイタカシギ、アオアシシギ、クサシギがいた。 ここは循環することが少ない溜まり水なので、水が汚れヘドロや藻やゴミが溜まりっぱなしで何かお気の毒である。 あまり気が進まないが、健気なシギに罪はない。 なるべくきれいに撮るのがバー…

ジョビちゃんいらっしゃ~い

今年の初ジョビちゃん出会いは先々週の土曜だった。 そのあと公園を探したが、南下中だったのか鳴き声も聞こえなかった。 それがこのところ公園に行けば定位置で出会う。 そろそろ縄張り宣言が始まったようだ。 ジョビちゃんのカチカチ音は秋の深まりを教え…

通りすがりの秋

先週末、シギチでまとめてネタを仕込もうと勇んで大授搦に出かけたが、中潮でも満潮とはいえ波打ち際ははるか彼方。 おまけに真昼の晴天では、渡りもピークを過ぎた逆光の昼寝どき、あきらめて有明干拓に足を延ばすが鳥影なし。 いつかもこんなことはあった…

ミサゴの肖像

ミサゴを擬人化したくないけど、その凛々しさの割にヘタレである。 ひとりぼっちミサゴ席に立った姿はまさに孤高の狩人であるが、なん度も狩りに失敗した挙句、やっと獲ったかと思うとカラスやトンビに追い回されて油揚攫われる様は、猛禽とよぶのも躊躇われ…

山翡翠秋色七瀬川

ヤマセミは警戒心が強い。 人影が60m以内に見えると逃げ隠れる。 だからバーダーも隠れて待つしかない。 まだシャッターも切れない日の出前に基地(ハイド)に入り、ケレッケレッという鳴き声を待つ。 落鮎の頃は目の前で漁もするが、鳥見仲間が設けた止ま…

ヤマセミが飛んだ日

ヤマセミの飛翔の撮影は難しい。 ダイブは飛び出しのタイミングを捉えるだけだが、飛翔は動いているものを捉えながらピンをもってきて、その上露出の変化に対応しなければならない。 ヤマセミ自体がコントラストが強いので、白飛びを避けるためには相当マイ…

ヤマセミダイブ篇2

ヤマセミのパフォーマンスは何でも絵になるが、ここの鳥見仲間が目標としているのはアユセミである。 もちろん漁をして獲物をくわえて水から上がってくれれば最高だが、アユセミには迫力とはまた別の、ヤマセミも多分感じているだろう幸福感を共有したいとい…

ヤマセミダイブ篇1

旬ネタというのは人間の勝手な思い込みであり、鳥さんはいつでもどこでも一途に生きている。 鳥見人はその生の瞬間にこそ焦点をあて、命の輝きを留めるのが使命ではないか。 ということで、昨日の鳥見がボウズになった埋め合わせを撮り溜めのヤマセミショッ…

ミサゴの漁本日も不発なり

ずいぶん遠くを目掛けて飛び出したので、獲物を目指していたのかどうか疑わしいが、チョウゲンボウのように特異な獲物の波長を感知するのかもしれない。 でも案の定うまくいかなかったので、当てずっぽうなのかね。 行き当たりばったりならどこかのバーダー…

ヤマセミとカワセミの幸せな遭遇

ヤマセミもカワセミもバーダーにとっては憧れのカモというかネタである。 そのコラボとなると1にアユセミ、2に鳥捕食、3交尾、4バトル、と続いて、5でヤマ・カワセミコラボというくらのレアシーンである。 ここのポイントでは止まり木をそのどちらもが…

合間のカワセミ

ヤマセミがマッタリしている隙に、埋め種・・・いや、濡れ手にネタ・・・いや、二股、三股の浮気ネタ・・・いや、飛んでるものなら木っ端ネタでもというわけで、ヤマセミ、カワセミその他もろもろ兼用の止まり木に飛んできたオケラだってミミズだってアメン…

ヤマセミの休日

この連休の土日にヤマセミ基地に入ったが、両日とも好天で、たっぷりヤマセミのマッタリした姿を見ることができた。 こんな素通しの場所で何時間も居座ることは最近なかったので、むしろなにか変調があるのではないかと心配になるほどだった。 オスの若1羽…

庭にコサメがやってきた

連休で品数は少ないにしろ、そこそこネタは揃ったものの、マンネリ化するのは脳活にもよくない。 それで何か目先の変わったものも挟みたいと、朝、庭先の動きをチェックしていたら、カカカカとヒタキの声がした。 すぐにカメラを持って外に出ると庭木の間を…

オイカワセミとアユセミ

この時期狙い目といえば、やはりアユセミです。 土日は基地も余裕がありそうだったので、入らせてもらいました。 このところちょっとヤマセミの出が悪いとのことでしたが、両日とも昼間たっぷりと姿を拝むことができました。 土曜は、午後の出動でしたが、漁…

七瀬川のミサゴ

鳥見仲間が巧みな計算で設けたミサゴ席、ヤマセミ共々、漁のジャンピングボードとして頻繁に利用してくれます。 贅沢な悩みはミサゴ撮影用には、ちょっと近すぎること。 おかげで迫力あるショットがものにできます。 これはその一端、まだまだマンネリネタ化…

は~らばら来たぜ Hala-Bala

8時間あまりのドライブの末、保護区の管理事務所にやってきた。 広大な熱帯雨林のとば口らしいが、地元の山峡の村とあまり変わりない気がする。 ただ、対面の森はいかにも原生林といった趣だった。 店も食堂もないらしく、麓の町でパンや米飯に唐揚げを乗せ…

Hala Bala Wildlife Sanctuaryのミドリヒロハシ

7月にタイのマレー半島部にいった最後のエリアはマレーシア国境のHala Bala Wildlife Sanctuaryという自然保護区だった。 Pitta(ヤイロチョウ)もHornbill(サイチョウ)もここへいけば固いということだった。 ただこの地域はムスリムが多く、タイからの分…

アオアシシギでアオ息吐息

お粗末なショットで何がネタじゃ。 賞味期限切れを引っ張り出して。 ご説ごもっとも。 今秋はシギチにも恵まれなかった。 慢性ネタ欠乏症なもので、没ネタだろうが、賞味期限切れだろうが、使えそうな部分を極限までトリミングしてるからノイズもざらざら。 …

七瀬川恋歌

七瀬川流れる岸辺 バーダーは帰らず 落鮎踊る光に 濡れていた君の瞳 時はめぐり もう夕がきて 昨日と同じ流れの基地 瀬音ゆかしき鳥見の賭け あの鳥はもう来ない

キセキレイのサービス精神

タイトルと本文、画像はあまり関係ありません。 それでも更新するのがロートルブロガーの習性なんでしょう。 でもね、このところ鳥運に見放されているようなんです。 だから、キセキレイには恩義を感じています。 本当は日本人すべてが神話の時代から恩義が…

朝撮りイチジクよりカワセミ

いまカワセミが近い。 止まり木の目と鼻の先にハイドができたから。 ヤマセミはまた裏街道を行くようになって、今週はこれとキセキレイだけしか出せない。 土手の上が稲刈りトラクタで騒がしいせいかな。 天気がよすぎるせいかな。 月がとっても青いから。 …

カワセミ落穂拾い

何週か前にカモフラージュテントにこもって撮っておいたというか、捨てるに捨てきれない半端なカワセミショットでアユセミまでをしのごう。

黄味のないキビタキ

いまも来ているかわからないが、カラスザンショウのキビタキのメスと若。 どちらもオスの成鳥に比べると地味といえば地味。 でも腐ってもヒタキ。 つぶらな目は無敵。 メスと1年若との区別は曖昧だが、翼帯がはっきりしているのが若ということで、前の4枚…

カラスザンショウにいらっしゃい

ゴジュウカラもエナガもこの木の常連。 君たちがいてキビタキがいた。メボソがいた。 この木に来るとどの鳥もネタになるからありがたい。 自分で無理にそうしてる節がないでもないけど。 ゴジュウカラは木の穴に木の実をはさんで食べる。 エナガは木の上に出…