いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ツクシガモづくし

最近県北の河口にツクシガモが増えてきた。 有明海が主な越冬地だったけど、温暖化で東進してきたのか。 来始めは珍しさで狙ったけど、群れの飛び出しを撮ったら飽きてきた。 干満でクロツラが移動するところを狙うけど、なかなか思うように動いてくれない。…

飛ンデレラ 死ンデレラ

飛翔撮影に必要なものは何か、それは反射神経でも動体視力でも晴天でもない。 ただ最新鳥追尾AFである。 もはや人のやることは飛んで来るのを待つことだけだ。 あるいは干満の読みくらいか。 何十年もピント合わせに苦労してきた努力はなんだったのか。 これ…

鳥尻苦肉

学生の頃、ホーソンの「緋文字」という小説を読んだ。 内容は理解しようもなかったが、緋文字のAというのが姦通罪の烙印だということだけが脳裏に焼き付いている。 ヒレンジャクを見るとそのことが思い出される。 尾羽の緋色がなんとなくルージュのように感…

雨の日は鳥見に限る

雨にも負けず霧にも負けず バーダーは鳥見に出ていく だって今はカメラがいいもんな いた見た撮った 誰もがカエサルなのさ

俺たちに余生はない

余生という言葉が好かん。 どのみち死ぬまでが人生だ。 喰って寝てればいずれ死ぬ。 リタイアしてからが人生かもしれん。 俺にリタイアはないけんど。 俺に居場所がある限り。 でも餌場がなくなる不安はある。

俺たちに飛鳥はない

コロナ禍が明けて、また豪華客船が頻繁に入港している。 横のさんふらわあに乗ることはあっても飛鳥Ⅱに乗ることはない。 いつかはなんて考える余地もない。 クロサギと一緒に雄姿だけ見て遊んで我慢する。 観光クルーズなんぞ柄じゃないし。 暇はあっても先…

五里霧中のガン見

隣県の溜池に珍しいガンがいるよと教えてもらった。 都合があって2日後に訪ねてみたが、この霧と雨では家人も鳥見とは思わなかっただろう。 しばらく車の中で待機して、小降りになった頃慌ただしく撮影した。 雨が止むとちょっと動きが活発になって助かった…

チンチンチドリの宙返り

ハマシギも一応チドリの仲間、というよりはチドリ界のメインキャストだと思う。 数がちょっと多すぎて情趣を書くきらいはあるが。 でも飛んだら凄いんです。 波がなければ自分で弾いたりして・・ それがどうしたという奴は見る目がないんだな。

春の渚

春の渚を裸足で駆けることはもうできないが、せめて渚を駆けるシロチドリくらいは追いかけたい。 チドリは微妙な距離を保って逃げていく。 一応フレンドリーと言っておこう。 肉眼ではなかなか見つからない。 でもね〜バーダーの目は逃れられんよ。

1羽でも人参

潮が満ちて人参が舞い上がる。 もう1本の人参のことは忘れたのだろうか。 寂しく帰りを待っているのだろうか。 狭いジャンプ台から2本も立つのは無理だから、もうさっぱり諦めたのかも・・ 鳥は潔い、諦めが悪いのはバーダーだけだ。

わたしの城下町

飛来したときは2羽だった。 年が明けて会いにいくと1羽しか見当たらない。 1羽でも元気そうだ。 干潮に砂洲に出て採餌して、潮が上がりだすと残った砂洲へ移動していくのが日課だ。 最後の退避場所が水没すると飛び立って防波堤でくつろぐ。 防波堤では絵…

バタ足ヒメウのギンギラギン

カワウも1羽1羽見ると美しい。 特に目がエメラルドグリーンに見えるときはそれなりだが、大群になると害鳥と言われる。 ヒメウは羽の光沢と華奢な体つきでそれなりだ。 鳥の話だぜ。

早春のタゲリ

鳥はいつ見ても同じではない。 姿形がそれほど変わるわけではないが、周りの色合いや、日差しの具合でも変わる。 何よりも見るものの気持ちで違う。 春になるともう行ってしまうんだな。

ヤドリギの下の幸福

ヤドリギの花言葉は「困難に打ち勝つ」「忍耐」。 ヨーロッパでは「わたしにキスして」、だからヤドリギの下に立った女性には誰でもキスしていいんだとか、いつの話だ。 まあ、日本とヨーロッパではヤドリギの種類が若干違うから気をつけて。 ヤドリギの実は…

ヒレンジャクの御神楽

わたしは無信心だしケチだから、神社に詣でても滅多にお賽銭はあげない。 でもこの神社にだけは初詣にも来るし、お賽銭もあげる。 別に神様に今年もヒレンジャクが来ますようにと願い事をするわけではない。 ヒレンジャクが来るかどうかはヒレンジャクの勝手…

緋の接吻

ついにヒレンジャクが手水鉢に来てくれた。 というか自分で来させないようにしていただけかもしれないが。 周りに人がいなければ手頃な水飲み場なわけで、来ないわけではなかったのかもしれない。 この日は4人のバーダーで車の中で鳴りを潜めて待つこと数時…

春泥

タゲリは何を愁うのか。 温暖化とか環境問題とか少子化とか・・ いんやもともとこういう顔なんだわ。 帰ろかな〜帰るのよそうかな〜 よしてくれ〜

面白くもなんともない話

世の中には鳥が飛ぶのが面白いという人種と別になんとも思わない人種の不均衡な分布がある。 面白いと思うやつは少数派だ。 飛び出すのを待っているとそれを見て何をやってるのかと訝しむ人はいるが、鳥です、ふ〜ん。 ときめかない人。 概してそういう人は…

キジに光を

キジのオスは1年中綺麗なようだ。 でもそろそろ繁殖期に入るのかな。 まだホロ打ちはやらないようだ。 ただの通りすがりだったのかな。

名残のチョウゲンボウ

今年は冬鳥が少なかったけれど、チョウゲンボウにはお世話になった。 それもメスばかり。 ホバリングのショットは山ほど撮ったけど、使い物にならなかった。 狩もミスばかりで絵にならない。 それでもいい奴だ。 おいらは好きだよ。

越冬中のタシギみ〜っけ

こういう水を張った刈田には何かいる。 全体を見ながら、何か動くものはないかと待っていると水面に何かの影が映る。 そこら辺を丹念に見ていくと長い嘴が見えた。 目が慣れてくると3羽のタシギの親子かな、多分。 じっとしてなんのパフォーマンスもないけ…

ヒレンジャクは偏食はしない

なぜ鳥を撮るのか、鳥がそこにいるからだ。 マロリーか。 でもやはりそうとしか言いようがない。 できればきれいに撮ってやりたい。 鳥はルッキズムなどと言わんだろうし。 どんな鳥もそれなりに美しい。 より美しく撮る、そしてレタッチでそれなりに美しく…

ヤドリギとヒレンジャク

ヤドリギは樹木にとってもその所有者にとっても傍迷惑な植物だろうが、ヒレンジャクにとってはルート上に生えてくれる、いわば自給自足の食糧だ。 バーダーにとってもヒレンジャクを探すのに格好な目安になる。 ヤドリギの実は非常に粘性がありその種の排出…

気まぐれな旬

今年は渡りの始まる時期が早いらしい。 ルートも大幅に変わった気配もある。 ヒレンジャクは隣県では1か月早かった。 地元は10日ばかり早かった。 彼らは決まった場所で越冬するというより、餌場を転々としているようでもある。 逸れずに来て来れただけで…

やって来た来たヒレンジャク

隣県よりほぼ4週間遅れでいつもの山中の神社のヤドリギにやってきた。 まだ見える場所の実は啄まないし、神社の手水鉢も使わない。 そのうち実が減って来れば、振る舞いも変わってくるだろう。 来てくれないと同じネタの使い回しで窮地にハマるところだった…

水盤2024

水場の水盤が大きくなったので見に行った。 鳥たちはすっかり馴染んでいたが、まだ古色が付いてないので若干殺風景だった。 でもこれで大きめの鳥や複数での水浴びも楽になりそうだ。 今季初めてアカウソの水飲みも撮れた。

カモメばらんばらん

余生とは余白に描いた落書きのようなものだ。 写真とは落書きの一種だと思えば合点がいく。 あまり突き詰めて考えない方がいい。 今更大義名分は必要ない。 落書きは非常識な行為だろう。 雪の鳥見は羽目を外すバーダーの落書き帳だな。

シギチもバーダーも越冬は辛い

越冬地にだって、雪も降るし氷も張る。 シギチも辛いだろうが、バーダーも辛い。 でも群れと見ればシャッターを押さざるを得ない。 飛んでるものも押さざるを得ない。 好きなものは好き。 バカを承知でバーダーは行く。

雪ときどきカモ

ツクシガモには雪がよく似合う。 というか、雪とのコラボはなんでも合う。 だから、雪と聞いて早速県北に車を走らせた。 でも積もるほどではない。 雪で喜ぶのも不謹慎だ。 で、雪、ときどきカモと洒落てはみたんだが・・・