いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたはヤマセミを見たか

わたしはヤマセミに会いたくてバーダーをやっているようなものである。 でもヤマセミばっかりだと、ネタはマンネリ化するし、そういつも出会えるわけではない。 それでも、近すぎる場所にヤマセミは棲んでいるし、ヤマセミを撮るセッティングもできている。 …

やっとタゲリに出会った日

今年はタゲリの来るのが遅いのか、よそにいったのか、なかなか群れに出会わなかった。 でも、何度も素通りしていた呉崎の干拓地で、カラスの群れの傍に1羽見つけたら、あとは芋づる式に現れた。 遠いとさっぱりわからない。 曇っていたら、その羽の裏の白さ…

クロサギ Over The Rainbow

クロサギは留鳥というものの、滅多に目にすることがない。 誰かが見つけてくれて、出かけていって、潮が引いた磯の汀を丹念に目を凝らすと、採餌しているか飛び立つところに出会うことがある。 あとはしつこく岩場に後を追いながら、手持ちでシャッターを切…

ベニマシコのオスは何処に

こんなところにまさかの、わたしでは出会いが想像さえできない山里の農家の周りの休耕畑である。 2年前、ここでベニマシコが鳥見仲間に見出されて、わたしも何度か押し掛けたが、ベニマシコのベニマシコたるオスのベニ色は証拠写真しか撮れない。 ここまで…

アオジの意気地

アオジは冬鳥のはしりだと思う。 しばらく見ないと思っていたら、林縁の道路の端で、車の前を逃げ込む影がアオジだったりする。 なかなかつかまらないので、写してやろうと思いながら、その機会を逃し、いつかありふれてその気をなくす。 黒でも白でもない、…

クロサギのサーフィン

カラスよりはクロサギが好きだ。 なぜかしらん。 色だって人相だって、似たようなものなのに。 多分、それは食い物に対する潔さ、健気さにある。 磯ものしか食わない、その硬骨。 人になんぞ頼らぬ、その孤高。

トンデモとばんでもツクシガモ3

群れという数ほどは飛ばなかったが、数羽がちょっと離れた群れに合流するので飛んでくれた。 日が暮れたら、さすがの白羽も無理カモ・・ 考えよう、群れの飛翔のタイミング。

ツクシガモ2 ビフォア・アフター

群れの飛翔を待って、日が暮れた。 飛んだ、トンでもない。 暗闇のカラスなら真っ黒だけど、ツクシガモの白地は大丈夫。 飛ばんでも絵になれば・・トホホ 遠くに50羽ほどの群れが 日没、まだまだ食い足りない 満ち潮、まだまだ食いたりない 近くの群れもの…

守江湾のツクシガモ1

4月に大授搦に集結したツクシガモを見にいった。 遠景でその飛翔を撮ったが、いまいち迫力を欠いた。 守江湾に50羽ほどずつ、2グループがいて、1群は高山川河口に、もう1群は遥か彼方にいた。 日暮れも近かったし、干潮は過ぎて上げ潮になっていたから…

里山のツグミ

わたしはいまでいう里山の育ちである。 遊びはすべて里山だった。 自然にどっぷりつかって、虫採りや川遊びや秘密基地づくりに耽った。 その頃の鳥にまつわる思い出は、ヒヨドリ罠とかスズメの巣荒らしくらいのものだ。 ツグミやムクドリやサギもいただろう…

ハジロカイツブリもやってきた

ハジロカイツブリを初めて見たときは稀有種の鳥かと思って興奮した。 しかしよく見ると、冬場の漁港や河口にいけば、そこここにいて冬鳥の常連さんだとわかった。 いまでは冬の到来を実感する風物詩になった。 小さい鳥なのに、どこか存在感のある鳥なのは、…

欠定的瞬間のヤマセミ

ヤマセミの決定的瞬間は、やはり獲物を捕らえて、水飛沫を上げ飛出すダイナミックなパフォーマンスだろう。 獲物が落ち鮎であればベストだが、今年は落ち鮎が少なくて、基地付近の餌場も浅くなっていたせいか、さっぱりヤマセミの姿を見かけなかった。 数日…

ヤマセミ サティスファクション

1年3ヶ月ぶりの対面だった。 それも目の前で見事な漁をしてくれた。 カメラで追いきれなかったし、設定もビギナーに戻っていて、白飛び、ノイズで悔いが残ったが、ともかく来てくれてありがとう。 かろうじてセーフ 文句なしににセーフ 食えればセーフ ク…

ハヤブサの危惧

ハヤブサという名は早い翼という意味らしい。 猛禽類の中では小型だが、オスよりメスの方が大きい。 そこそこの大きさがあれば、小さい方が俊敏に動けて都合がいいのだろう。 英名のperegrine falconは世界中どこにでもいて、かなり長い距離を旅することから…

帰って来たミヤマホオジロ

先週はネタに窮して、単なる有機物にまで落下してしまったけれど、ちょっとヤマガラハウスまで足を伸ばせば、ネタの3つ4つはすぐに調達できるように、お膳立てしてもらっている。 あんまり安易な方法に頼るのはいかがなものかと、ちょっとためらっていたの…

カラスザンショウが呼んでいる

カラスザンショウの実は甘い柑橘系の匂いがする。 鼻炎で鼻の利かないわたしでも、10メートルくらいに近づけばちゃんと匂う。 木の下にいくと、ときどき実が房ごとボトッと落ちる。 それを拾って車にいれておくと、爽やかな芳香に包まれる。 香りはいいの…

イタチの糞(画像あり)

朝庭に出ると、踏み石の上にニホンイタチのものらしい糞が乗っていた。 家の庭で見かけるほ乳類といえば、野良ネコとタヌキとイタチとネズミだが、ネコは糞は隠して見せないし、タヌキは決まったところで家族で貯め糞だ。 ネズミの糞は小さなコロコロウンチ…

シラサギという名のサギはいない

鳥見を始める前はサギはみんなシラサギだと思っていた。 鳥見を始めて、あれはダイサギ、これはチュウサギといわれるが、どこがどう違うのかさっぱり見分けがつかなかった。 遠目で見るとどれもたいした違いはなかった。 それにこんなにそこらへんに、ざらに…

混群のコゲラ

ガラ類の混群にコゲラがいる訳がよくわからない。 向こうは、わかってもらおうなんてこれっぽっちも思っていないだろうけど、なんか勘違いがあるような気がして、コゲラの物怖じしなさもふくめて、ちょっと頼りなく思っていた。 しかし、これだけ違う外見、…

金色に染まらぬオオバン

大分川で、オオバンが群れて、川底の水草を採餌していました。 川面には陽が当たった葦が映えて、金色に輝いていました。 オオバンはひもじからずや、空の青にも水の金にも染まず漂っていました。

ウミアイサがアイアイサー

今年はタゲリをまだ見かけない。 タゲリのポイントのあちこちにソーラー発電パネルが張り巡らされているから、タゲリが迷ったんじゃあるまいな。 丹念に探したけど、見当たらなかった。 仕方なしにユリカモメでもと思って長洲漁港にいくと、ウミアイサが来て…

メジロのメ

メジロくらい無地で美しい鳥はいない。 声のいいウグイスと間違えられるほど、その緑色はしっとりしている。 メジロの声だって、群れでやってきて、上でピロピロピロピロ鳴き交わしているのは、風流な虫の声のようだ。 繁みにいて、葉の緑に同化していると、…

而うして翡翠

カワセミは、それだけに入れ込むバーダーもいるほど、魅惑的な鳥ではある。 それを埋め種にするなどもっての外と、お怒りを買うかもしれないが、山は雪、北風ピューピュー吹いた日には、老残の身には鳥見も危険でさえある。 そこでストックを見返せば、ヤマ…

混群が来た

寒さと風雨がやってきて、カエデもツタも葉がすっかり飛ばされてしまった。 絵になるショットを撮れないまま紅葉シーズンは終わってしまった。 鳥は紅葉にひかれて来ていたわけではないのか、同じ場所をめぐってくる。 エナガの中にヤマガラやコゲラやリュウ…

クロツラヘラサギ度々

日曜の鳥見は、ヤマセミにすっぽかされ(どこにいったのかなあ)、午後は雨でボウズ。 在庫といえば聞こえはいいが、三番煎じの出がらしを。 あんまり絵になる場所にいなかったのが残念だけど、それ自体の存在感が圧倒的だからいいんじゃないでしょうか。 ヘ…

穏やかなチョウゲンボウ

チョウゲンボウと遊んだ翌日は、暖かな鳥見日和だったのが、何も出ず、おまけに雨が本降りになり、ものになりそうなものも見当たらなかった。 オシドリが紅葉の下で遊ぶ池も傘をさしては近づけない。 バーダー殺しの雨だった。 でもチョウゲンボウがまだまだ…

チョウゲンボウの晩餐(続き)

昨日の続きだが、延々と続く食事シーンは、バーダーの野次馬根性など物ともしない厳粛さで感傷の入り込む余地はない。 食べ残しというより、残骸をなぜか持ち去りました。