いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

カラスザンショウが呼んでいる

カラスザンショウの実は甘い柑橘系の匂いがする。
鼻炎で鼻の利かないわたしでも、10メートルくらいに近づけばちゃんと匂う。
木の下にいくと、ときどき実が房ごとボトッと落ちる。
それを拾って車にいれておくと、爽やかな芳香に包まれる。
香りはいいのに、実を噛んでも何の味もしない。
この木に秋の旅鳥留鳥がやってくるけど、餌としてどの程度のウエイトがあるのだろうか。
熟れた黒紫の実からすぐになくなるが、どの木でもいいとはいかないようで、いろいろ都合があるらしい。
この実の色が鳥にだけ見える紫外線域色を発していて、鳥に目立つようにできているという。
春のクマノミズキやアカメガシワと同様、鳥を誘って、種を運ばせているわけだ。
気をつけて見ると、そこここにカラスザンショウの木はある。
色気だけで食わせるのはいかがなものか。

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