いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーアーマイサンシャイン カオヤイのムナグロタイヨウチョウ

先日の鳥見会で出会ったバーダーさんも、南米のハチドリには死ぬまでに一度は出会いたいなあといっていた。 わたしもハチドリは憧れだが、タイヨウチョウも同じ仲間だと思ってタイではぜひ撮りたいものだと思っていた。 去年そのつもりでカオヤイの山頂に連…

雨後のヤマセミ

先週は雨が降り続いて週末の川は増水し、川辺や中洲にしつらえた止まり木も水没してるのか流されたのか見当たらなかった。 秋晴れとなった日曜には、腹をすかした鳥達が現れるはずと、日の出前に基地に入ったらもう下流の方で鳴き声が聞こえていた。 明るく…

カオヤイのキタカササギサイチョウ

サイチョウ亜科に分類される鳥は世界に52種、そのうちアジアに31種が分布し、タイには13種が生息しているといわれています。 去年カオヤイを訪れてサイチョウがねぐらへ帰る前に集結するポイントを見ましたが、群れで空を飛んで来る姿はそれは壮観で、…

おらぁ立ち木だ ミゾゴイ

2週間あまり前にミゾゴイの話が出てたが、希少な上、あまり人前にも姿を現さないということで、週末バーダーのわたしには縁のないものと聞き流していた。 ところがまだいるらしいよと仲間から連絡があり、朝の一番仕込み(ネタの)を終えて早速出かけた。 …

ハタオリドリ

タイの田園地帯を走るとあちこちで道路端の立ち木やクリーク沿いの灌木にぶら下がった逆さ徳利みたいな鳥の巣が目に付く。 観光客相手の土産物屋にもインテリアとして売られていたりする。 あれはキムネコウジャクの巣で、オスがメスにプレゼントして気に入…

それはゴカイです ソリハシシギ

世の中は進歩していると無邪気に思っていたら、MacのOSXを5時間もかけてなんたらかんたらにバージョンアップした末に何にもできなくなった。 iPhotoが使えない。Office for Macが使えない。ブログ更新に重宝していたソフトが全部アウトなんだと。 それを急…

アオアシシギ 留鳥なわけないか

いつもどこかで出会う旅鳥のアオアシシギ。 いつも同じ個体なのかどうかわからないが、何か訳ありのような気がする。 別に具合が悪いようには見えないのが救いだが、まさか人間みたいに本能が壊れたんじゃないだろうね。 食い物が当たったりして。

日本なら珍鳥? アカガシラサギ、ヨシゴイ

たまに日本に迷鳥としてやってきて、大騒ぎされるアカガシラサギも、所変われば品変わるでそこここにいて、かえって画になるものがあまりない。 Laem Phak Biaの砂州はともかくサギ類の宝庫だった。 ヨシゴイ(Yellow Bittern) adult juvenile アカガシラサギ…

Farewell!アサギマダラ

何千キロも旅する力がどこに蓄えられているんだろう。 その優雅な飛翔の姿からはとても想像できない。能ある蝶はエンジン隠す。 日本の国蝶はオオムラサキだけど、その名も奥ゆかしいアサギマダラこそ隠れた国蝶だと思えてならない。

アサギマダラに会いに行く

長い旅の途中に立ち寄ってくれたアサギマダラを、仕事の合間に、労いにいってきた。 去年は姫島までいったけど、今年は近くの温泉熱利用農業研究所に植えられたフジバカマに何頭かのアサギマダラががやってきたというニュースに惹かれて、矢も盾も堪らず閑中…

カワセミに始まり、カワセミに終なし

カワセミは飽きない。 なぜならカワセミは一筋縄ではいかないから。 カワセミは翡翠色だと人は思っているが、それは決して一色ではない。 成長とともに美しく変わっていくし、一羽一羽違う。構造色だもの。 翡翠の翡は緋色の羽、翠は古代色の蒼、青も藍も緑…

遠いハイイロペリカン

インドトキコウもハイイロペリカンも塩田のなにもさえぎるもののない畦道からの撮影なので、150メートル以上は近づけません。 どちらも150cm以上の大きな鳥ですので、まあなんとか証拠写真くらいにはなりました。 ハイイロペリカン(Spot-Billed Pelica…

濡れた翼の銀の色 シロチドリ

千鳥というのは浜を群れ飛ぶシギチの総称ですが、「浜千鳥」という歌の千鳥は、やはりこのシロチドリがぴったりだなと、この日見て思いました。 もう冬羽のようです。

Laem Pak Bia-King Projectのインドトキコウ

タイの中央部、バンコクの西側のペプリ県の海岸部にLaem Pak Bia-King Projectと呼ばれるる砂州地帯がある。 ここはラマ9世が最初に王室プロジェクトとして手がけた塩田や養殖、汚水処理などの開発研究の場で、野鳥の宝庫でもある。 生憎繁殖期であまり多く…

鳥見必携

鳥見に必ず携行するものの1つが、釣り人が使う潮汐表というか暦である。 潮の干満が分からないと海岸部の鳥の動きは予想できない。 鳥に限らず生物のバイオリズムは月の満ち欠け、つまり潮の動きに大きく左右されている。 満月の夜に浜に来て産卵するクサフ…

野鳥をカウントする

昨日の秋味賞味会でタカをカウントする仕事があるというのをはじめて聞いた。 山中に道路を通したりするときの環境アセスメントの一環としてタカの数をカウントするのだとか。 最終捕食者としての猛禽類をカウントするとその地域のおおよその生態系がわかる…

満潮時のホウロクシギ

ホウロクシギの長い嘴を、はじめは、ユーモラスだとか不便そうだとか憐れんで見ていたが、見慣れるにつけ、機能的でバランスのとれたその形が納得されて、いまでは格好よさに惚れ込んでしまっている。 何時間見ても見飽きず、飛ぶ姿を見たいと夕暮れまでねば…

七瀬川で秋の味賞味会

本当の名称は何というのか知りませんが、鳥見グループの秋のグルメ会、先輩が築いたバーダー人脈で県外からも大勢の人が集まりました。今年は若干年齢層が下がってるような。うれしいことです。 いろいろあったけれど圧巻は五ヶ瀬の天然アユの食い放題。黄色…

ハイドは打ち止め ヒヨドリ2種

それでなくても薄暗い森の中の、雨季の夕暮れのショットだから、どうしてシャッターが落ちるのか不思議なくらいだった。 ようやくAFが迷い出したのは、現地の時間でもう18時を回っていた。 夜行性の鳥や獣は今からが出番らしかったが、後髪を引かれる思い…

Common Kingfisher in Thailand

わざわざタイまで行って撮って来ることもなかったけれど、ほかのKingfisherよりもガイドには撮れ撮れいわれた。 どこにでもいるが水のきれいな場所はそうそうないので、餌が捕れる場所はあまりないんじゃなかろうか。 営巣場所は断然タイの方が恵まれている…

七瀬川のカワセミ

あんまりというか全然進歩してないショットだけれど、カワセミがきれいな川でいつでも撮れるという幸せ。

ハイドの主役?ヒメクビワガビチョウ

もう1つのハイドではクビワガビチョウを撮りましたが、こちらはすこし首輪の柄が違う、やや小柄な方です。 ここでは群れできて、ほかの鳥と水場で場所取り合戦をしていました。 ヒメクビワガビチョウ(Lesser Necklaced Laughingthrush)

遠いサシバより近くのヤマセミ

というか、サシバの人柱になったおかげで、先週末の稼ぎはないんです。 タイ遠征ネタならまだあるけれど、あんまり受けないんで小出しにして埋め種にはしますが、間に落ち穂拾いで凌ぐしかありません。 落ち穂といっても立派な飯の種だと思いませんか。

まだまだまだハイドの鳥 キビタイヒヨドリ

わたしたちは基地と呼んでいるが、ハイドというのは誰にでも簡単に作れるものではない。 例えばヤマセミ用の基地のことを考えてみても、ヤマセミがいたからハイドうぞというわけにはいかない。 ヤマセミはいつも居場所を変えているし、辺りの状況が変われば…

サシバ鷹柱の幻

ゴールデンウィークの御池で金御岳のサシバの渡りの壮観さを教えられて、もうスケジュールは決まっていた。 天気予報は雨だったし、台風も近づいていたし、地元のRさんからも延ばした方が賢明とアドバイスされたが、わたしはいつもの楽天的希望的観測に賭け…

まだまだハイドの鳥 ミヤマヒメアオヒタキ

ヒタキ類には似たのがたくさんいて、同定に10年かかる。 YouTubeにFieldでの見分け方なんていう動画もいろいろとアップされているので、泥縄で見てみるが、早口の英語でいわれたって、なんのことかもわかりはしない。 でもこれヒアリングの練習にはいいか…

ササゴイの出番

わたしの町では、ここ数年、ササゴイの営巣場所は繁華街の街路樹や公園の植裁、神社のサギコロニーなど市街地ばっかりです。 餌の魚のいる川はありませんから、海の近い安全な場所ということで折り合いをつけているのでしょうか。 人間社会と共存せざるをえ…

旅鳥はかなしからずや

今年はシギチの姿が少ない気がする。 気候や天候、餌場の表裏は毎年変わるするわけだし、旅鳥だってそこらへんを見越して臨機応変にふるまっているのかもしれないけど、つい何か異変があったのではないかと気が揉める。 いつもの休耕田を覗いたら、わずかに…

落ち鮎に備えて 若?

この日は朝から何も収穫がなく、山から引き上げる途中、1つくらいネタを仕入れようと、基地に寄ってみました。 ポイントに入るとすでに止まり木にメスのヤマセミが止まって鳴いていました。 対岸でもう1羽の鳴き声がします。 それから1時間あまり2羽のヤ…

鳥見は1秒で足る

鳥見は(闇雲の)ギャンブルである。 鳥見は(ないものねだりの)センスである。 鳥見は(いまさら手遅れの)瞬発力である。 鳥見は(持ち腐れの)道具である。 鳥見は鳥との(勘違いの)共感である。 そしてなによりも鳥見は(おんぶにだっこしてもらう)仲…