いきあたりばっ鳥
ベニマシコが地元で見られると教えられたときにも驚いたが、ハギマシコがうちの裏山の天辺で越冬してると聞かされたときには晴天の霹靂だった。 それもミヤマキリシマ の花芽を食べているのだと。 うちは市内より5℃寒い。 山頂はさらに10℃寒いのだから、…
イスカのポイントはうちから1時間半かかる。 標高800mあるから寒さもやばい。 せっかく水場として定着したのに、年末年始孫たちの帰省もあって身動き取れなかったり、寒波で近づけなかったりでご無沙汰してしまった。 暖かい日が続いてそろそろいいかと…
ここ数年、守江湾でのミヤコドリは4羽から6羽が越冬していたので、何と無く寂しい。 県北の方も姿を見なかった。 北九州の干潟も寂しくなったというし、目に見えない環境変化があるのだろう。 まだ何ヶ月もいるだろうし、ここを越冬地と定めて欲しい。
イカルはプロキャプチャーモードの練習に格好な対象である。 とにかく人気を察知すると瞬く間に逃げてしまう。 群れで飛び出す瞬間が一番狙い目なのだが、如何せんうまくいった試しがない。 プロキャプチャーモードのおかげで、いとも簡単にできるようになっ…
県北の漁港に大きな水鳥が浮かんでいた。 最近飛来があったオオハクチョウの幼鳥かと思い、何ショットも撮っておいたが、帰ってよく見るとコブハクチョウの幼鳥だった。 なら、地元の志高湖には11羽も放し飼いになっている。 逃げたという話は聞いてないが、…
県央は鳥の群れが多い。 アトリ、カワラヒワ、ニュウナイスズメ、ツグミ、イカル。 必ずしも単一ではなく混群のことが多い。 それでいがみ合わないんだから偉い。 珍しいのが入っているとバーダーとしてはうれしいが、そんなことよりそのおおらかさを愛でた…
来週2回目の認知機能検査を受ける。 2回目になると要領はわかっているので別に不安はないが、楽観的すぎるところが若干不安である。 鳥見はボケ防止になると思っているのだが、慎重になるというような効果はないのだ。 バーダー向けの認知機能問題が下にあ…
コウちゃんゆうてもろくでなしのコウちゃんちゃうで。 昨日到来のコウライアイサのコウちゃんのことや。 なんで関西弁なんや。 さんまの出てるテレビ見とったからや。 昨日も今日もまだ出会うとらん。 カワアイサは仰山来とんのやけどな。
モミルリのときもそうだったが、ルリビタキは人を恐れるより食べることに集中しているらしい。 バーダーにとってはありがたいことだが、餌場と習性を把握してその要件にかなうポイントを整えるのが近道だ。 わたしの仲間にはそうういうことに長けた名人がい…
冬の鳥見の定番といえばユキルリだ。 冬鳥ならばなんとしても雪とコラボして欲しい。 やっと積ったらしいので恐る恐る坊主山に出かけると、轍の跡がえらく多い。 同じ穴のムジナかと思ったら誰もいない。 上まで登ったらテレビ中継基地の工事だった。 これで…
リタイアするとまず曜日の感覚がなくなる。 時間の流れは二十四節気で十分すぎるが、それを体感できる状況は乏しい。 鳥見をしているおかげで季節感を探し求めているわけだけど、それは目を凝らさなければわからない。 わずかに残された松林の中に蠢いている…
湖面に氷が張って餌にありつくのにみなさん苦労している。 オートキャンパーが多くて、ツグミの姿も見えないので 、オオバンたちを眺めていたら、誰も氷の上はヨチヨチ歩きでよく滑る。 でも意外と迫力があるから不思議だ。 受験生は見ない方がいいかも。
人は見えるものを選り好みして見ている。 バーダーも鳥の全てを見ているわけではない。 どっちかというと漫然と見ている。 娘から水鳥も水浴びするんだねといわれて、えっと慌てて、中までは洗ってないからなと適当に答えた。 早よエンゼルポーズやってくれ…
鳥の群れだって年の数だって、多いほどめでたい。 と思うのは自分だけでいい。 1羽だけ紛れ込んだほうが、若い方が、いいという場合もなくはないが。 ともかく、一人で豊かな気分になれるということが大事なのだ。 スズガモは日本への飛来数が一番多いカモで…
雪と野鳥とのコラボはこの時期のささやかなテーマである。 ささやかなというのは実現性が乏しいと思うから。 寒いのが嫌、早起きが無理というバーダーにとっては致命的な老化体質が現れてきたのだ。 幸いなことにこの大晦日に山間部に雪が降り、正月は昼間は…
カワガラスはストイックな鳥だ。 カラフルな羽もない。 美声もない。 優美なダンスもない。 ただ、黙々と川底の石を剥がして川虫を捕る。 厳冬の渓流に1羽でいるカワガラスのように生きたい。 そしたらわたしもだんだん神々しくなるんじゃないか知らん。
幸いなことにバーダーは3密に縁がない。 自然の中に一人放り出されているだけだから。 むしろ群れてる鳥の方が心配だ。 鳥インフルエンザに見舞われたらイチコロだよ。 だから追い散らしているわけじゃないんだよ。
バーダーに盆も正月もない。 けれども新型コロナによる制約は何かしらある。 帰省する家族への感染源になりたくないし、密も冷気も老体には骨だ。 鳥との遭遇も最小限になる。 おかげで旬のショットは掲げられない。 でもこの時のために取り置きのショットが…
黄昏の光の中でホシムクドリを写せば、銀河が現れると妄想したけど、午後の予想は雨なのでこんなものだろう。 鳥追尾AF設定なので、構図を考えるだけということだが、そうはうまくいかない。 全部にピントが合うわけもない。 まあ、廃棄ネギ捨場よりは見栄え…
ミラーレスのマイクロフォーサーズのファームウェアに鳥追尾 AFの設定が装備された。 その設定が機能するまでに色々と試行錯誤があったが、チョウゲンボウで試して見たところではかなり上手くいったような気がする。 手前の電線にピンを取られず、ずっと持ち…
見慣れないきれいな赤い実がたくさんついた大木が、広域農道の傍にあった。 1ヶ月経って見たところそれほど実は減っていない。 野鳥も木の実ならなんでもというわけではないらしい。 野鳥が好むならあちこちにこの木があってもおかしくない。 確かにあまり…
地面に敷いた紅葉が美しかった。 待っているとイカルが次々に降りて来て、落ち葉の下の何の実かを漁り出した。 季節外れの色鮮やかなコラボに、かじかんだ手も忘れてシャッターを切った。 もう少し近ければとか明るければとか欲は出たが、実はこの時がベスト…
掃き溜めの鶴ならぬネギ滓置き場のホシムクドリ、やっぱりもっといいところで取りたいものだ。 以前に撮った黄昏時の群れの輝きが忘れられない。
この木はオオタカの狩りに失敗しては心を癒す木なのだそうだ。 トモエガモたちは猛禽の気配で逃げ惑うが、幼鳥にはあまり反応しない。
トモエガモは江戸時代以前はアジと呼ばれていたらしい。 味がいいからアジという説もあるが、食べたことのないわたしとしては、集まる群れるというアズという語源の方を採りたい。 移動の時も雲のように形を変えながら群れて行く。 そんな動画がいくつもnet…
1羽来ただけでも大騒ぎするのに、6000羽なんて腰を抜かすほどの数ではないか。 鳥見仲間に教えられて半信半疑で出かけたが、いるわいるわ、何がいるのかわからないがはるかかなたの水面まで水鳥の塊がびっしりと埋まっている。 近づいて本当にトモエガモか確…
というわけで落ちこぼれというかとっておきのというかのショットを成仏させることができた次第。 本当のとっておきはどうしようかな。
なんでカモの目に黒いの赤いの白いのがあるのかはわからない。 ところで鳥の目には網膜に地磁気を感知するセンサーがあるらしい。 それで渡りや帰巣本能が説明されるらしい。 つい最近読んだ小説から得た知識だが、かっての伝書鳩の絡んだ話で、今回の直木賞…
いつ頃からかテレビドラマを全く見なくなった。 自然界のリアルなドラマの方が面白くなったからだ。 例えばミヤコドリ、去年は6羽もここで越冬した。 今年は2羽から4羽に増え、そしていまは3羽。 毎日、砂州の水際で餌を食べ、満潮になると防波堤で潮が引く…
冬の湯布院は風情がある。 雪の由布岳があるからだが、それだけでは面白くない。 鳥とコラボさせたいが、とっくに懲りている。 そのくせまたのこのこ出かけてみると、何百羽ものカワラヒワが飛び交っている。 これを追って猛禽が何か来ないかなあと思ってい…