いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

いきあたりばっ鳥

オオアカゲラというぼた餅

オオアカゲラを見たことは幾度かある。 高い木の上とか遠い樹間を飛んでるのとか、とても撮ってものになるようなものではなかった。 頭は黒いからメスだろうが、わたしは差別しませんよ。 向こうから会いにきたんだもん。

八方美鳥

青い鳥は魅力的だ。 バーダーはおおむね青い鳥に惹かれる。 冬のルリビタキ、夏のオオルリ、通年カワセミ、イソヒヨドリどれも見れば撮りたくなる。 そのくせなかなか見つかり難い。 青というのは構造色でしかないので、光によって鮮やかさが変わる。 むしろ…

アカハラにフォトハラ

こちらとしては感謝していて、より真実を伝えたいと思っているのだが、向こうとしてはただの傍迷惑な礼儀知らずと思っているのかも。 鳥はそんなことは考えず、安全な距離を保つことに自動的に反応してるだけなんだろう。 わたしが鳥なら公園にしたって、自…

ミッションコンクリート

行って待つ。 それだけでネタは完了。 いい季節やなあ。 散々苦労してきたのが馬鹿みたい。 その分ルリビタキの方は餌に苦労してるのかなあ。 でも格好いいなあ。 スターやなあ。

マミにも衣装

鳥と花とでネタになる、これ定説、ホントか。 今年の冬は鳥が少なかったから、同じネタを煎じ直さねばならなかった。 マミちゃんも通り過ぎたのかと思ったら、気の早い春の花の間にいてくれた。 もうちょっと花と寄ってくれたらもっと可憐に撮ってやったのに…

アカハラ痛い

ツグミ、マミチャジナイ、シロハラに混じって数羽のアカハラがいる。 やはりアカハラに目が行く。 これは何ハラ。 不適切な時代を生きた人間にはさっぱりわからん。 暴力教師やエコ贔屓教師やスケベ教師に慣れ親しんできたせいか。 鈍かっただけか。 アカハ…

菜の花とクロツラ&ヘラサギ

彼らもきっと戸惑っている。 季節感がすっちゃかめっちゃかになっているから。 人と鳥が同じように感じていると思うのがおかしいのかもしれないが。 菜の花見ても何も感じないのかも。 確か色覚が違うのだったっけ。 体内時計が壊れてさえいなければ大丈夫な…

老いてはバカチョンに従え

人生とは何かと考えたこともある。 すぐに明日の暮らしをどうするかとなって、さらに暇をどう潰すかということになった。 幸い鳥見が窮地を救ってくれた。 暇つぶしったってそれなりのものはいる。 工夫しようたって頭は回らない。 カメラ任せでいいんだが、…

ルリビタキへのミッション

色気のないハゼの木よりも苔のカーペットのランウェイを歩いてくれよと願っていた。 以前はユキビタキで撮らせてくれたじゃないか。 木の実も乏しくなってやっといつものハゼの木の下の朽木に来てくれるようになった。 やっぱり緑が似合うわな。

ミサゴの隠れ食い

ミサゴは折角の獲物をよくカラスやトビに横取りされる。 一人で食い切れないほどの獲物だけど、どれほど口に入るのか。 一番可愛そうなのは食われる魚だけど、食物連鎖ということで仕方ないか。 眺めるバーダーが一番人が悪い。

マミチャジナイの群れ

そろそろ旅鳥たちの入る頃かと公園をチェックしている。 赤いお腹の鳥がいた。 アカハラと思ったがそれだけじゃない。 白い眉線のあるのの方が多い。 マミチャジナイの群れだった。 林の中に逃げ込んだらさっぱりわからない。 とりあえず赤いところを移した…

トラちゃんとかくれんぼ

どこでどうしてたんや。 寂しかったで、もう会えんのかと思っちょった。 街の公園でツグミやシロハラが増えてきたんで、会いに行ったらやっぱりおっちょった。 元気やったか、居場所はあるか。 キャンプ場もうるさいからな。

後ろ姿の飛び出しもシャン

クロツラヘラサギたちは日によって居場所が違う。 何十キロも離れた河口近くの遊水池で屯していた。 同じ群れかどうかの保証はないが多分移動している。 やはり違ったシチュエーションが新鮮味がある。 ロートルバーダーの独りよがりにしても。

山には山の憂いあり

採餌する時以外は安全でさえあればどこでもいいわけだけど、できればバーダーも来んところがいい。 それでなんぼか目につかないような場所を選ぶんだけど、白は目立つんよ。 人里で落ち着けるところはもうないやろう。 掃き溜めにクロツラ&ヘラサギとはよう…

草地ですが何か

満潮時の退避場所が草地だと随分雰囲気が違う。 それはネタ切れのバーダーの思い込みだとクロツラヘラサギ、ヘラサギはいうかもしれない。 要するに飛んでくれたらそれでいい。 わたしが飛ばしたんではないと一言言っておく。 後ろをダンプが通ったんです、…

お待たせルリビタキ

いるのかいないのか、いつもの越冬場所でもさっぱり姿を見なかった。 メスもいるのはいるが数が少ない。 やっと青いのを撮らせていただいた。 まだまだ出会えてない冬鳥が何種類もいる。 やっぱり温暖化? 天に唾すりゃ自分にかかるというやつだ。

梅見しながら混浴

桜にはまだ早い。 後ろの赤いのは河津桜か寒緋桜か紅梅だ。 目の高さもある置石の上で水浴びするメジロ。 公園の目当てのネタが見えないので、水浴びで我慢すると言ったらメジロに失礼か。

寒緋桜はメジロに見返りを求めない

河津桜のピークは終わって、次は寒緋桜だ。 こんな筒のような花で終わるんだっけ。 あんまり花もよく見てないな。 見てても忘れるのかな。 これがメジロにはちょうどいいような。 でもどんだけ蜜があるのかしらん。

クロツラヘラサギ&ヘラサギは遠景で

クロ・ヘラが群れ飛ぶのが好きだ。 どうしても遠景になる。 ダイサギも時には群れになるけど、クロ・ヘラとわかっているから消えるまで追う。 県北の海にこれほど映えるものはない。 わたしが独り占めの光景・・・

ツクシガモづくし

最近県北の河口にツクシガモが増えてきた。 有明海が主な越冬地だったけど、温暖化で東進してきたのか。 来始めは珍しさで狙ったけど、群れの飛び出しを撮ったら飽きてきた。 干満でクロツラが移動するところを狙うけど、なかなか思うように動いてくれない。…

飛ンデレラ 死ンデレラ

飛翔撮影に必要なものは何か、それは反射神経でも動体視力でも晴天でもない。 ただ最新鳥追尾AFである。 もはや人のやることは飛んで来るのを待つことだけだ。 あるいは干満の読みくらいか。 何十年もピント合わせに苦労してきた努力はなんだったのか。 これ…

鳥尻苦肉

学生の頃、ホーソンの「緋文字」という小説を読んだ。 内容は理解しようもなかったが、緋文字のAというのが姦通罪の烙印だということだけが脳裏に焼き付いている。 ヒレンジャクを見るとそのことが思い出される。 尾羽の緋色がなんとなくルージュのように感…

雨の日は鳥見に限る

雨にも負けず霧にも負けず バーダーは鳥見に出ていく だって今はカメラがいいもんな いた見た撮った 誰もがカエサルなのさ

俺たちに余生はない

余生という言葉が好かん。 どのみち死ぬまでが人生だ。 喰って寝てればいずれ死ぬ。 リタイアしてからが人生かもしれん。 俺にリタイアはないけんど。 俺に居場所がある限り。 でも餌場がなくなる不安はある。

俺たちに飛鳥はない

コロナ禍が明けて、また豪華客船が頻繁に入港している。 横のさんふらわあに乗ることはあっても飛鳥Ⅱに乗ることはない。 いつかはなんて考える余地もない。 クロサギと一緒に雄姿だけ見て遊んで我慢する。 観光クルーズなんぞ柄じゃないし。 暇はあっても先…

五里霧中のガン見

隣県の溜池に珍しいガンがいるよと教えてもらった。 都合があって2日後に訪ねてみたが、この霧と雨では家人も鳥見とは思わなかっただろう。 しばらく車の中で待機して、小降りになった頃慌ただしく撮影した。 雨が止むとちょっと動きが活発になって助かった…

チンチンチドリの宙返り

ハマシギも一応チドリの仲間、というよりはチドリ界のメインキャストだと思う。 数がちょっと多すぎて情趣を書くきらいはあるが。 でも飛んだら凄いんです。 波がなければ自分で弾いたりして・・ それがどうしたという奴は見る目がないんだな。

春の渚

春の渚を裸足で駆けることはもうできないが、せめて渚を駆けるシロチドリくらいは追いかけたい。 チドリは微妙な距離を保って逃げていく。 一応フレンドリーと言っておこう。 肉眼ではなかなか見つからない。 でもね〜バーダーの目は逃れられんよ。

1羽でも人参

潮が満ちて人参が舞い上がる。 もう1本の人参のことは忘れたのだろうか。 寂しく帰りを待っているのだろうか。 狭いジャンプ台から2本も立つのは無理だから、もうさっぱり諦めたのかも・・ 鳥は潔い、諦めが悪いのはバーダーだけだ。

わたしの城下町

飛来したときは2羽だった。 年が明けて会いにいくと1羽しか見当たらない。 1羽でも元気そうだ。 干潮に砂洲に出て採餌して、潮が上がりだすと残った砂洲へ移動していくのが日課だ。 最後の退避場所が水没すると飛び立って防波堤でくつろぐ。 防波堤では絵…