いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

いきあたりばっ鳥

コチドリの空中浮遊

空中浮遊という言葉に胡散臭さを感じるのはあの忌まわしい事件のせいだが、コチドリにはなんの罪もない。 天衣無縫な生き物にしかそんな言葉を使う資格はない。 ただ宙に浮かぶそれになんの説明がいるだろうか。 天使の舞なんて言葉もなんか空々しい。

イソヒヨドリの青

イソヒヨドリを青い鳥と認識している人は少ない。 鮮やかな青ではないし、鈍色の混じった青だから。 玄人好みの青と言ったらますますわらないか。 メスは青くはないがシックな柄と色で和のテイスト。 この色に馴染んで地球の裏側に行こう。 以前県南でのショ…

俺の繩張

潮が引いてくると現れる小さな浜に結構色々な鳥が現れる。 渡りのシーズンにはキアシシギやチュウシャクシギが常連だったが、最近ではめっきり少なくなった。 それもこれもコロナ禍で海岸への志向が高まったせいだ。 以来人の出が多くなったことと、渡りのシ…

腹膨れぬ業なり

腕はいいはずなんだが、近頃の獲物はなぜか小物なんだな。 一体何匹捕ったら消費カロリーに届くのか。 ダイエットなんかしてねーぞ。

空見て前見て下を見る 世は並べてことはなし

空に危険物はないか、今日の食事はどこがいいか、今日のメニューは何にするか、ただその繰り返しの平凡な日々。 バーダーにネタを提供するのはほんの出来心というか仏心。

オオソリハシのボッチ旅

足腰を鍛えるためというよりかもう少し元に戻れないかと、辺りを彷徨っている。 海岸の遊歩道はアップダウンがない分歩きやすい。 鍛錬というより疲労を溜めるためのようだ。 手ぶらで歩いているとオオソリハシシギの1羽が目に入った。 老鳥にではないが、…

Adiós muchachos

アディオス ムチャーチョスは多分スペイン語でさらば友よ、確かラテンでそんな歌があった。 このゴールデンウィークにスペイン語圏の憧れの鳥を見に行けることになった。 長いコロナ禍でのびのびになっていた念願の家族旅行だ。 もう少し足腰立つ間に行けた…

カワラヒワにも縋る

オレはわらかとカワラヒワはいった。 いいえ滅相もありません、あなたは神様仏様藁藁さまでごぜえます。 いつか綺麗にとってやりたいと思っています。 逆光だと後光が差して神々しくなるはずなんだけど、カメラが悪いんです。

金◯島で逢いましょう

そろそろハヤブサの求愛給餌が見られるころだ。 そう思って何箇所か見て回った。 姿は現したが取り立てて絵になるパフォーマンスは見せなかった。 飛び出しを何度か狙ったが、手持ちのカメラでは遠い。 それでも逢引のシチュエーションとしては申し分ないで…

マミチャジナイの居残りの訳

別に訳などないけれど、寒暖のメリハリがなければオイラだって勘が鈍るのさ。 桜前線に合わせて北へ上がるのにここですっかり足止めを食らったというわけさ。 別に急ぎの旅じゃない、南風が吹いてりゃいいのさ。

ゴジュウカラの春

町の近くでもゴジュウカラには出会えるが、やはり標高1000mの森で出会う方が有り難みがある。 ここの大木でイナバウアーポーズを決めてくれると愛おしさが増す。

花に浮かれて逆立ちすれば

蕊が見えます 吸う蜜の 俺が昔メグロだった頃、弟はメバチコだった。 お父さんが白内障で、お母さんは緑内障だった わかるかな~ わかんねえだろうな~♪

花にメジロの喩えもあるさ

ネタ枯れだけが人生さ。 今年の花見は上から下に降りていく。 これも耐寒刺激が足りなかったせいだとか。 高いところに上がってよかったわ。 メジロしかコラボしてくれなかったが。

波の間に間に命の花が〜

浜に行くとコチドリが遊んでいた。 波とのコラボに飽きて飛翔に挑戦したら、あっけなくピンが合う。 もはやバーダーのすることはない。 みんなカメラがやってくれる。 もうAIでそんな画像も作れるんだろうが。

波はコチドリの友達

年を取ると海が懐かしい。 やはり波らしい波が打ち寄せる砂浜が恋しい。 千鳥がいればもっといい。 誰もいない海ならもっといい。 桜が遅れていれば波吹雪だって構わない。

ビンビンツィーツィー式沐浴法

公園の水路でいろいろな鳥が水浴びしている。 カワラヒワやヒヨドリやツグミだが、ビンズイの水浴びは随分長かった。 風呂に長湯やカラスの行水があるように、ビンズイのそれは長くて満遍なく洗って丁寧だった。 今度からはバシャバシャツルツルでバシャツル…

トラちゃ〜ん出番ですよ〜

トラちゃんの餌場がキャンパーで賑わい出して出動回数がめっきり少なくなった。 休日明けがトラちゃんの出張るチャンスで、したがってバーダーにもチャンスなわけ。 木の影か根本でじっとしてるけど、そこはそれバーダーの目がそのエロい(?)姿を見逃すは…

ミツバツツジ、そこに蜜はあるんか

ガキの頃、甘いものが恋しくて花の蜜を舐めたことがよくあった。 ツバキやツツジが代表格だった。 オドリコソウやホウセンカも吸った。 甘根なんてものもあった。 だから甘党になったのか。 糖尿病にならなくて幸いだった。 サッカリンやズルチンではなり様…

ルリビタキの青

瑠璃色というのは紫がかった濃い青色を言うらしい。 ルリビタキの青は空色に近い。 オオルリの青が瑠璃色に近い。 いつかロクショウビタキビタキというのを撮り逃したことがあるが、あれも神秘的な青色だった。 タイで撮るには撮ったが、くすんだ灰色であり…

糸が浜で朝食を

国東半島の西岸にあたる県北の海岸がシギチの渡りのルートや越冬地の定番だが、東岸の別府湾にも少しのシギチが越冬する。 糸が浜は遠浅の美しい砂浜の公園だが、それだけに人の気配が多く、ハマシギでも出会うには計算がいる。

茄子の花の転落

オラのショットと茄子の花は千に一つの無駄がないなどというが、撮ったものはとことん使い回すのがオイラの流儀なのさ。 そんな大層なものじゃないけど、ルリちゃんのショットはどれも捨てきれない。 ところでオイラはあまり親の叱言を聞いたたことがない。 …

マミチャジナイの長逗留

いつもは数日で通り過ぎるのだが、餌が豊富なのか、気温の関係なのか、次々に別の群れと入れ替わるのか、まだマミチャジナイの群れが公園を席巻している。 別に困ったことではないが、それほどのパフォーマンスもないので、少し飽きてきたが、来季も来るとは…

早春の鳥

春は繁殖の季節、カワガラスはもう巣立っただろうか。 男池園地の入り口で餌運びをしているミソサザイを見た。 まだ囀っているミソサザイもいた。 山はまだ雪が残っていたが、久しぶりに暖かかったので足を延ばしてみた。 芽吹きはまだだが、苔の緑が清々し…

シャッター一押しの8/50

飛び出しはもうプロキャプチャーしかない。 まともに押して間に合うはずもない。 写真というのは人の目で認識できないものを顕にする。 人が見てると思っているものは曖昧で修飾された残像の産物にすぎない。 人の目は節穴に過ぎない。

 時の流れに身をまかせ

鳥を見ていると時の経つのも忘れてしまう。 鳥が何かやってくれるのを待っているが、敵は微動だにしない。 こっちは貧乏ゆすりしたり何か口にしたりしながら早よ飛べなどと呟いている。 鳥の時間は人の時間より何倍も濃密らしい。 それは心拍数の比で決まる…

オオアカゲラというぼた餅

オオアカゲラを見たことは幾度かある。 高い木の上とか遠い樹間を飛んでるのとか、とても撮ってものになるようなものではなかった。 頭は黒いからメスだろうが、わたしは差別しませんよ。 向こうから会いにきたんだもん。

八方美鳥

青い鳥は魅力的だ。 バーダーはおおむね青い鳥に惹かれる。 冬のルリビタキ、夏のオオルリ、通年カワセミ、イソヒヨドリどれも見れば撮りたくなる。 そのくせなかなか見つかり難い。 青というのは構造色でしかないので、光によって鮮やかさが変わる。 むしろ…

アカハラにフォトハラ

こちらとしては感謝していて、より真実を伝えたいと思っているのだが、向こうとしてはただの傍迷惑な礼儀知らずと思っているのかも。 鳥はそんなことは考えず、安全な距離を保つことに自動的に反応してるだけなんだろう。 わたしが鳥なら公園にしたって、自…

ミッションコンクリート

行って待つ。 それだけでネタは完了。 いい季節やなあ。 散々苦労してきたのが馬鹿みたい。 その分ルリビタキの方は餌に苦労してるのかなあ。 でも格好いいなあ。 スターやなあ。

マミにも衣装

鳥と花とでネタになる、これ定説、ホントか。 今年の冬は鳥が少なかったから、同じネタを煎じ直さねばならなかった。 マミちゃんも通り過ぎたのかと思ったら、気の早い春の花の間にいてくれた。 もうちょっと花と寄ってくれたらもっと可憐に撮ってやったのに…