いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2022-01-01から1年間の記事一覧

鳥に衆愚なし

鳥はアナキスト。 誰もが平等で自由。 上意下達も唯々諾々もない。 それぞれの意思と判断の集合だ。 未来と安全のためのベストな道を選ぶように行動する。 群れ飛んでも互いにぶつからない。 則天去私? 本当のところはわからない。 バーダーは無心で見てれ…

まとめて面倒見きれんがえ

群れというのは扱いが難しい。 壮観ではあるが、何を写しているか分かりにくいところがある。 逆光だと何を撮ってもゴミといわれる。 個々の鳥の本来の美しさを合わせて撮るには、距離を詰めなければならない。 油断したときに飛び立つ。 無理じゃらー。 飛…

おいたん長洲ちさみーちゅうたらありゃせん

クリスマス寒波で全国的にあさー、もとい、さみー。 バーダーには雪と鳥のコラボのチャーンス。 北の方へ、ちょっとだけよ。 長洲あたり。 真っ白な田んぼにタゲリの群れが数十羽。 えーぞ、えーぞ、さむねーぞ。

わたし飛んだら凄いんです

タゲリにはやっぱり羽を広げてもらわねばならない。 そして後面を見せてもらわなければならない。 もひとつ光を当ててもらわなければならない。 群れで飛んでも下から見上げるとただの白っぽい鳥でしかない。 わたしが天に登るわけには行かないから、飛び立…

希を持って尊しとせず

冬はタシギの季節です。 泥田にいてよく見かけるせいか、人はあまりタシギを見ようとしない。 というより見過ごしてしまうのかも。 シュールで愛嬌がある鳥はそうザラにはいないから、わたしは随分お世話になっている。 車の中からだといくらでも近づいてく…

バックシャン

メジロをネタにするならそれ相応の理由がないと。 だって、メジロ自身には旬がないし、3回見れば飽きるし。 春になれば紅梅にでも止まってくれれば撮ってやるが、カラスザンショウに来るのを暇に任せて撮っていると、ちょっとしたヒントに気付かされた。 そ…

黒い稲妻

旬とは季節性のネタのことだが、カワガラスは通年性なので旬ではない。 そこは年の功でタイトルで旬に見せかければいいと。 渓流沿いにカワガラスがジジジジッと通り抜けるのは稲妻というより飛蚊症みたいなもので、白ならわかるが黒い稲妻というのは、ちょ…

深山クサシギ

2羽目のアオシギ狙いというわけではないが、県北の奥の一枚岩の渓流を探索した。 車の離合もできないが、ここにいなくてどこにいようかという、まあ見栄えだけはバッチリの雰囲気のある場所だ。 そしてまたいた、と思ったがやっぱりガセだった。 深山幽谷に…

わたしゃも一つ目が欲しい

プロキャプチャーは便利だ。 見えないものまで写してくれる。 ゴジュウカラが餌を取りにくる寸前を撮るつもりだったのだが、来るたびにヤマガラといがみ合っている様子なのだ。 鳥の動きが早すぎてわたしの節穴は何も見ていないのだ。 仲良く餌を分け合って…

カワアイサがやって来た

遠い被写体や飛びものにピントが合わない。 ファームウェアが古いせいもあるが、パソコンがいうこと聞かない。 何だか随分損をしている気分だ。 最近のハイエンド機の解像のいいショットを見せつけられると血圧が上がる。 あとは哲学しかないというやつだけ…

あたしゃ凌ぎかい

県民の森の奥のカラスザンショウは、カラスやヒヨドリもやって来るのですぐになくなるかと思っていたが、まだかなり残っていて、ルリビタキのメスは何10分おきかにやって来る。 待っているのはオスなんだけどわたしにはまだ姿を見せてくれない。 でもいい…

ルージュの伝言

ソウシチョウは、人の仕業で日本に侵入した鳥だ。 おかげでいまだに余所者扱い。 わたしも出て来れば、撮ろうかどうか一瞬躊躇う。 でも、ネタがなければ背に腹は代えられん。 節操のないバーダーのつまみ食いやんね。 それとも紅き唇褪せぬ間にといわせたか…

雪とアオシギといきなり団子

アオシギはバーダーにとって難度の高い鳥だ。 ぼっちで中国奥地から日本の山間部の渓流に渡ってくる稀有な冬鳥だ。 迷彩のシックな柄も奥ゆかしい。 鳥友の今季初認から1か月近く、8度目のチャレンジでやっと出会えた。 自宅から1時間半、隣県に入った県…

何でミソッチ撮っちょるん

ミソッチ寒かろ、おいらも寒い。 ここは九州臍の下。 アオ○ギ求めてもう幾冬。 アオ○ギ夢か幻か。 お前を探して生きている。

ポインセチアが通る

前方をアカヤマドリが横切った。 こういうこともあるからカメラはスタンバイしていても、とっとと横切っただけなので同じショットが何枚も。 外に出るわけにはいかないから、味気ない路上のショットだけ。 遠いおかげで尾の先までは入っただけで御の字だ。 …

嗚呼クサ〜

アオ○ギ目下7連敗中だ。 少し先まで足を延ばしたら見慣れぬ?シギがいる。 模様は全然違うようだが、ひょっとしたらと撮りまくった。 後でホクホクモニターを拡大してみたら刺し子模様、あちゃ〜クサシギや〜 イソシギ見間違うよりはいいか。 口直しにカワ…

ルリビタキの冬が来た

冬鳥といえばルリビタキ。 美しい、愛らしい、フレンドリーと三拍子揃っている。 だけどなかなかお目にかかれなかった。 餌がまだ足りてたのだろう。 やっとカラスザンショウやヌルデの実を食べにやって来るようになった。 紅葉とのコラボは撮り損ねたけれど…

冬紅葉

紅葉に合わせれば何だって絵になると信じている単細胞ではあるが、エナガはやっぱり可愛いから許されるだろう。 許されなくても、もうどうでもいい老細胞ではあるが、こういうシーンを待ってると眠くなるし、エナガの動きにはとてもついて行けないし。 おま…

冬のヒマワリ

冬場にヒマワリなんか写してはバーダーとしての沽券に関わる。 なんて思っていたら、カワラヒワが種を啄んでいる。 カワラヒワがいいというんならいいかと、あくまでカワラヒワの風切り羽の黄帯を狙った。 考えてみたら旬も沽券もとうにどこかに置きわすれて…

カワラヒワとホトケノザ

カワラヒワがあちこちで群れている。 冬は北の方からの越冬組もいるのだろう。 カワラヒワを撮ることは少ないが、群れで飛ぶ時の風切羽の黄帯が一斉に見えるところは狙い目だ。 今回そのチャンスだったから、やっと首尾よく行ったような気がする。

下手なショットも数撮りゃ当たる

ネタを探しに県北に行く。 新しい冬鳥が入っていないかと目を凝らす。 鳥と名のつくものならなんだっていい。 見栄えなんか関係ない。 いつもならスルーするかもしれない鳥だって、まとめて上げればひとネタできる・・かな。 なんで連んでるのかホシハジロと…

猛禽は撮らずただ見送るのみ

県北には色々な猛禽がやってくる。 それだけ生態系が豊かだということだ。 だけどなかなか撮るのは難しい。 遠いし警戒心が強いし、大体獲物に悟られないように潜んでいるからだ。 時に背に腹は代えられず、ロートルバーダーに撮られることもなくはない。 オ…

タゲリさえ来ればこっちのもの

やっと冬鳥の女王タゲリ様に出会えた。 麦蒔き準備でトラクターの入っている田圃に数十羽の群れがいた。 トラクターも車も怖がる気配がない。 おかげで何百ショットも撮ったけど、今回はひとネタで十分だ。 また今冬もお世話になるな。

昼に見る星

ホシムクドリは県北に行けば冬鳥としてポピュラーに見ることができる。 ただその居場所が不要ネギの廃棄場だったり堆肥置き場だったりで不親切だ。 それと青緑色のメタリックな構造色も天候に左右される。 この日は色は出なかったが、群れに出会えた。 県北…

俺はガイドか カンムリカイツブリ

漁港のユリカモメはカンムリカイツブリやウミアイサの動きを見て消波ブロックから出動する。 まず斥候が出ていって、ダイブして魚を捕っていそうだと、続々と群れが後に続く。 これは昨日の記事に書くことだった。 カンムリカイツブリは普通は1、2羽が港湾…

ユリカモメは獲物を食べるところは見せないのか問題

県北の漁港の消波ブロックにユリカモメの群れが待機していた。 上潮の時間でカワウやカンムリカイツブリが漁をしてた。 そこへユリカモメが群れを成して飛び込んでいく。 ただ何をとっているのかさっぱりわからない。 多分小魚だと思うが、それを咥えたり呑…

柿食う客(メジロ)

メジロといえば梅や寒緋桜とコラボすることはあるが、秋のネタにだってなる。 俳句では夏の季語のようだがバーダーにはしっくりこない。 柿とのコラボではこのメジロが一番相性がいいけど面白くない。 何にでも合わせられる器用さが仇になる。 なにもメジロ…

柿食う客(ヤマガラ)

バーダーは飽きっぽい。 目移りしやすい。 旬というのは出会いのチャンスが少ないということでもある。 ヤマガラなどはいくら愛嬌を振り撒いても無視される最たるものだ。 でもこれはどうだ、不当視されることへの怒りに燃えている姿は。

柿食う客(シジュウカラ)

シジュウカラには季節感がない。 最近の狙いは旬のものとのコラボだ。 花がいいが熟柿の彩りなら申し分ない。 今狙いのアオ○ギが難敵でネタが途切れそうになるところを鳥友がいいところがあると教えてくれた。 プチ遠征からボウズで帰る途中に短時間でいくつ…

そんなルリ子に惚れました

県民の森の奥にあるカラスザンショウはこれからが食べ頃という知らせ、早速駆けつけると手前の草木を開いてくれてあって絶好の撮影条件。 前日には猛禽も来て賑わったということ、それは空を飛んでいたが、1時間くらいの間に何度もルリちゃんが来てくれた。