2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧
杵築はしっとりしたいい街だ。 高台から見ると、鏡のような川や海が見える。 風情のある屋敷や寺のたたずまいや石畳の道もしっくりと馴染む。 みかんも安くて甘い。 杵築に頻繁に足を運ぶのは、残念ながらそのためではない。 もっと楽しい出会いがあるからだ…
あした浜辺をさまよって、チドリが群れ飛ぶのを見るのが好きである。 歌でしか知らなかったチドリの飛ぶ姿を懐かしく思うのは、日本の叙情歌を愛唱したせいだ。 チドリが色々なシギチの一団の総称だと知ったのも最近のことだが、なかなかその識別は難しく、…
別府に住むわたしはいつも高崎山の北面を見ている。 鳥越峠を越えると、急峻な北面とは逆に、南面は緩やかな丘陵になっている。 鳥見スポットの狭間や県民の森から遠望すると、いつも見てきた高崎山とは違った山容で、いまだにどれがそうだろうと戸惑う。 こ…
タゲリは当地に来る鳥の中では珍しくカラフルな鳥だ。 ただ、光の当たらないところでは、地味な、いわゆる構造色だ。 なんとかタゲリを綺麗に撮りたいと、シーズンには県北に行くたびに出会いを探る。 たいていは刈田の泥の中にいて、絵にするのも難しい。 …
黒い鳥は影みたいなものだ。 ただ、一点でもアクセントがあると、俄然、シックで魅力的な鳥に変身する。 それでも逆光や明るすぎるところでは、カメラのセッティングを狂わせてしまうから、敬遠してしまう。 それを逆手に取る方法がないかと、考えては見るが…
寒い日だったが、守江湾を覗くと、ミヤコドリが6羽、潮と風を避けて漁港の突堤の先端に退避していた。 小潮で満潮までは時間があったが、潮はもう干潟を浸していた。 風が強く白波が立っている。 風を受けながら、わたしも突堤をたどって50メートルのあた…
柿は当たり外れがある。 甘さも他の、桃やミカンやブドウなどに比べると、若干落ちると思われているらしい。 渋柿を熟させたり、干し柿にすれば、また別のスイーツにもなるが、それほどポピュラーではない。 だからか、ほったらかしの柿の実が多い。 こども…
この辺のツグミ属の鳥は、ツグミ本家を別にすると、お腹がオレンジっぽくて紛らわしい。 オレンジはみんなアカハラくらいに思っていたら、ちょっとずつ違って面食らった。 画像で、マミ(眉)とチャの背がなければアカハラとマミチャジナイ(ジナイは鶫)は…
赤い鳥を見に行ったが、姿は見られなかった。 餌のセイタカアワダチソウもまだ枯れていない。 柿の木にヒヨドリやツグミやシロハラが来ている。 よく見ると、毛色の変わったものが混じっている。 腹が赤いので、アカハラだと思ったのだが、画像を見ると白い…
オオヒシクイは地元に何度か逗留したことがある。 通過中に降り立ったのにも出会ったこともある。 負傷したり、止む無く降りたというような感じが多かった。 昨日、女島で出会った2羽は、どこといって悪いところがあるような感じはなく、むしろ今まで見た中…
サトウハチローという名は、こどもにとって、おじさんの代表のようなイメージだった。 彼が作詩したたくさんの童謡をおぼえていたし、純なこどもの心を持ったおじさんだとこども心に思っていた。 秋になると「ちいさい秋みつけた」という歌が、いまだに頭の…
タシギはここらでは冬鳥と旅鳥の両方がいるからか、年中いるような気がする。 初冬の方が刈田、枯れ蓮田で見やすいからか、よく群れで見つかる。 初めて撮った時は、たまたま目に入ったが、田んぼの畦や道端から近づくと飛び出す鳥がなんだろうと、気になっ…
ヤマセミ基地の対岸の高いところに、ヤマセミのジャンプ台というか、止まり木が設けてある。 今頃は落ち鮎も下ったり、猛禽もやってくるようになって、ヤマセミの漁場は下流の方へ移っているらしい。 止まり木はもっぱら、ミサゴ席、アオサギ席として使われ…
タゲリは刈田に降りていることが多い。 それも少し水を残したところにいる。 泥を足で掻きながら、慌てる虫を啄んでいる。 だから綺麗な羽を持ちながら、嘴はいつも泥にまみれている。 冠羽には、切株の間に張り巡らされた草グモのネットを絡っている。 キン…
何しろオオハクチョウに出会って飛び立つまで、およそ7時間もあったので、やたらショット数だけ増えて、どれも似たようなショットばかりなので、ピックアップするのに、嫌気がさしてくる。 だから何十秒かの出来事の飛び立ちの方から、先にアップした。 ま…
朝5時起きで、ヤマセミ基地に入ったが、気配がない。 ミサゴが1回お立ち台にきただけだった。 寒いだけなので、確実なネタ狙いで、県北にオオハクチョウ狙いで移動した。 桂川ですぐに見つかり、居合わせた第一発見者のOさんに情報をもらう。 ハクチョウは…
なんだかもうすっかり人目に慣れっこになってました。 シチメンソウ祭りにやって来た人も柵からスマホを構えながら、びっくりしていました。 それともまだ旅の疲れが抜けてないのかな。 旅鳥はしばしばそういう傾向があります。 ただ光が上に来て、バックが…
堤防下のシチメンソウヤードは、1600m余りあり、大潮の満潮時に潮に浸かる。 干潟にいる鳥は、潮を避けて陸の方に移動する。 シギチの多くはシチメンソウヤードを越えて舗道や石積みの方と行き来する。 クロツラヘラサギやダイサギは柵や杭の上に止まる。 舗…
クロツラヘラサギが舞う空は、青空がいい。 だが晴れたら晴れたで、満潮の干潟は水蒸気が立ち上って靄がかかる。。 南面する干潟はほぼ逆光なので、なかなか青空をバックにというわけにはいかない。 今年は雨の週末が多い。 だがそれも先週までだった。 やっ…
初めて見たときは、2、3羽だった。 それも、絶滅危惧種だということで感動だった。 その後、次第に見られる数が増して来て、また、あちこちで見られるようになった。 それでも東アジアだけに4000羽足らずだという。 日本にやって来る数が増えているこ…
南面している東与賀海岸は左手から陽が差してくる。 柔らかい斜光で撮影できるのは、せいぜい10時頃までだろう。 そして大潮の満潮時でないと、干潟の鳥はテラスまで上がってこない。 というわけで、週末バーダーには、近くで撮れるチャンスは、ごく限られ…
世間は3連休の行楽シーズン真っただ中だが、こちとら貧乏暇なしで、金曜だけの1連休。 でも潮よし、天気よしの遠征運に恵まれて大授搦へ出かけた。 8時25分満潮の大潮の割には潮は遠い。 朝焼けの空にはズグロカモメが目につくぐらい。 シチメンソウも…
先週はジョウビタキだけだったのに、今朝は鳥の声が喧しい。 散歩中の老婦人が、カワセミやイカルに出会ったと話しかけてきた。 あちこちの木の上でシロハラの声がする。 クロガネモチやピラカンサの実は、まだ手づかずだ。 シロハラ カワセミ アオゲラ モズ…
毎年やってきて、見慣れたジョビちゃんだけど、環境や気候が年々変わっていくからには、その変化に耐えるために、自身も変わらざるを得ないというか、色々と苦労もあるだろうな。 そんなことは?勤気にも出さないけれど、表情がどこか憂いを帯びているのは、…
久しぶりの休日晴天。 久しぶりに大授搦。 久しぶりに、というか、今季初クロツラヘラサギ。 それは来週に回して、台風の名残りの留鳥たちのショットをとりあえず、アップしときます。
餌の少ない年だからか、カラスザンショウには旅鳥や冬鳥や留鳥、色々な野鳥で賑わう。 もう抜けたと思っていたエゾビタキも混じっているとのことだったが、なかなか捉えられない。 別にそれと認めて撮っているわけではなく、ただ動くものを闇雲に撮っている…
ルリビタキもそうだが、キビタキのメスはその名にそぐわない。 せっかく愛らしい目と姿をしながら、その体を表さない名は気の毒だ。 風雨の中を何度も出てきてくれたが、メスの方が食欲が旺盛なのだろうか。 キビタキのオスは2羽いるようだったが、メスはも…