いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

雌雄撮影機会均等法に抵触した件

ケツァールにはメスもいる。 当たり前だ、いなけりゃオスの尾羽の意味がない。 なぜかショットが少ない。 これだけしかないが、世間はそんなものだ。 日本に来ればモテるはずなんだが。

ピンぼけショットが多いわけ

鳥は自ら輝いているわけではない。 暗いところでは真っ黒なのだ。 下手に木漏れ日が当たると一層真っ黒になる。 明るいバックも逆効果だ。 大体緑色の鳥なんてカモフラじゃん。 ケツァールよ、あんたのせいだ。

ケツァールの正面

鳥の顔を正面から見ると意外と悪相だ。 アンパンマンを菱形にしたようなものか。 でもよく見るとまた愛嬌が出てくるものだ。 何が言いたいのかわからないが、正面から連写したらどれも捨てきれないというだけのことだ。

振り向かないで

泣いているのか笑っているのか 後ろ姿の素敵なあなた ついていけないあなたの後は 振り向かないでグアテマラの鳥〜

アボガドはお好き

ケツァールの雛は小さいうちはタンパク源が必要でトカゲやカエルなども食べるという。 そう看板に書いてある。 アボガドは成鳥は丸呑みだが、雛は種を取ってもらうのかな。 保護区では餌も豊富なようで、遠くからでも巣を張っていれば出会う確率はほぼ100…

来た見た撮った

ケツァールに会うならやはり70代までだと思う。 人それぞれではあるが、15時間も時差がある標高差もある熱帯の国は命懸けである。 しかしケツァールやハミングバードという人参をぶら下げられたら客死本望となってしまう。 外を歩けば熱中症、食い物が合わ…

レフヒオ デル ケツアルでケツァールに会う

民宿から数分のところに国営のケツァール保護区(Refugio del Quetzal)がある。 雲霧林には様々な生物がいて、それらも保護対象になっている。 入り口で一人75ケツァール(1500円)を払ってトレイルを600メートル下る。 休憩用のベンチがある場所でアーロンさ…

雨が止んだらViolet Sabrewingに再挑戦

ハチドリに空抜け逆光は禁物だ。 それと直に陽が当たらないほうがいい。 均質な光が欲しい。 だから雨上がりがちょうどいい。 思った通りViolet Sabrewingの青紫が美しかった。 さあいよいよケツァールに会う時が近づいた。

いい加減な鳥見

娘たちは鳥より虫に興味がある。 鳥を見ても勝手な名前で呼ぶ。 黒っぽい鳥は地味鳥、しょっちゅう近くに現れるやつは近鳥だ。 わたしもとにかくシャッターを押すのが先決で、地味鳥、近鳥はスルーする癖がついて、教えられる名前もスルーしたおかげで今にな…

鳥屋の気持ちはよくわかる

宿の夫婦はスペイン語オンリーだからわたしらもブエンディーアとグラシアースしか言わない。 でも向こうはこちらの意を察して、ニコニコと食い物を出してくるし、給蜜器を仕舞って切り花に砂糖水を注してくれる、餌台のバナナを取り替えてくれる。 黙って荷…

サンマルコスの竈料理

テラスの端に鉄板を乗せただけのかまどがあって、そばで女将さんが料理をしている。 鉄板の下に薪を焚べて、上で焼き物をしたり、平底の鍋を何個も置いてお湯を沸かしたり、煮炊きをする。 ソルティーヤもチーズもここで作っている。 調味料を使うような繊細…

サンマルコスの青い鳥

ドナエロさんの民宿は道路から斜面を登った展望のいいところにあって、テラスから鳥見ができるようになっている。 バナナの置台をつけた4〜5mのアルミの棒を半円に回して前に動かせるようになっている。 かっこいい枝の近くに持っていってもらうと餌台に来…

Pacific Slopeへ 悲しき雨音

サンマルコスの外れの民宿についたときは雨だった。 太平洋から噴き上がった水蒸気がスロープを潤し雲霧林を育む。 雨季といっても夕方から夜にどっと降るだけだ。 雨でも置きバナナに色々な鳥がやってくる。 霧で霞んでても撮らずにはいられない悲しき性。 …

牧歌的な鳥

民宿の裏手の牧場で鳥見をした。 主にアガヴェにくるハチドリだったが、初見の鳥は何故かピントがこなかった。 それほどがっつかなくてもまだツアーは始まったばかりだ。 ここから一気に降りて亜熱帯気候の雲霧林に向かう。

アガベハーテリーとハチドリ

アガベハーテリーはこの辺特有の竜舌蘭の一種だ。 どれもすっくと花茎を伸ばして巨大な花房をつけている。 ハチドリが周りをブンブン飛び交っている。 多分あのWine-Throated Hummingbirdなんだろうが、如何せん遠い。 でも青空をバックに螺鈿色に煌めいてい…

ブエンディア(おはよう)

写真がピクチュア以外のファイルから出てきたので、少しクチュマタネスに戻る。 この辺は牧畜で生計を立てているようだけど、頭数はそう多くない。 2泊して、午前中この当たりを散策して次のサンマルコスに4時間かけて降りる。 娘たちは虫探しだが乾季で全…

ヤラセばかりじゃないのよコラボは

この民宿はPacific Slopeという太平洋岸に続く傾斜地の頂上にある。 海から上がってくる水蒸気が潤沢な雨を降らせて雲霧林を育てている。 降りてくる時アトティランコノ湖のあたりは濃霧だった。 ついたときはスコールだった。 乾季と雨季の変わり目だったが…

ハチドリとは幻想である

ハミングバードは虫だ。 そこら辺をブンブン飛び回っている虫だ。 給蜜器にたかる黒い虫だ。 とにかく動きが早いので花とのコラボなんて到底無理だ。 アーロンさんが吸蜜器をかくし、そこら辺の花を切ってきて筒に挿し、注射器で砂糖水をかけてくれる。 なん…

トルティーヤと黒豆のスープとチーズと煮バナナ

民宿の女将さんのドナエロさんは豪快に笑って、食べ物を押し付けてくる。 ただ、日本食のように微妙な味はない。 食材の味そのままにデンと出してくる。 果物は豊富なのでたっぷり食べられるのがありがたい。 バナナは煮たり焼いたり炒めたりしてある。 煮バ…

サンマルコスへ ドナエロさんの民宿のハチドリ

3日目の午前中、牧場の周りを探鳥したがデータが見当たらない。 パソコンにデータを移し損なったみたい。 午後から4時間かけて標高1800mくらいのサンマルコスという町外れのドナエロさんの民宿に移動。 遠く太平洋を見下ろす高台にあって、給蜜器に色…

クチュマタネス etc.

クチュマタネスにいると日本にいる自分の方が夢の中のような気がする。 ここは自分が子供の頃の生活とどこか通じるものがある。 店もないが、ドルで持ってきたわずかな金もケツァールに両替しなかったばっかりに何も買えない。 食事は自炊になっているが、食…

おかっぱのウズラ

3000mの放牧地からさらに高度を上げ、松の木もまばらな岩地のダートを揺さぶられ続けて進んでいく。 しばしばスタックして空回りする。 何ヶ所かで耳を澄ますが目指す鳥の気配はない。 高度計で見ると4000mにもなっている。 メキシコ国境が見える地…

眠そうな目 他人のこと言うな

もう一種の地域固有種がゴールドマンムシクイ(Goldman's Warbler)だ。 こちらも同じ場所できれいな黄色を際立たせていた。 棲む場所がダブっているキヅタアメリカムシクイ(Yellow-Rumped Warbler)の亜種だともいわれるが、そっちは旅鳥でもある。 乾燥した高…

ズキンベニアメリカムシクイ(pink-headed warbler)に乾杯

なぜ3000mを超えるこんな高地にいきなり連れてこられたんだろうと疲れ切った体と頭でブツクサ愚痴っていた。 翌朝、まず出会ったこの赤い鳥は寝ぼけ眼を開かせるのに十分だった。 低いヒノキの生える放牧地で、すぐ近くにきて元気に鳴いて目を醒させてく…

グアテマラ探鳥の始まり Hilandsの鳥(クチュマタネス)

旅行中撮った画像を日々パソコンに入れるつもりだったが、ネット環境のないところから始まったので二進も三進も行かなくなった。 とりあえず開けたショットから少しずつ紹介していくしかない。 旅程が前後することもあるかもしれないが、ともかく我が家の珍…