いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョビちゃん ハイポーズ

ジョウビタキは秋の風物詩だ。 バーダーはジョウビタキの飛来で、秋の深まりを確かめる。 バーダーにとって、一番馴染んだ秋の季語だ。 初認を競って、その鳴き声を耳にすると、なぜか安心する。 それでいて、一旦、確認すると、もう目にもくれない。 まあ、…

クマノミズキとアトリ

クマノミズキやカラスザンショウの実は、鳥の目には際立つ、可視光線域外の色を持っていると推測されている。 だがどの鳥でもその実を食べるわけではない。 ホバリングできなかったり、不安定な枝に止まれなかったりすることもあろうし、安全な場所ではなか…

アトリ大当たり

アトリは群れを撮るものだった。 1羽2羽ではとても、格好がつかないものだと思い込んでいた。 旅鳥の姿がまばらになり、冬鳥の到来を待ちわびるいま、ネタを求めて偶然出会った冬鳥のアトリが、こんなにも映えるものだとは思わなかった。 できることなら、…

乙女海岸ありふれた秋2

干潟道路は、野鳥の満潮時の休憩場所である。 大潮の時は、そのとば口まで潮がくるので、鳥達も次第に近づいて来る。 だから車を浜に入れて、車の中から覗いていると、鳥たちの色々なパフォーマンスや、沖での動きが目に入ってくる。 サギも避難してくるが、…

乙女海岸ありふれた秋

セキレイは、もうスズメに取って代わったくらい、どこででも見かける。 道を走っていると、前を先導するように、飛び回る。 川辺にも、田んぼにも、海岸にも、生活力があるのだろう。 互いに、仲がいいのか悪いのかわからないように、じゃれ会っている。 親…

満潮干潟道路のシギチ

バーダーにもいろいろ嗜好があって、猛禽類専門だとかライファーばかりを狙っていくとか、カラフルな鳥が好きだとか、概ね守備範囲を定めている。 わたしは雑食性で、ネタになればなんでもいいという無定見なバーダーである。 シギチのような群れる鳥も好き…

久々の出会いゴジュウカラ キビタキメスの在庫一掃

一本の野鳥レストラン木に色々な鳥が入る。 鳥には鳥の都合でやってるのだろうが、これはバーダーにも都合がいい。 同じ場所で粘っていたらいいし、1撮何鳥にもなる。 1種づつネタにしてもいいし、入る木で括ってもいい。 だけど木跨りになったら、何かコ…

キビタキはカラスザンショウへ

クマノミズキを渡っていたキビタキが、以前入っていたクマノミズキの側のカラスザンショウに入るようになった。 今年は、県民の森を渡るキビタキの数が多いということだ。 ここの木の実や虫が多いからだろうか。 オオルリやサメビタキと違って、キビタキはな…

発展途上のバン

バンに出会うのも、なぜか久しぶりだ。 鳥見の入り口で、しばらくハマった鳥だ。 口には出さないが、恩義も感じている。 黒い羽の精緻さにも感動したことがある。 たまたま撮るには撮ったが、半逆光で、全然きれいに撮れてない。 いいところがないのが申し訳…

上人ケ浜なべて事もなし

キアシシギもそうだが、居残りのホウロクシギもどこか悪いのかもしれない。 姿がないと思っていると、消波ブロックに見えたりする。 元気なのはイソヒヨドリとイソシギくらいか。 パソコンもストレージが満杯でぎくしゃくしている。 画像を消そうとすると、…

キアシシギの足枷

足にテグスの絡みついたキアシシギを撮っていたのは10日前のことだった。 翌日は姿がなく、もう旅立ったのかと思っていたが、昨日はまたその絡まったキアシシギを見てしまった。 片脚しか使えず、あとで見ると砂にうずくまってしまった。 この浜で終焉を迎…

今季初ジョビ

もうすでにアップされている人も多いですが、わたしもジョウビタキに出会いました。 いつもはメスからですが、秋の深まりを感じさせてくれました。

のび太くんいらっしゃ~い

ノビタキは地味な旅鳥だ。 されどヒタキである。 目が可愛い、夏羽はそれなりに派手目だ。 年に2回の通過が待ち遠しい。 春のオオハラセイトウ、秋のコスノビ。 コスノビはまだだけど。 稲穂とセイタカアワダチソウはクリアっと。

上人ケ浜の秋

別府湾に残ったわずかな磯、それが上人ケ浜だ。 必然なのか、止む無くなのか、渡りのシーズンには、色々な旅鳥も姿を見せる。 必ずしも、心和む情景ばかりではないのが、悲しいところだが。 遠くに白い鳥の群れが見えた。 すわ、セイタカシギかと追いかけた…

クロハラアジサシぼっち旅

北九州のため池に、クロハラアジサシが2羽入っていると教えてもらって、1時間かけて出かけた。 1羽は前日、ハヤブサに追われていなくなったとか。 1羽はまだ池の上のワイヤーに止まって、数十分おきに採餌していた。 飛翔はむしろ簡単だったが、採餌の瞬…

今年はサメの当たり年?

九州では秋を告げる旅鳥のエゾビタキ、コサメビタキは、割と馴染みが深い。 それに引き換え、サメビタキは数も少なく、滅多にお目にかかれないらしい。 わたしにはどれも同じに見えるので、ショットで確認するしかないのだが、ともかく仲間が今年はサメビタ…

花は遅かった

佐賀関海星館のアサギマダラは、何度もタイミングを外した上、やっと出会えることは出会えたものの、今年は不作というか、よその広大なフジバカマ花園に持って行かれたとかで、数頭しか見られなかった。 乱舞は撮れなかったものの、秋空をバックに何とか飛翔…

クロサギに出会う日

この浜で、クロサギにしつこくつきまとうのは、約1人のバーダーしかいない。 黒いから、いると思って探さないとまず目に入らない。 犬を連れた散歩人などが来ると、早々と人の目の届かないところに移動する。 バーダー以外の人には、黒い鳥だろうが白い鳥だ…

旅鳥は辛いよ

ヤマガラハウスの近くのクマノミズキには、色々な野鳥が、入れ替わり立ち替わり、その実を啄ばみにやって来て楽しませてくれた。 それも、台風24号の風で一気に実も落ちて、野鳥たちも姿を消した。 ヤマセミ基地も流され、ネタの調達には遠征に頼らなくな…

年年歳歳鳥相似たり

鳥見というのは、宝探しである。 宝くじに当たるのもうれしいが、100円玉拾うのもうれしい。 500円玉は滅多にないし、これ以上のことはまずない。 仲間から500円玉が何個も落ちてるよという連絡があれば、雨が降ろうが、槍が降ろうが、とりあえず出…

何をどう撮るかではない、何か写っているかどうかでいい

何で、こんなピントも露出もいい加減な似たようなショットを何枚も出したかというと、それは急に気づいて、ただ横にあったカメラの電源を入れて、そのままシャッターを切っただけだからである。 行き当たりばったりで、チャンスをものにするというのは、如此…

ヒメクイナイナイカナ

仲間のHさんに教えられたというか、どうだと見せつけられたヒメクイナを探しに、もう何度も足を運んだが、いるのかいないのか、まだその気配さえ感じさせてもらえない。 たまたま写っていたというが、千載一遇のチャンスを逃さないのが、老練というか、憎い…

イソヒヨドリの若

旅鳥も留鳥も若鳥の姿をよく見かける。 春に生まれたものが、一丁前になって来る時期なんだろう。 青春という言葉には、輝きと苦さがあるが、若鳥を見てもどことなくそんな感じがする。 これからの人生に待ち構えている厳しさが思いやられるせいだろう。 で…

ヤマセミ基地の流失

年に1度の鳥見会に訪れる県外のバーダーさんのために、整備し直したばかりのヤマセミ基地が、台風24号の増水で綺麗さっぱり流されてしまった。 そのあとの25号はそれほど影響はなかったものの、依然、七瀬川の水は濁って増水したままだ。 基地を作っても意味…

ホウロクシギの好物

台風は鳥見を邪魔する。 だが台風を避けたり、あるいは飛ばされたり、足止めされたりする、ルート外れの迷鳥や珍鳥が見られることもあって、バーダーの出番がなくもない。 風雨の増す中を、干拓地や河口を回ったが、何もいなかった。 帰り道、再度近くの浜を…

大授搦の残念

佐賀に行ったついでに、大授搦に寄ってみた。 ちょっとタイミングを逃して、満潮時期をすぎていたし、陽が高くて、至近距離でのショットはもう無理だった。 天気も良すぎて、コントラストが強い。 シチメンソウにもちょっと早かった。 ほかのバーダーさんも…

チョウゲンボウには無理な話

干拓地でタカらしき姿を見かけて、ハイイロチュウヒだなどといい加減なことを言ったら、チョウゲンボウだとたしなめられた。 もうそんな季節なんだ。 日差しや景色はまだ夏日のようだが、秋は北の方からちゃんとやって来ていた。 ヒバリやトウネンを追いかけ…

コモンシギとアキアカネ

コモンシギは北アメリカの北極圏で繁殖し、南アメリカで越冬するシギで、日本には迷鳥として稀に飛来する。 だから、巡り会えば千載一遇のチャンスということで、勿体がらなければならないのかもしれないが、地元の人が極秘扱いしている割に、わたしにはちょ…

ひとりぼっちのセイタカシギ

鳥見をすると、色々なことが見えて来る。 今まで見たことも聞いたこともない野鳥が、眼前に現れる。 そんな野鳥が生活する自然のあり様や移ろいが見えて来る。 趣味を同じくする知己も増えて来る。 だが、一人で鳥見をしていても、それを支えてくれる多くの…

クマノミズキはより美しく エゾビタキもそれなりに

仲間がクマノミズキに来る鳥は絵になるからなあと話していた。 何のこっちゃろうと怪訝に思っていた。 パソコンに入れたショットをじっくり眺め、オオルリの若がいつになく綺麗に撮れたと喜んでいたが、ほかの鳥だって遜色ない。 そして、やっとクマノミズキ…