いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2010-01-01から1年間の記事一覧

ヤマセミに乾杯

ヤマセミに明け、ヤマセミに暮れた1年だった。 いろいろな鳥との出会いもあったけれど、ヤマセミへの愛しさが次第に募っていく1年だった。 人里にまで出て来て棲むヤマセミはある意味人間社会の犠牲者でもあるが、そんな屈託を他所に自らの生を健気に生き…

エナガもエーガナ

ヤマセミ基地のある葦原にはいろいろな鳥が棲んでいます。 基地に籠っているとジージー鳴きながらエナガの群れがすぐ側までやって来ます。 ヤマセミが来ていなければまだきっちりと撮っていないエナガの方がネタの優先順位ではずっと上です。

鳥見保険

私の鳥見はたいてい、まずいずれかの鳥見基地に入り、2つ、3つのネタを仕込んでから、あとは旬の、あるいはちょっとやっかいな珍鳥ねらいにまわるという安全策をとるようにしている。 とはいえ実際は行き当たりばっ撮りのネタ切れ寸前自転車操業なんだけど…

遠くのヤマセミより近くのサギ

ヤマセミも川の中の岩に来てくれると15メートルくらいで丁度いい距離なんですが、対岸の枝だと点景になってしまいます。 川べりの最前線基地だと水際を来るヒクイナ、カイツブリなどは最短合焦距離をはみ出してしまいますが、早く気付けば面白い画が撮れる…

ヤマセミトホホ

朝の空模様も予報もとても鳥見のできる状態ではなかったが、ともかく藁にも縋る気持ちで七瀬川に向かうとあら不思議、日頃の善行の報いか、入ったヤマセミ基地では天気は上々、早速ヤマセミさんがご登場で梃子でも動かぬ風情、こちらも身動き取れず一日つき…

トビトトビトトビトトビトヒトヒトリ

前回(23日)の鳥見は収穫なかった。 ネタになりそうなものは残念ながらこのトビくらいのもの。 でも天気がよくていい散歩日和だったからよしとしよう。 トビにとってもこんな日はいいピーヒョロロ日和といえるだろう。 なんのこっちゃ。 霜が融けたひこば…

公園のメリークリスマス

俺たちにとってはここも戦場だから 平和といえば平和だけど あいつらいつから俺のシマに これみんな俺のもんだから うまそうに見えるように撮れよ これ人気ねえから 皇帝ダリアなんかじゃなくてもっとうまいもん植えて欲しいわ なんか温まるもんがくいてぇ~

食後のダイブ

ヤマセミは捕った魚を食べると必ず直後1、2度体を洗うため水に入る。嘴や羽についたぬめりやウロコを落とすためだろう。 鳥にとって羽は命綱だというから、手入れはおこたらない。 獲物を狙ってダイブするときは4、5メートルの高さが必要だ。 獲物は弱ら…

(49+1)カラ

手乗りヤマガラに混じって来る坊主山のゴジュウカラも大分慣れて来たようだ。 わたしらがいってもたまに餌場に降りてもすぐに逃げてしまうが。 名人はヤマガラと同じように慣れると頑張っている。 ゴジュウカラは鳴きながらくるのですぐ分かるが、動きが素早…

特ネタ落ち

ヤマセミの側を黒く動くものがある。 一見クイナサイズで来たぞと思った。 幻のシロハラクイナ、あるいはヒクイナ。 でもよくよく見ると微妙に違う。 まあとにかくこっちのほうが初ネタっぽい。 でもアングルが狭いし、まだレンズが曇っていておぼろな姿を捉…

一嘴二魚

冬場は魚の動きが鈍いのか、漁下手のオスヤマちゃんもアユセミ演じてくれるわ、オイカワダブルセミまでも演じてくれた。 ヤマちゃん「一荷だぞ~」 ヤマちゃん「これを一気に呑み込むには」 オイカワくん1「いまだ!逃げろ!」 オイカワくん2「兄ちゃんご…

撮ったぞ~

ヤマセミ基地に籠っていたら何度かオスのヤマセミが魚をくわえて狙いの石にやって来ました。 そのうちの1シーン。 鮎だ!!! こっち向いてくれっ~!!! 聞こえないのかっ~!!! この間ピンぼけシーン続く 遅いっ~!!! 涙!涙!な~あみ~だ~ 教訓…

ハゼ好み

今年は木の実が少ないせいかハゼの実もなくなるのが早い。 どのハゼの実もというわけでなく、鳥が寄り付く木はきまっているようだ。 好みがあるのか、安全な場所をえらぶのか、鳥も付和雷同なのか。 シロハラもハゼを食うんだ メジロは甘党なのになぜ ヒヨド…

カモカモエブリボディ

今年はうちの辺は柿をはじめ木の実が裏年だ。 だからかどうか去年より野鳥の姿が少ないような気がする。 生物はみなひとつながりで、今年はやって来ない冬鳥が多い。 カモと言えばヒドリガモとマガモしか、こちらではまだお目にかからない。 八坂川 ヒドリガ…

跳べないカモメ

カモメはカモメだと思っていた。(カモメというカモメもいる) カモメが渡り鳥だなんて知らなかった。(留鳥もいる) こどものころからカモメには慣れ親しんでいたけれど、夏の絵日記に描くカモメはいつも3を臥せただけのものだった。 漁港のカモメはウミネ…

圃場の鳥

宇佐平野や干拓地の農耕地は見事に区画整備されていて、真っ直ぐな農道が碁盤の目のように仕切っている。 そこにも平地の鳥の声が喧しい。 そのいくつか。 耕した場所にはチュウサギやハクセキレイが多い。 追われるふうはない。 ハクセキレイも近くにくる。…

そら 飛べ、そら 撮れ

鳥の飛翔は、先を読む目と瞬発的な判断力、対応能力を必要とする野鳥撮影の中でも高難度の領分である。 そろそろビギナーの域から脱すべきとはいえわたしにはまだまだハードルが高いことは承知の上で、まず干潟の鳥でとその第一歩を踏み出したのであった。 …

干潟の鳥は撮りまかせ

シギ・チドリ類はむつかしい。 遠目にはまずわからない。 動作や行動でわからないこともないらしいけれど経験がいる。 2、3回の観察では無理だろう。 海をバックにすると白い鳥はピントが合わない。 で、弁解めくが鳥の名前は暫定的措置ということで、みな…

平野と干潟

2週続けて宇佐・中津の干潟をなぞり平野を走り回って、つくづく山国川と駅館川の恩恵と人為の浅はかさを思い知らされました。 それでも鳥たちにとっては残された数少ない別天地なのでしょう。 今津の海岸近くに双葉山の生家がありました。この人も駅館川の…

質も量もなし ほんにあなたは○のような

数はある。 長洲の浜には数百メートルにわたってカモが埋め尽くしている。 ちょっとピンぼけ(まるっきりピンぼけなんていうのは誰) 新浜海岸の○○シギ? 乙女新田のハマシギ(だけでもないような ひょっとしたら金塊が) カワウはカワウ(今津干拓地) カモ…

今日も 飛ぶ飛ぶ~ 柳ケ浦にゃ~

まだ明けやらぬ時間に、冬鳥を見に県北に出かけたのだったが、東に向かっているつもりがやがて後方から朝焼けが始まったのにはちょっとあわてた。 いままで方向感覚には絶対の自信をもっていたのに、このまま車を運転していてもいいのだろうかと陽が昇るまで…

タゲリのシロハラ

タゲリのディスプレーの眼目は羽の上面の玉虫色にあるんじゃなくて、下面の白さにあるのではないかと思います。 ヒトが胸やお尻の白さを見せつけて迫るのと同じじゃないかと。いや、違うか。 空を飛ぶタゲリを識別するのは下面の白さです。 オラ オラ どうこ…

タケルのコイバナ

ツグミちゃん素敵だなあ そんなこといわれたって、派手なひとは嫌いよ 陽が当たらなけりゃ後ろ姿は似たようなもんだよ ちょっと~鞍替えしたの~ わたしだってあっちの方がいいわ 早くオトナになりたいな~ ホシいコイ

天の邪鬼デジスコでタゲリ

一眼デジスコは明らかにコリメート法に劣ると頭では理解していても、銭☆軍団の作例を見たりしてまだまだ未練たらしくフォトアダプターを手に入れたりしてこっそり試してみるのだった。 一眼デジスコは 1、暗い 2、1600mm止まり 3、ミラーショックぶれ…

タゲリに引きはミスマッチ

タゲリの美しさはやっぱりどアップですよね。 それも順光で構造色を十分引き出して。 それを何を勘違いしたか点景で入れてしまって後の祭りだわ。 シギだかなんだかわかりません なんとか分かるけど色がない 草紅葉を写したらたまたまタゲリがということです…

○○○撮ったど~

この頃一層物忘れ、置き忘れがひどくなった。 折角、毎日更新で脳活してるつもりなのに効き目ないじゃないの。 昨日出会った鳥、なんだったか思い出せない。 野鳥図鑑くって写真見てあっそうかという始末。 タゲリなんて名前が悪い。もっとシロハラみたいに…

飛べミサゴ 飛べバーダー

鳥見1年にしてやっとミサゴらしいミサゴが撮れたわけだけど、ただ止まっているだけのものではミサゴをクリアしたとは認めてもらえないのがこの鳥見グループの厳しいところ。 30分も止まって、いつ飛び出すかもう飛び出すかとしびれを切らしていると、なん…

凛々しくもないミサゴちゃん

「ミサゴもつらいよ」の巻 バーダーがそこにいることはわかってんだからね ポーズとってると肩が凝るわ 右はいいのよ ここまでくるし 左がダメなのよ あ~苦しかった あ~もういや バーダーの相手なんかしてられないわ 食傷気味でしょうがミサゴシリーズはま…

柿紅葉

今年は庭の紅葉がそこそこ見物だった。 鳥寄せの餌をいろいろ撒いているが来るのはスズメばかり。 折角の餌が濡れて腐っている。 裏年で数個実を付けた渋柿をヒヨドリが自分のものにして、ほかの鳥を追っ払う。 いつしか実生で育った楓が今年は紅葉した。止…

ミサゴ凛々

凛々しいとはミサゴのためにあるような言葉です。 そこらへんの人間なんかに使ってもらいたくないですね。 こんな佇まいの政治家がいたらもうそれだけで信用してしまいそうですが、そんな心配は無用の昨今です。 ミサゴだって年中カラスに追われ、獲物を横取…