いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

時には馴染みのシギもそれなりに

シギは識別が難しい。 それでもまあ足の色の違いくらいはわかるようになった。 と言っても地味な上物は似たようなものである。 アオアシシギは嘴がちょっと反り加減で、飛んでる姿はスマートだ。 セイタカシギがいなければ、立派なネタだ。 年中、県北の川で…

セイタカシギに食傷はない

県北へ出かけて、ネタが撮れず意気消沈していたら、カモさんたちが飛び去った後に、セイタカシギが2羽と、他にもシギが葦の陰から現れてくれた。 カモがネギ背負って・・・ 今季、もう何回か上げたけれど、何回上げても上げる方は困りはしない。 だって、愛…

ウメバチソウとホソヒラタアブ

田舎道を走っていると、道端や庭先にいろいろな花を植えて、きれいに手入れしているのを見かける。 林の中の間道を抜けていると、道の両側を山野草で埋め尽くした民家があった。 車を止めて写真を撮っていると、主人がやってきて、自慢そうに、側で眺めてい…

今季初見のジョビ太くん

10月も半ば過ぎると、ヒーヒー、カッカッカッとジョウビタキの声が聞こえ始める。 だがどこで鳴いているのか、聴覚のバランスが悪いので、方角がわからない。 バーダーにとっては致命的だが、もともと鳴き声を聞いてもすぐ忘れて何が鳴いているのかもさっ…

花と虫さん

農業文化公園はバーダーにとってそれほど魅力のある場所ではない。 ただ、県北への下道の道中での通り道にすぎない。 道はいいし空いているので、ひょっとして棒かぼた餅にでも当たらないかと、ささやかな期待はなくもない。 最近は鳥ネタと虫ネタがいい勝負…

農業文化公園のホウキグサ

どこかでネモフィラが評判になると、猫も杓子もネモフィラ。 コキアが評判になると、ネズミも匙もコキアというわけ。 でもあまり見栄えのしない、どちらかというと砂漠の荒涼とした光景を連想させる。 誰の金でやってるのか。 昔、農家の庭の隅に植えられて…

ミサゴの芸のない日常

ミサゴは精悍ないい顔をしているが、3日で飽きる。 顔は1回撮ったら十分だ。 案外ヘタレで、獲物を捕ってもカラスに横取りされたり、逃げ回ったりしている。 だが、映画俳優にミサゴタイプというのがいて、古いけど大泉滉なんかがそうだ。 そういう弱さの…

イソシギは知っている

鳥は人を見る。 どいつが怪しいか、危ないか、見極め切らなければ、世知辛い世の中生き延びられない。 頭のいいカラスやカササギなどはこどもや年寄りがわかる。 その判定基準というのがわかれば、鳥をもっと近づけることができるのではないか。 見ればわか…

花とおじいさん

この間までは、こういう不自然で画一的でミスマッチな植栽というか光景は馴染めなかった。 でも、人は自然に寛容ではない。 何かせずにおられない。 自然にとって変容と破壊は同義である。 人が関われば人工である。 もはや自然は人工と同義でしかない。 感…

コスモス花園と鳥人

本州から渡ってきたタカは八面山の周りの上昇気流を捉えて舞い上がり、風に乗って行くのだが、この日は遠くの気流を捉えるのであまり近くを通らなかった。 パラセールの発着所で地元のバーダーさんがシーズン中カウントしているが、少人数ではとても捉えきれ…

タカの渡り ハイタカ

天気が良かったので八面山のタカの渡りがそろそろかなと見にいきました。 まだ数は出てないということでしたが、この日も1羽から数羽がぼちぼち渡って行きました。 それでも8時から15時までに160羽が通過して行きました。 ただ、数百メートルも先で上…

鳥に似た蛾

虫嫌いは多い。 いわんや蛾においておや。 ホウジャクは蛾の一種だが、他の蛾と違ってなんとなくスマートなところが好きだ。 長い吸蜜管を伸ばして、ホバリングしながら蜜を吸う姿は惚れ惚れする。 これがオオスカシバなら、誰も文句のつけようがないがな。 …

雨の日のノビタキ

毎年ノビタキが旅の途中に立ち寄る市街地に残された畑地に、この秋もやっと現れたとの知らせで、早速出かけた。 あいにくの雨だったが、少なくともオス、メスの4羽が飛び交っていた。 こんな日はSSが上がらないが、コントラストが強いよりはよっぽどしっと…

クロサギさん ご苦労さん

クロサギのショットを何枚見せられても、闇夜のカラスと大した違いはないかもしれない。 でもネタのないときに近場の磯に行くと、いつも温かくとはいわないまでも、素っ気なく相手をしてくれる。 いつになく波が荒いので、そっちの方に気を取られているのか…

ダイシャクシギの渡る頃

寄藻川の河口で、久しぶりにダイシャクシギとホウロクシギの12羽ほどの群れと出会った。 チュウシャクシギがより馴染みはあるが、今年はあまり出会いがない。 ダイシャク、ホウロクの方がダイナミックで見がいがあると言ったら失礼だが、飛ぶ姿もなんとな…

ダイサギの群れ

とうしろうのバーダーです。 ダイサギはそんじょそこらに年中いて、あまり関心を引かない。 でも、何百羽もの群れとなると、群れ好きとしては寄らずにはいられない。 でもでも、なんで群れてるのかわけがわからない。 ちょっと検索したら、なんと夏いるのは…

ノビタキ旅の途上

旅鳥に出会えると嬉しい。 バーダーの至福のときである。 これほど季節感に満ちた旬はない。 旬とはその時期に最もふさわしいということだから、言わずもがなか。 とにかくバーダーは旬を旬らしく撮りたいのだ。 この稲穂が残っていたのは半日だから、旬のチ…

キビタキとカラスザンショウ

ムクの実やエノキの実を子供の頃よく食べた。 ほんのり甘いだけでもありがたかった。 いろいろな木の実を食べたけど、人間の好みと鳥の好みは違うらしい。 甘味は必要はないようだ。 栄養になるかどうかはどうしてわかるのか。 聞くところによれば木の実の色…

カラスザンショウに会いに行く

カラスザンショウは柑橘系のとてもいい匂いがする。 この木を教えてもらった頃、実をとって車の中に入れて、芳香剤の代わりにしていたことがある。 この実を噛んで見たことがあるが、ほとんど果肉はなくて、別に味も刺激もなかった。 庭に置いて見たが、どの…

旬の迷子?のヒシクイ?

仲間からヒシクイがいると連絡があっった。 遠目なのでヒシクイなのかオオヒシクイなのか識別が難しいが、仲間の画像から判断するとやはり当地では珍しいヒシクイのようだ。 オオヒシクイは何度も見てるが、もっと首やくちばしが長くスマートだ。 なんで九州…

綾町の照葉樹林

鳥見を始める何十年も前から、綾町は憧れだった。 照葉樹の原生林が憧れだったといったほうがいい。 ただ吊り橋の方が目玉のようになって、高所恐怖症のわたしはずっと敬遠していた。 サシバの渡りを早めに切り上げて、10号線を走っていると、綾町まで6キ…

「金御岳慕情」

金御岳の展望台の食堂売店を営むご夫婦はどちらが本業かは知らないが、セミプロの演歌歌手らしい。 「金御岳慕情」というCDを出している。 金御岳は地元ではハイキングやバイクツーリング、デートコースとしても有名な行楽地のようで、週末やサシバの飛来シ…

1羽でも34羽

同じ2本足でも、鳥と人では大きな違いだ。 鳥は空を飛べるし、人は空から落ちるだけだ。 鳥は渡りをする。 人は籠の鳥だ。 鳥は自由だ。 人は不自由を好む。 鳥を見て何にも思わない人が信じられない。 人を見下ろして何にも思わない鳥は信じるに足る。 あ…

なんてたって鷹柱

目前で鷹柱が立てばいうことないけど、そこはサシバの都合と上昇気流の出来具合にまかせるしかない。 高いところを飛んできた群れは、さらに高く高度を上げていく。 ピークにはあちこちに鷹柱が立つが如何せん遠い。 彼らだって必死で、カメラマンのリクエス…

サシバの鷹柱

金御岳のサシバの渡りを見にいった。 またゴミと言われる恐れがあるが、猛禽が群れ飛ぶ姿は壮観である。 金御岳ファンはサシバの精悍なアップ写真が目的の人がほとんどで、むやみにシャッターを切る新参バーダーは怪訝な目で見られた。 しかし無数のサシバの…

差し当たりセイタカシギ

もっときれいに撮らないと、たとえセイタカシギといえどもネタにはならないという教訓のためのネタだ。 というのもちょっとネタの仕込みに、遠征中のせいで手間取っている。 撮って出しと思っていたけど、やっぱりこれというものが撮れないというか、天気は…

チュウシャクシギとの出会い

今年はチュウシャクシギとの出会いが少ない。 海の中道にたった一羽で散歩していた。 和白干潟も見たけど何もシギチはいなかった。 一羽でもいい、ミユビシギとのコラボができたから。

サンキュウ ミスマッチ

お花畑で野良稼ぎと洒落込んだ。 マツバボタンの花盛り。 花を決めて、行き当たりの鳥を待つ。 果報は寝て待て。 待てど暮らせど鳥は来ない。 天は見捨てず。 ダイサギ様のお通りだい。 どこにだって鳥は来る。 鳥のやることはわからんもの。 」

アカメガシワのおかげです

アカメガシワの木はどこでも見かけるありふれた木だけれど、それに実がなって野鳥が食べていることは、つい最近まで知らなかった。 あちこちにあるということは、鳥がその種をばらまいていったということだろう。 実のなっているのとなっていない木があるの…

今季初撮りエゾビタキ

何度もいうが、今年はクマノミズキ の実が不作でなかなかエゾビタキとの出会いがなかった。 やっとこさ辺鄙な場所のアカメガシワの木に来るのを撮ることができた。 この実はあまり美味しくないのか、消化が悪いのか何羽かペリットみたいに吐き出している。 …