2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ヤイロチョウに出遅れている。 そりゃそうだ、連日暗いうちから通いつめている精勤周到派に太刀打ちできるはずもない。 鳥運がいい方でもないのに、人が帰った後に出かけて、悔やんでもしょうがない。 それでも、何かネタを拾わなければ、生きてる資格がない…
今年は当地のサンコウチョウの飛来が少ないというのは、前にも書いたが、ちょっと足を伸ばして、県北の川の上流をたどって見た。 杉林の方から声が聞こえて来たので、川の手前の雑木林の横で待っていると、メスのサンコウチョウが姿を見せた。(練達の方に、…
今いる鳥はみんな旬。 公園に行くと、ヤマモモの木にリュウキュウサンショウクイが止まっていた。 つがいでいたが、そう上手くは問屋が卸さない。 でもヤマモモの実で十分旬だということがわかる。 飛んでくれたし、後光の中に頭を突っ込んでくれた。
一緒にハヤブサを見ていた鳥友が まだちょっと早かったなあ、巣立ちの後の空中給餌しか魅力ないんや ということで、なるほど猛禽のショットはそういうダイナミックなシーンがツボなんだと納得した。 いつまでたってもビギナー気分なのが情けないが、いつかそ…
雨が降っても鳥見はできる。 雨で出て行くバーダーを、呆れ顔で横目の家人もいるが、雨の日には雨の日の楽しみはある。 最近の天気予報は当たるが、全県同じということはない。 降ってないところを探せばいいし、上がるのを待てばいい。 鳥も上がるのを待っ…
旬ネタが底を突いたら、在庫でもリサイクルでも無季ネタでもいいじゃないか、バーダーだもの。 でも、腐ったらクサイ。 開き直ったらイタイ。 外れたらシッタイ。 あるときアップの催促なし(ダイタイそんなもの) それがアタイの生きる道。
立ち入り禁止になっていた蓼原湿原が、先日からやっと開放されている。 カッコウやホトトギスやジュウイチも鳴いて、初夏の風情が増しつつある。 湿原の植物はまだ繁茂というまではいかず、ホオアカやセッカの声もたけなわとはいかない。 木道を渡る風も涼風…
県北への両子山ルートの途中に高い崖がある。 ハヤブサの営巣に格好だと予々思っていたが、ふと思い立って、白い糞の付いているあたりを双眼鏡で覗いてみた。 岩の色と同化して、最初はよく分からなかったが、なんとハヤブサらしき姿が2羽見えた。 ならば給…
旅鳥はロマンだ。 はるか桃源郷に向かって旅しているのだろうか。 繁殖地の夏は花咲き乱れる楽園だろうか。 そうでなくても、氷河期の記憶が刻み込まれたRNAが、連綿と渡りを誘ってきた。 ただ宿命に従順な本能に、苦難の是非はないのだろうか。 そのルート…
名人は自分で止まり木を立てて、カッコウだろうが、ジュウイチだろうが、止まらせてしまうが、わたしはただそこにある枯れ木に、願を懸けるに過ぎない。 二度あることは三度あると、実績のある止まり木で待つけれど、200メートルくらい先の丘の柵の上までし…
夏鳥のアイドル、サンコウチョウ、なかなか難物だけに挑戦しがいがある。 何度見ても、造化の神の手際というか遊びを感じる。 鳥のイメージを逸脱している。 眼輪や嘴の蛍光色といい、過剰な尾羽の長さといい、ホイホイホイの鳴き声といい、それで絶妙なバラ…
それは幻覚としか思えない。 今もってそれが現実のものだったのかどうか、定かではない。 去年の5月末、鳥見仲間4人で、南タイのカオソック国立公園に遠征した。 酷暑の中で、徒歩での鳥見は老体にはこたえた。 見かねたガイドが「明日は自分の車で、巣立…
カッコウの初鳴きを聞こうと高原に出かけた。 不要不急の県境越えではないと自らにいい聞かせながら、それでも越えたり、戻ったりで、パトロールに出会うとビクッとする。 まあ鳥に国境はないし、人とは無縁だし、枯れ尾花を恐れる必要もない。 のんびり牛馬…
高い針葉樹のソングポストで鳴くオオルリは夏のシンボルだけど、その色の美しさを出すのは難しい。 暗すぎても、明るすぎても本当の青は現れない。 ソフトな自然光でないと、その青は輝かない。 樹間の木の枝で虫を捕食しているところに出くわしたが、たまに…
初めて巣立ち後のフクロウのヒナに出会えた。 雨の日だったが、離れたところから、巣穴から出た2羽を見たということだったので、ダメもとで出かけた。 教えられた場所に立って舐めるように探すと、向かいの高い木の間に2羽のシルエットが見えた。 とりあえ…
サンコウチョウの飛来がこの夏は少ないという。 寄り道してるとか、別のところに行ったのならいいが、戻って来れないのならと心配になる。 誰だって、一度サンコウチョウを見た人は、こんな鳥がこの世からいなくなっていいなどとは思わないだろう。 営巣場所…
緊急事態宣言は解除されたものの、まだシギチの春の渡りのシーズンのメッカ、大授搦には行けないが、地元のささやかな浜にもわずかながらシギチが入る。 キアシシギがいつも一番乗りだ。 観光客の姿がなくなった浜だが、そう数は来なくなっている。 こんな何…
こどもの頃、電車の車窓から眺めた、一面の麦畑がなぜか目に焼き付いている。 麦畑も少なくなった。 麦飯も縁がなくなって久しい。 貧しさが懐かしいわけではないが、そこで培われたものは忘れない。 自然への憧憬、沈潜、慈しみ・・・ そんな記憶のかけらを…
青葉の季節に訪れるというか、戻ってくる、その名もブッポウソウ。 ここがあんたらの故郷だもんな。 なんで、こんな暑苦しいハンドホールみたいなところで子育てせにゃならんのかと嘆いているだろうな。 あんたらだけじゃない、世界中の鳥は皆同じ。 森林破…
水場のゴジュウカラはなれているというか、必死というか結構近くまで近づける。 超望遠で飛び出しを撮ろうと試みるがうまくいかない。 近すぎる。 中望遠でちょうどいいけど、なかなかピンは来ない。 ピンを持っていかれるものが多すぎる。 どこに行くのか見…
鳥見は不要不急の外出だろうか。 雨が降ろうが、閑古鳥が泣こうが山に入る、バーダーには必須の日常だ。 自然体で、三密を避けられるのなら結構なことだ。 必要なのは、他人に迷惑をかけない合理的な判断だろう。 もともとはぐれ鳥なんで、何やってるのか訝…
アオゲラのアオは青葉のアオ。 つまり緑。 アオゲラくらい初夏にふさわしい鳥はいない。 鳴き声はゲッゲッとカケスみたいに啼くものと思っていたら、澄んだ声でピィ〜ピィ〜ピィ〜と聞こえるのもアオゲラの声だった。 枯れ木に空いた巣穴も、今にも顔を出し…
このダイサギ同士は仲が悪かった。 しょっちゅう追い回したり、獲物を横取りしようとしていた。 側のセイタカシギやスズガモは傍迷惑そうだった。 どうなったら勝ちなのか、息の根止める気はないようだったが、水に顔を沈めるのはかなり高度なテクニックだ。
県北の今冬セイタカシギが越冬していた遊水池に、4羽のセイタカシギが逗留していた。 昼寝している時間だったが、ミサゴやトビに驚いて、離れた所に飛んでは戻って来た。 目を離している隙に、いつの間にか戻っていたり、レンズに収まりきれなかったり、ピ…
わたしの誕生日はゴールデンウィークの中にある。 この年になると誕生日もあまりうれしくない。 いつもは旅先で、一人で、なんかまだ生きてるなあと思う。 若い頃は平均寿命も60歳だった。 だんだん延びたけれど、平均余命が何年あっても、何があるかわか…
山で聞く鳥の声はコジュケイの声が一番目立つ。 山道でもちょいちょい出てくる。 まもなく子連れで出てきてくれるかな。 あの鳴いている場所は樹上らしいけど、そんなところは見たことない。
例年のソングポストにオオルリが来たというので、再度撮ってみた。 新緑の中のオオルリは一段と青が鮮やかで、大いに食指をそそったものの、天気が回復して明るすぎる中では、ピントが定まらないのと、コントラストが強すぎて、色も黒味がちになった。 それ…
もう田植えが終わっているとこもあり、県北の田んぼで満開のレンゲ畑の刈り込みが行われていた。 赤いトラクターに1羽のダイサギがまとわりついていた。 カメラを向けると農家のおじさんが手を振って応えた。 ダイサギは追い出される虫が目当てなんだろうが…
夏鳥のスター、アカショウビンの声がし始めたということで、森の奥に出かけた。 確かに声は聞こえるけれど、どこからなのかはわからない。 一応歩き回って見たけれど、姿はまだ見ていない。 出会った若いバーダーさんが、すぐそこで声がして、頭上を飛んだの…
ホオアカとセッカはこれまで九重や産山の草原でとっていた。 ノゴマを待つ間に、河川敷でもしきりに鳴いていた。 どちらも初夏に見る好きな鳥なので、ありがたくネタ用に撮らせてもらった。 まだ、ノゴマもいいショットが欲しいが、オオルリやクロツグミもま…