2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧
バーダーなら旬のものは、旬のうちにといきたいところだが、こんな始末でもったいない、というか申し訳ない、ゴイサギさん。 一応、旬の真打ちとして取って置いたのを忘れていたのか、見逃したのか、見直したらあるじゃないか。 このときはもっと面白パフォ…
鳥が減っているか、ひょっとしたら増えているのか、わたしにはわからない。 ほんの6、7年前まで、鳥はいないも同然だった。 鳥は見ようとしなければ見えてこない。 見えていても見ようとしなければ、ピントが合わない。 ピントがきたって、小さくはかない…
アオジはいつも刺身の妻である。 ミヤマホオジロのついで、ベニマシコのオプション程度でしかない。 味も見場もそこそこなのに。 目にする機会は少ないけれど、行くところに行けばそこらへんにザラにいる鳥だからか。 もっと地味なクロジにも負けている。 そ…
和田剛一さんの野鳥の写真集「SING」の1枚のカワガラスのショットからわたしの鳥見志向はスタートしたといっても過言ではない。 それは真緑の渓流に今まさに潜らんとしている1羽のカワガラスを俯瞰したショットだ。 カワガラスさえ知らなかった新米バーダ…
ヤマセミもカワセミもまだ飛翔はちゃんと撮れない。 飛び出しはそれなりに撮ったけれど。 ただ飛んでいくのだから簡単そうだけど、これが難しい。 動体視力だか反射神経だか腕力だかが、ばっちり要求される。 追尾AFだって速攻で効いてくれなきゃならない。 …
チョウゲンボウという名は時代がかった響きで、なんとなく朴訥なところがいい。 年末の雨の休日を当てもなくさまよっていると、県央の農道でトンビを追いかけているチョウゲンボウが目に入った。 小さいくせに向こう見ずなところが男前である。メスだけど。 …
小柄な鳥は動きが素早く、撮るのが難しい。 コガラは低地ではあまり見かけないので、出会うのは稀である。 八ヶ岳のホテルの庭に連れて行ってもらって、フィーダーに来るのを撮ったことがあるが、それでも結構難しかった。 近くでも標高の高いところに行けば…
何を撮ったかではない、どうやって撮ったかだ。 これは、別に、有名なフォトグラファーの言葉ではない。 一介のバーダーの負け惜しみである。 たどり着くのも命がけである。 氷点下の世界である。 そして、何しろ遠い。 変わり種の美しいカモも、マガモやホ…
珍鳥をたくさん撮ったと自慢する人と話していて、「わたしは馴染みの鳥で十分」というと、「あんたは宝の持ち腐れでいいんじゃろう」といわれて内心狼狽した。 あんたは腕が悪いと貶されたのか、贅沢な道具を見せびらかしてと謗られたのか、自分が思っている…
ミヤマホオジロは冬の使者だ。 いまかいまかと待ちわびて、その姿が鳥友のサイトに上がると腰が落ち着かなくなる。 ミヤホは憧れだったのに、そんじょそこらの鳥だとは思ってなかったのに、簡単に会えるとも思えなかったのに、あっけなく身近にいたときには…
ノスリは猛禽類の中では身近な方だろう。 ポイントの冬の田んぼに行けば電柱や電線のどこかに止まっていて、探すのにそれほど苦労はしない。 猛禽とはいえ精悍さでは一歩引けを取るというか、朴訥な感じがして田舎のおじさんというイメージではある。 クソト…
幸せってなんだろう。 バーダーにとってのささやかな幸せなら、野鳥が紅葉の中にすっぽり収まってくれることとか。 それが野鳥にとって幸せなことかどうかはわからないというか野鳥は幸せかどうかなんて考えないだろうけど、考えなくてすむことが野鳥にとっ…
庭のカエデの紅葉はいつも師走だが、今年は中旬になってやっと紅葉した。 しかし折からの雨や風でその盛りは束の間に過ぎてしまいそうだ。 植え込みのツツジでウグイスの地鳴きが聞こえたので、そのそばのカエデに狙いをつけて待っていると、案の定というか…
ハゼの木ポイントにはルリビタキ目当てで行ったのだが、結構なネタ作りになった。 もう終わってはいたが、ハゼ紅葉もいい添え物になるし、ハゼの木はバーダーにとって優れた指標でありモチーフになるということだ。 ハゼの木に足を向けて寝られないが、とな…
できることならわたしも名人のように、野鳥の1羽1羽を識別し、名前をつけて親しみたい。 しかし、それは持って生まれた才能と感性、恵まれた環境、弛まぬ修練が必要だ。 決して一朝一夕で成ることではない。 そこは初めから諦めてはいるが、せめて身近な野…
ここのハゼの実だけなぜ鳥たちの食思をそそるのか謎である。 ハゼの実はあまり優先順位の高い餌ではなさそうなのに。 手つかずのハゼの木は多い。 おそらく寝ぐらに近く、見通しがよくて安全だからだろう。 鳥には鳥の都合あり バーダーにはバーダーの思惑が…
オオバンが足を見せることはほとんどない。 足は見られるためのものではない。 歩くためのものでさえない。(?) 水中の藻を採るために潜るフィンであればいい。 そのための弁足でありさえすればいい。 たまたま調整池の水が抜かれてたから、気まぐれに歩い…
冬の長洲海岸といえばツクシガモ、ハマシギの群舞、ヅグロカモメの飛翔狙いだ。 干潮では遠い。 満潮では消える。 潮時が難しいのが干潟の常。 潮引けば現れいたり筑紫鴨 筑紫鴨即ち見ゆる白さかな 筑紫鴨餌獲る列の皆一途 筑紫鴨出会い想えば出会いけり 潮…
バーダーにとって空も海も難物である。 明るい空も水面も見かけによらず足を引っ張る。 それをバックに被写体の鳥を置くと、露光不足になったり、ピントをバックに取られてしまう。 無彩色になった被写体やバックをPSなどで調整するのは面倒だ。 やはり穏や…
星の降る午後は バーダー二人で う・う・ううう写そうよ 『ちゅるる・ちゅるる・ちゅるっる~』 流れるシャッター音 擦れ合うミラー音 ああ ホシムクの群れ 【群れ群れ群れ群れ空抜けの群れ】 いじわる木枯らしが埃巻き上げても 二人は 『ライライライライラ…
夜行性のゴイサギがなぜか蓮田に4羽もいた。 1羽は幼鳥のホシゴイだったが、1丁前に成鳥とバトルを繰り広げていたから、もう衣替えも間近だろう。 近くにサギ山もあるけど、なんといってもこの蓮田は無農薬で、ドジョウやカエルからナマズまでエサが豊富…
四国から保養に来ているNさんと知己を得たのは、2月の別府公園で鳥見をしていたときだった。 その後会う機会はなかったが、先日連絡があって、体調もよく自分も鳥見を始めたので同行させて欲しいということだった。 それではと、この週末近場のポイントを案…
セッカをオオジュリンと間違えてたのはわたしの不徳の致すところ。 ちゃんとオオジュリンも撮っていた。 群れてたんだけど、葦に隠れていただけのこと。 水面には肝心な奴は不在でオナガガモ、オカヨシガモの群れが寝ていた。 カモもよく見るとなかなかなも…
公園に泥縄でネタ撮りに。 紅葉の盛りはここら辺ではまだこれから。 先ず色づいた楓で待つと、やっとメジロがきてくれた。 空抜けで、日陰に来ても、ピンは来ない、解像もしない、紅葉も糞もない。 コラボというのは引き立てか共倒れか、2つに1つ。
アオアシシギは旅鳥だけど、逗留期間がかなり長いものがいる。 どこかに故障があって癒えるのを待っているのか、餌が豊富で居心地がいいせいかわからないが、置いてけぼりになって途方にくれているのかもしれない。 春の渡りの時期は群れでいるのを見かける…
県北の農道沿いの電柱にハヤブサが止まっていました。 近づくと隣の電柱にまで移動しましたが、後は待てど暮らせど動きません。 そのうち4度もペリットを吐き出しました。 食後の消化タイムだったんですね。 狩りは無理でも、飛び出しくらいはと待ちました…
行くところに行けば、ネタの一つや二つ転がっているはずだった。 でも、そこは鳥さんの都合である。 アポイント取ってるわけでもなし。 一人帰り道、立ち寄った港で、イソヒヨドリ君が遊んでくれた。 イ「一杯飲むか」 バ「飲めんわ、車やし」 イ「一緒に食…