2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ヒレンジャクが水飲みに来る水場は、もともと他の鳥にも水場なので、次々にメジロやジョウビタキやシロハラがパフォーマンスを見せてくれる。 水場が安全なことを知っているらしい。 ヒレンジャクはここでは旅鳥だから、むしろこの子たちが水場の主役といっ…
迷鳥狙いで出かけたポイントからほど遠からぬ場所に白いツグミがいるとのことで、足を伸ばした。 丘陵の雑草地に白い姿がすぐに見つかった。 遠いので肉眼ではただ白くしか見えなかったが、レンズで除くと頭は真っ白で、躯体にはコーヒー色のまだらな柄があ…
25羽くらいの群れだったが、この日はハイタカが近くにいて気忙しいのか、ゆっくり水飲みをしなかった。 でも近くで見られてありがたかった。 1.5kmくらい離れた別の場所にも行って見たが、そちらはたくさんの地元のバーダーさんが、キレンジャク探しや飛…
ヒレンジャクは水場や餌場にいるときは、あまり警戒心が強くない。 ただ、地元では餌が少ないせいか、滅多に通過しないし、長く逗留もしない。 たまたま、別の鳥を見に出かけた先で、そっちは一応目的を達したので、何度も水場に来る群れを、東屋から至近で…
今冬はタカもあまりお目にかからなかった。 九州まで下らなくても餌が豊富だったということか。 憎っくき暖冬。 ノスリだけは気安く付き合ってくれた。 気安すぎるのも考えものだぞ。 鳥はチラ見せが命だぞ。
公園の梅や河津桜や寒緋桜が盛りで、見物客やカメラマンで賑わっている。 花とのコラボが狙いにしても、別に花好きな鳥ばかりではないのが辛いところ。 常緑樹の影にカラ類と行動を共にしているリュウキュウサンショウクイがいた。 目立たない鳥で誰も気づか…
前日カヤクグリを撮ったというポイントで待ったが、出てきたのはホオジロとミヤマホオジロだけだった。 今冬は虫餌が多いのか、なかなか冬鳥が出てこない。 でも前々日の初雪が申し訳程度に残っていて、なんとか格好がついた。
福寿草を撮りに行くという鳥友を追ったわけではないけれど、何かないかとネタを探しているうちに、県境の民家の山野草園にたどり着いた。 ちょうど県外からの山野草愛好者も、何やら珍しい花を訪ねて来ていたのに、端から相乗りさせてもらった。 福寿草もき…
今冬一番の寒波で、山は雪、これを逃せば後がないと、車を滑らせて、雪原のトラツグミ狙い。 今更出て来るわけもない。 向こうの山ではユキビタキを狙っている様子。 遅ればせながらはせ参じると、雪は疎らで、ルリビタキもいうことを聞いてくれない。 彩に…
早くも河川敷でキジがホロ打ちを始めた。 それもあちこちで。 どこも春が前倒しだが、昨日はやっと初雪が降った。 いわゆる三寒四温というやつだ。 キジも紛らわしかろう。 年寄りには調子が狂う、というかついていけない。
大授搦はただサギシギチの長閑な世界ではない。 過酷な生存競争というか、食物連鎖による生態系のスクランブルの世界でもある。 シギチが一斉に飛び立った後に、ズグロカモメが1羽もがいていた。 そこへハヤブサが姿を現して、しばらく近づこうとホバってい…
オオモズ・ポイントにいた地元のバーダーさんに、大授搦に2羽のアボセットが越冬していると聞いて、そちらに回って見た。 潮が近づけば簡単に見つかると思って、満潮まで2時間ばかり、波打際を眺めて見たが、さっぱりそれらしき姿はない。 潮も上がってこ…
情報をもらって出かけると、昨日までいたのにと撮り逃がすことばかりだった。 今回も、中2日置いてだったから、駄目元と内心負け犬根性で出かけたら、運よくすぐに出た来たぞと、先着のバーダーさんに合図してもらった。 どうも、ねぐららしく、朝の1時間…
前々回のユリカモメ、なんで勘違いしたのかよくわからないが、多分、嘴が黒く見えたのをそのままズグロと刷り込まれてしまったんだろう。 わかる人にはすぐにわかる間違いだし、わからない人にはどうでもいいことだろうから、別に謝るつもりはないけれど、自…
箍が外れて走り回っている。 走れることが嬉しい。 鳥見はプロセス、つまり過程、通り過ぎること、道を求めること、イコール走ること。 バカ陽気だから仕方ない。 男池に行くと、先にいたバーダーさんが、もうミソサザイが囀ってるという。 1月くら早いとい…
ズグロカモメは九州の干潟が越冬地で、案外希少な種らしい。 夏羽のユーモラスな姿が愛されるが、冬の姿も美しい。 水に浮かんでいるのはあんまり見かけなかったし、これだけの群れで見たのも初めてだった。 セグロカモメに申し訳ないが、やっぱり写りが違う…
リタイアすれば、鳥見は日常となる。 日常というのはマンネリ化する。 そうでなくても老化は進む。 マンネリ化しないためには、非日常でバランスを取る必要がある。 で、雨が降ったり、寒い日は映画館に行く。 すると先日観た「パラサイト」がオスカーを獲っ…
鳥見はプロセスである。 そう思わないとやってられないところがある。 何日も棒に振っても、プロセスならば赦される。 ただの彷徨、放蕩、放埓でも成果は問わない。 通りすがりの1羽のコクガンで十分に報われた。
ウソには2種類ある。 普通のウソと真っ赤なウソ。 それはウソだが、これはアカウソ。 ウソとアカウソはどこで見分けるか。 前足の指が4本、後ろの指が6本。 それは4、6のウソ。 アカウソは赤い。 尾羽の軸班、そこが赤い。 ウソ、白い。
今年は冬鳥が少なかった。 ベニマシコもカヤクグリもトラツグミもキクイタダキもアオジさえ出てくれなかった。 まだチャンスはあると思うけど。 ただ春はどんどん前倒しになってゆくようだから、渡りも早いかもしれない。 このウメジロも撮ったのは10日も…
鳥友のKさんがアリスイに出会ったという河畔を走っていると、運よくまたKさんがカメラを構えていた。 今、出てるよといわれるけど、さっぱりわからない。 飛び立ってやぶに隠れてた後、また現れるのを待っていると、出て飛び込んだ場所はわかった。 しばらく…
ガイドが、ドイインタノンの鳥として100%請け負うのが、山頂近くのHQ周辺で餌を漁る鳥たちだ。 ここでしか見られない珍鳥が、行けばまず出て来る。 フレンドリーというか非常にスレている。 このような鳥に囲まれて過ごすのは、バーダー冥利に尽きる。 …
乾季だから雨は降らない。 山頂の休憩所の散水栓を、ガイドがひねってやると、すぐに鳥がやって来て、水浴びを始めた。 ただそれを撮るには防水カメラが必要だ。 眺めているだけでも面白い。 人がいようと御構い無しだ。 人が浴びるにはちと寒い。 高度2565…
タイといえばサンバード、花といえばサンバードというくらいのものである。 ガイドにその旨伝えたら、まかしとけという。 俺の実家の畑にだって、桜にだっていくらでも来るからと。 タイはマイペンライだろが。 村の何箇所かも回ったが、やはりタイミングと…
ガイドに、花の季節なら花に来る鳥をというと、4、50メートルもある道路沿いの赤い花の木の下で停まった。 梢のあたりにバーベットがいる、ブーブーがいる、ウッドペッカーがいるというけれど、さっぱり見えない。 どうも花や葉の後ろにいるらしい。 そん…
ドイインタノンには紅いサンショウクイは何種類かいる。 ちなみにメスは黄色い。 花に来ているところは絵になる。 群れで移動するところも撮りたかったが、ガイドはあまり時間を取らせてくれず、見送った。 以前にわりと近くから撮ったことがあるが、今回は…
ドイインタノンは桜が満開だった。 本当はドイアンカーンの桜を見る予定だったが、そちらは観光シーズンのピークで、宿もツアーも満杯で値段も高騰期だった。 鳥見ならドイインタノンの方が手頃だということになった。 その桜に来る鳥を撮ろうと思ったが、色…
バンガローの裏山の寺院の森には、午前中は鳥の声が引きも切らない。 暗かったり、ブッシュの中だったりで、とても全部は捉えきれない。 高い木々の上を渡っていても、何かいるとわかるだけで、撮ってもシルエットにしかならない。 カメラのことがよくわかっ…