いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

タイ北部2020

てっぺんの鳥たち

ガイドが、ドイインタノンの鳥として100%請け負うのが、山頂近くのHQ周辺で餌を漁る鳥たちだ。 ここでしか見られない珍鳥が、行けばまず出て来る。 フレンドリーというか非常にスレている。 このような鳥に囲まれて過ごすのは、バーダー冥利に尽きる。 …

シャワー好きのサンバード

乾季だから雨は降らない。 山頂の休憩所の散水栓を、ガイドがひねってやると、すぐに鳥がやって来て、水浴びを始めた。 ただそれを撮るには防水カメラが必要だ。 眺めているだけでも面白い。 人がいようと御構い無しだ。 人が浴びるにはちと寒い。 高度2565…

花が女か男が太陽鳥か

タイといえばサンバード、花といえばサンバードというくらいのものである。 ガイドにその旨伝えたら、まかしとけという。 俺の実家の畑にだって、桜にだっていくらでも来るからと。 タイはマイペンライだろが。 村の何箇所かも回ったが、やはりタイミングと…

ブーブーいわないで

ガイドに、花の季節なら花に来る鳥をというと、4、50メートルもある道路沿いの赤い花の木の下で停まった。 梢のあたりにバーベットがいる、ブーブーがいる、ウッドペッカーがいるというけれど、さっぱり見えない。 どうも花や葉の後ろにいるらしい。 そん…

ヒマラヤ桜に紅いサンショウクイ

ドイインタノンには紅いサンショウクイは何種類かいる。 ちなみにメスは黄色い。 花に来ているところは絵になる。 群れで移動するところも撮りたかったが、ガイドはあまり時間を取らせてくれず、見送った。 以前にわりと近くから撮ったことがあるが、今回は…

ヒマラヤ桜にチベットモズ

ドイインタノンは桜が満開だった。 本当はドイアンカーンの桜を見る予定だったが、そちらは観光シーズンのピークで、宿もツアーも満杯で値段も高騰期だった。 鳥見ならドイインタノンの方が手頃だということになった。 その桜に来る鳥を撮ろうと思ったが、色…

どこだって野鳥の森

バンガローの裏山の寺院の森には、午前中は鳥の声が引きも切らない。 暗かったり、ブッシュの中だったりで、とても全部は捉えきれない。 高い木々の上を渡っていても、何かいるとわかるだけで、撮ってもシルエットにしかならない。 カメラのことがよくわかっ…

ヒタキの花形ミヤマヒメアオヒタキ

アオヒタキの仲間は多い。 どれが何アオヒタキか、すぐには見極めがつかないが、今回は概ねミヤマヒメアオヒタキだったと思う。 これは、バンコク近くのカオヤイの山中でもしばしば見かけた。 滞在したドイインタノンの中腹の山岳民族の棚田の村のバンガロー…

渓流がそこにあるからだ

タイに鳥見に来るなら、まずドイインタノンだよとガイドに何度もいわれた。 それは確かだ。 ただ雨季に来ると、霧と寒いばかりで、なかなかカメラワークが思うようにならない。 乾季は素敵だ。 ヒマラヤ桜も満開だった。 大寒の日本から来ると、まさに桃源郷…

留鳥は悲しからずや

遠征で見る鳥は、旬とはまた別の趣きだ。 タイでは旬というより、地域差ということになるか。 タイは渡りをする鳥の越冬地でもあるので、乾季には日本の夏鳥や旅鳥がちょっと姿を変えて見られる。 日本で夏羽で見られるアカガシラサギは、タイではどこででも…

小さいほど愛らしい

小さい鳥は機敏で、いっときもじっとしていないから気づきにくい。 色も周りと同化していればとてもファインダーに捉えきれない。 でも動きにパターンがあることがわかれば、だんだんなんとかなるようになる。 これっばっかりというわけにはいかないから、惜…

ミヤマヒメアオヒタキとの再会

一昨年の鳥見仲間とのタイ中部遠征でも人気のあったミヤマヒメアオヒタキのメスだと思う。 ガイドに聞いたが、この名が出たことは出たが、別の場所で撮ったオスとわたしが混同しているかもしれない。 ヒメアオヒタキの仲間はたくさんいて、識別点がよくわか…

青いけれどもスターじゃないFORKTAIL

タイの北と南に人気のエンビシキチョウがいる。 南のアカエリエンビシキチョウ、ここDoi Inthanonではエンビシキチョウなのだが、それより一回り小さいセアオエンビシキチョウの方しか見かけなかった。 これだってLiferだし、わたしにはお気に入りだ。

白い帽子のカワビタキ

同じ青でも受ける印象は違うものだ。 こちらは鉛色ではないからか、それほど人気はないようだ。 白い帽子もなんとなくユーモラスで、シックというほどではない。 ヒタキの目の愛らしさが欠けるせいか、そんなことをいったらバチが当たる。 シロボウシカワビ…

愛らしき鳥との出会い

一度、乾季の北タイに行きたいと思っていた。 仕事をリタイアし、やっとその機が訪れた。 以前、8月に、垣間見た北タイは、雨と霧と寒さのむしろ北国の風情だった。 1月には、チベット桜が咲き乱れ、鳥が乱舞し、桃源郷のような光景が広がるのだという。 高…

チェンマイ・フアイトゥンタオ湖(貯水池)のクロノビタキ

チェンマイはタイ第2の都会だということだが、あまり高いビルなどはなく、空港も町に隣接していて、すぐに宿に着いた。 緑と古い寺院や遺構が多く、いわれる通り古都という印象が強い。 まあ前後2泊して夜と早朝に宿の周りを歩いただけだが。 最初に向かっ…

ノビタキ撮りにタイに行こう

避寒を兼ねて北部タイに行ってきた。 避寒どころか、出て行くときの服装そのままで役立つ始末だった。 タイでも2500メートルを越える山があってそこも有数の探鳥地なのだ。 盆地のチェンマイの街の周りも広い耕作地帯があって野鳥が飛び交っている。 地…