2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧
鳥の群れの飛翔がわたしの鳥見の一番の眼目だ。 群れ好きは貧乏性のせいで、飛翔は羨望のせいだ。 タゲリ好きはその剽軽さ+優雅さなので、その群れの飛翔を見ないと落ち着かない。 頑張って遠出して、もう猛禽のスポットなのだが、それだけ撮ってとんぼ返り…
雨の日のタゲリもいいが、晴れた日のタゲリもいい。 なんでこんな色にしてるのか寡聞にしてわからないが、これでも保護色なんではと思う。 わたしの目は逃れられないが、空からの天敵には見えにくいのかも。 知らんよ、でも人の目だって十分に眩ませるだから…
そろそろタゲリに頼らんばと思い会いに出かけたが、今季はなかなか出会えない。 居ても数羽だけだ。 寒いのを我慢してなんかパフォーマンスを待つが、雪にはならず、冷たい雨が落ちてくる。 でも背中の雨滴だけで十分情趣があると思うのはわたしだけ。
ともかくメジロでもネタにせなならん。 メジロならサザンカで待てばすぐに蜜を吸いにくる。 嘴を真黄色にしてるから、蜜なのか蕊なのかはわからないが、目まぐるしく飛び回る。 だからピント合わせが結構難しかったが、今は鳥モードで簡単になって、あまり手…
阿蘇九重の方に行くとマユミの赤い種子が盛りでまるで一面花盛りのようだ。 マユミの花は薄黄色の地味な花だが、冬になるとピンク色の丸い実をびっしりつける。 実の赤いのは仮種皮といって割れて中に本当の種が出てくる。 この仮種皮はアケビのゼリーのよう…
それは冬、野鳥とコラボするものがないからであると思っていたわけではない。 冬鳥はそれ自体で存在感がある。 ユキ〇〇などという垂涎のコラボもある。 マユミの実は鳥は好まないものと思っていた。 止まっても偶然で待ちぼうけが多い、クソッと。 それがた…
鳥はマユミの実を食べないと思っていた。 ただの仮種皮だけの実かと思っていた。 でも止まってくれれば絵になるのは、紅葉が終わればマユミくらいだ。 あまりメジロが騒ぐので近づいてみると、ちゃんと実を啄んでいた。 知らないってことは勿体無いことだっ…
ツクシガモの越冬地が広がってきたのは多分ここ十数年のことだと思う。 守江湾に入ったと聞いて撮りに行ったことがある。 その後県北で群れの飛翔に凝ったこともある。 大授搦ではもう無数にいてカメラに収まりきれない。 やはり餌場が限られてきているんだ…
同じネタを晒しても、この年になると恬として動じなくなる。 これは老成というより、厚顔無恥の境地に達したということか。 ボケたかどうかの判断はこの先の兆候に委ねるべきだと思う。 ともかくコウライアイサとの出会いに浮かれていることだけは確かなのだ…
このポイントは流れの静かな部分と瀬の部分が交互にあって、岩場や砂地もあるから、鳥たちの棲息場所として申し分ない。 本当のところは鳥じゃないからわからないが、人が出過ぎなければ、フルに越冬期間を過ごせるような気がする。 毎年だって越冬場所に選…
オシドリやカワウと同様、コウライアイサも人の気配に敏感な鳥だ。 だが車の中から写せる場所だとか、一定の間合いが取れて姿を晒さなければ結構近くから撮ったこともある。 ここは開けすぎていて近付くのに相当なテクニックがいるので、わたしは枯れ葦の間…
鳥見の楽しみ方は人それぞれだろうけど、わたしは思いがけない出会いの射倖心とそれをなんとかカメラに納めた時の達成感だ。 同じような人の楽しみを奪いたくないが、そろそろチャンスを分ってもいい頃かなと思う。 別に初めての発見ということでもないので…
アイサは秋沙と書くが解釈しにくいらしい。 響きだけにしておくのが無難だろう。 ここにコウライアイサの番いが入ってもう3週間余りになる。 ほんの数人しか知らないし、寄り付きも良くないので居心地がいいのだろうか。 私も1週間おきに3、4回しかいって…
今年の漢字が金だった。 坊さんが一字でまとめるというのがなんとも胡散臭い。 それを囃すメディアも胡散臭い。 金というのは一生一度も縁がないものと思っていたが、暮れになって棚から落ちてきた。 枯れ葉が水に映っているだけの手から溢れる金だけど、運…
渡辺真知子のかもめが翔んだ日もカセットテープに入っていた。 今でもこんな情感溢れる歌は流行るのだろうか。 近頃の歌はリズムもメロディーも全く馴染まない。 それは仕方ない。 昔はカモメの歌をいろいろ集めた。 かもめの3/4知ってる? かもめ かもめ …
週末の漁港は平日とは趣が違う。 普段は帰ってくる漁船にアオサギやトンビが纏わりつく。 カモやセグロカモメもおこぼれを狙っている。 静かな日の港内はユリカモメの独壇場だ。 見物人がバーダー一人とは勿体無いが、それでも整然と行動する。 何か人間が困…
ということで2種類のミヤコドリが出ています。 突堤の右端に、新たに1羽増えて3羽になった新ミヤコドリの姿が。 嬉しいじゃありませんか。 これこそ極上の旬ネタ、万々歳。 もっともっと帰ってくるのを待つわ〜昔の名前で出て〜い〜ま〜す。
ユリカモメの語源というのがわけわからん。 京の都に後ろ(古語でユリ)の若狭湾から現れるカモメだからと。 百合と思った人?ハーイ、ハズレ。 ならば姿通りボタンユキカモメ略してユキカモメではどう? エナガカモメでもいいな。
オシドリの群れが揃って上流域に向かい、落ち込みのあたりで顔を水面に突っ込み始めた。 雑食の鳥なので何を食べているのかはわからない。 生ごみなんだと興を削ぐが、彼らの採餌行動は一様でない。 毎日いるとも限らない。 かなり行動域も広い。 そしてある…
オシドリの群れを見ている。 バラバラの小さな群れでいたのが、ある時一斉に同じこと方向に向かう。 付和雷同、婦唱夫随、無政府主義、脳内リズム、規矩準縄、・・・ バーダーの想像は及ばない。 ただただ連写で3000ショット。 ネタにするには骨が折れる。
クロツラヘラサギの姿が見えないので河口の干潟を探したが見当たらない。 ミヤコドリと同じだ、川の上流から戻ってきた。 ヘラ嘴が見えなくてもなんとか見極めがつく、随分見たもんな。 川にいるところを撮りたいけど、土手道走るのは、脇見をするからちょっ…
都鳥といったってどんな鳥か想像がつかない。 だから英語名の直訳で呼ぶ方がいいかと。 毎年数が数羽なのはなぜだろう。 繁殖行動をしないのか、歩留まりが悪いのか、渡りの時期までに絶えるのか、ここの環境のキャパがないのか。 だんだん増えてきてほしい…
近くの観光スポットの園内でルリビタキの声がする。 紅葉の盛りに何度も出向いたが、なかなか用のないところには来てくれない。 敵とバーダーの利害が一致しないから仕方ないが、それで思い出した。 落ち葉を掻いたり、土を掘ったりするとルリビタキが出てく…
水鳥ショットの定番にエンゼルポーズというのがある。 自前の羽だから似つかぬものだが、一応かっこいいということにしとこう。 というわけでたまたまのエンゼルポーズで1回分が消化できる寸法だ。 これはオスメス同じようにやるから、別にデモンストレーシ…
姿かたちで異性を惹きつけるというのは、オシドリも人も大して変わらない。 ただ、どこで差をつけているのかじっくり見てみるがさっぱりわからない。 どれも一緒じゃね。 最終的には喧嘩の強さかと思うが、やっぱ人と変わらないか。 オスが選ぶかメスが選ぶ…
飛行機は離陸より着陸の方が操縦が難しいという。 確かに見ていても、無事着陸した時の安堵感は離陸の緊張感より大きい。 オシドリも着水の時の姿がなんとなく引き締まって見えなくもない。 鳥はカラフルな柄よりも、その飛翔能力をフルに発揮している時が一…
オシドリが飛ぶのはオシドリの勝手、どこにバーダーの責任があろうか。 じゃあどうやればオシドリの飛翔を撮るかというと、脅す必要はない。 向こうにも飛ばねばならないわけがあるわけだ。 それはオシドリの勝手でしょ。 バーダーはオシドリに任せればいい。…
まだオシドリのパフォーマンスに見るべきものはない。 ただあるがままの日常を写せば、それだけで見応えがある。 ただ次のネタまでの繋ぎとしては、そこそこ違った面を追う必要がる。 群れから個別、さらに水面、空中の優雅な姿を時系列で分ければ、しばらく…
飛んで逃げたと思った? それじゃぁ尻しか撮れないよ。 だからいったじゃないの、気まぐれバーダーに真な〜んかあるものだって。 猛禽が鳴いたのはホント。 こっちは考える葦になってたの。 ホントか・・・
オシドリはデリケートだ。 木の枝を踏んだだけでももう逃げる。 近くで撮るのは熟練のいる技だ。 根雨は別だが・・・ だから飛び出しも結構技がいる。 騙し技なんだ。 教えない。