いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2025-01-01から1年間の記事一覧

更にトウネンとハマシギ

トウネンとハマシギなら自ずと違う種だと分かる。 色々違うからね。 なんで違わなければならないかというと、一つの種ではこの地球が回らないということだろ。 あまり突き詰めるとボロが出るが、人はそうは思っていない節がある。 一つの人種がいればいいと…

トウネンとハマシギ

鳥なんてみんな同じなんて思っちゃいけない。 似ていても違う種があるし、同じ種でも互いに見分けているわけだし、成鳥と若、季節、繁殖期とでも違う。 それを見分けるのは、やはり経験だけではない、様々な能力、感性と好奇心と熱情が必要なようだ。 それら…

風下のバーダー

先日アップしたヒバリシギだけど、どうもトウネンのようだ。 足の色と頭部の柄で識別するといいらしいが、今のところしっかり黄色い足の色が見えているのはいないのだ。 そのくらいのバーダーなので、何か言ってこられても責任ある回答はできない。 だから、…

エレガントな鳥

セイタカシギは上品でカッコいい。 鳥の中でも群を抜いている。 なぜそう思うのか、時々考える、暇だから。 人が負っているさまざまな桎梏や呪縛から遠いところにいるように見えるからか。 重力、時間、苦悩、妬み嫉み、物欲・・・ そうしたものを超越してい…

シギチの中のエリマキシギ

県北のため池の浅瀬にシギちの混群が入っていた、ラッキー! ネタになりそうなものが何種かいる。 エリマキシギが二羽いる。 番のようだ。 当然、ここでは夏羽は見られない。 それでも何となく異彩を放っていた。 飛んでくれたのでよしとする。

クマノミズキの熟れる頃

とりあえず、クマノミズキの実の上でホバリング採餌するシーンが撮れたので、よしとする。 まだまだ、これからこの実を食べに来る旅鳥、夏鳥、留鳥出てくるので、そちらもどげんかせにゃならん。 マンネリからも抜け出さないと、ボケ、ポンコツ、ダサまでつ…

そこにドラマはあるんかえ

標高1000mの高原のクマノミズキの枯れ枝のてっぺんが、旅の途上のエゾビタキの休息場所、兼、採餌場所、一番賑わうのが午前10時頃だ。 わたしの想像に過ぎないが、早朝に前の中継点を発って、着いたばかりの通過個体かもしれない。 下界の残暑を避けて…

待つことだけが人生だ

どんな生き物にもドラマがある。 ドラマを思い描かせるショットが撮りたい。 なかなかだが、時間との競争だ。 そのためには、それなりの技量と想像力がいる。 独りよがりではない描写力と、インパクトのあるシーンが必要だ。 チャンスはどこかに転がっている…

タカブシギはぐれ旅?

シギはやっぱり水田にいてくれないと、スッキリした絵にならない。 スッキリしたシギにはスッキリした水面が似合うと思っている。 他の場所に何羽かいるのだが、1羽の方が絵になると思う。 上手くいってるかどうかは疑問だが、なるべくきれいに撮ってみたい…

鳥見はプロセスにあり

うちから1時間かけてやまなみハイウェイをドライブする。 前に九重の山波が見えてくるとウキウキが高まる。 風渡る園地の南側の木陰に三脚をセッティングして、のんびりと旅鳥の到来を待つ。 遊歩道を陸上合宿のランナーがときどき走り抜ける。 一人のラン…

わたしの繩張よ

とかくキビタキの♀は気が強い。 エゾビタキもしぶとく応戦したものの、結局追い出されてしまった。 羽すれ合うも多生の縁て知らないのか。 わたしもよくわからないが。 欲張りなのがいることはわかる。 滅多に出てこんくせに。

反ってる反ってない

シギを見分けるのに嘴は大事だ。 これだけでわかるシギもいるが、他のパーツで一眼でわかるシギもいる。 ベテランはぱっと見でわかるらしいが、それは経験の為せる技で、万年ビギナーには無縁の技だ。 イソシギとクサシギで躓いた身としては、いまだに後遺症…

ヒバリシギ南下中

実はヒバリシギだという確信があるわけではない。 昔からシギチの識別は上手くない。 バーダーには向いてないのかもしれないが、好きこそものの何とやらで、そのうちね。 だから県北の田んぼにこんなのいました、というお知らせです。 トウネンの冬羽と区別…

エゾビタキとクマノミズキ

秋の始まりを運ぶエゾビタキは地味な鳥だ。 でも、ヒタキとつけば、可愛らしい。 そしてクマノミズキのまだ熟してない実とマッチする。 熟しても実をつける花序の赤さが彩りを保つ。 この上でホバリングして採餌するシーンをとらなければクリアしたとはいえ…

エゾビタキの休息

おかげでしばらく季節感いっぱいの絵が撮れる。 ともかく、老耄が無駄に走り回らなくて済む。 多分このクマノミズキが熟れてしまうまでは。 木によって、それぞれ熟れ具合が違うから1ヶ月くらいは持つだろう。 マンネリと言われても構わないが、エゾビタキ…

歓迎エゾビタキ御一行様

ようこそ、長○原園地にいらっしゃいませ。 お待ち申し上げておりました。 どうぞ、ごゆっくり当園の木の実や芋虫をご堪能ください。 勝手知ったるところでございましょうが、一応ご案内いたします。 何れのゾーンでもお好みの場所で採餌ください。 東側の3…

ヒメクロホウジャクの蒼玉

まさかブルービーのおかげででもあるまいが、やはりメハジキに来ていたヒメクロホウジャクの産卵シーンに立ち会うことになった。 なんたる僥倖、なんたるぼた餅、これで十分鳥ネタ貧乏の埋め合わせができる。 でもやっぱり、日頃のボケ防止策が功を奏したん…

メハジキを巡る4匹の蜂

教えてもらって、行ってともかく撮る。 これで耄碌しなければ、バーダー丸儲けだが、やっぱ、それだけじゃ弱い。 メハジキの群生地にブルービーがいるらしいのだが、同じことの繰り返しでは、マンネリ、陳腐、ベタ、ポンコツ。 されば、難度をあげて、難敵の…

今そこにいるキアシシギ

鳥見というのは、日常におけるささやかな発見だと思う。 発見といえば大袈裟だが、気付きと言った方がいいかもしれない。 普段見過ごしていたものに近づいて、ふと目を止める。 こどもの頃の道くさの延長か。 それで視界が少し変わる。 老耄にもできる若返り…

遠いシギ

わたしにとって鳥見は、旬との出会いだ。 出会った鳥が何かより、そこにいかに季節感が溢れているかだ。 季節あっての鳥見だ。 負け惜しみでも何でもない。 季節の移ろいこそ、人生のリズムであり、ハーモニーだ。 それが生きている証だ。 鳥がいないと、わ…

滝は道程にあり

鳥見より納涼と、誰かのブログで知った庄内町の町内の昇龍の滝を訪ねた。 民家の庭先に車を停め、200円を缶に入れて、案内板に従がい、灌漑用の水路沿いの細道を伝って進む。 直に礫岩の急斜面を削った足場伝いに、鉄パイプの手すりに縋りながら峡谷へ降…

浜辺の歌

あした彷徨う浜辺もない 昔を偲ぶ縁もない 風の音も雲の様も異常気象の成れの果て 寄する波にも汚染の色 貝かと思えば廃棄物

青と青のブルース

ネタを探して青息吐息、青い鳥にはちと早い。 ならば虫でもお花でも、色の青いは七難隠す。 青と青なら十四難隠す。 阿蘇の高原、青い風。 目星はつけどヒゴタイの、ブルービーさんどこにいる。 虫屋がつけた踏み跡を、辿ればそこに幸せの、ルリモンハナバチ…

暑苦しいサギ

黒いから暑いんじゃないかと、つい思いがちだけど、遠目には、そんな素振りは見られない。 磯辺は風は涼しいが、日差しは強烈だ。 少々の暑さには耐性があるのかね。 羽には素晴らしい断熱効果があるのは確かだ。 南方にいる鳥のことを思えば、これくらいは…

磯のイソヒヨドリ

イソヒヨドリは磯のヒヨドリではない。 同じことを前にも言ったことがある。 ヒヨドリより、とてもダンディで美しい。 オスのブルーは、夏はまさしくマリンブルー、スカイブルーだし、メスの紬柄もとてもシックだ。 鳴き声もクロウタドリさながらだ。 もっと…

ホオジロなんて知らない

ホオジロにもヒナがいるんだ、当たり前か。 意外とかわいいじゃないの。 親は普通だというか、スルーされているが。 ここじゃ一番出が多いというか、脇で鳴き通しの伴奏者。 不景気な8月は、年に一度の晴れ舞台。 お役目ご苦労さん。

川遊びの友

昔は、夏はいつもトンボと一緒だった。 シオカラトンボの尻に糸をつけてリードにしたり、羽をむしったり。 ギンヤンマを竹で叩き落としたり。 オニヤンマを取るには取ったが持て余した。 谷で水遊びをしている目の前に、イトトンボやオハグロトンボがいた。 …

秋の渡りの先陣は

いつもソリハシシギとキアシシギの混群だ。 県北の川で10数羽に出会えた。 やっとこれからはシギチのシーズンだ。 先日のツルシギのように、密かにわたっていくものもいるのだろうが。 なかなか警戒心が強いので、近づけなかったし、日差しも強く、片手日…

オオルリボシヤンマー

10年以上前まで流れていた「ヤン坊マー坊天気予報」、二人合わせてヤンマーだのあの会社、こどもの頃よく発動機のそばで、じっと眺めていた。 ヤンマとつける遊び心が嬉しい。 ヤンマ(笑羽、八重羽)、美しいトンボ。 オニヤンマもいいけどオオルリボシヤ…

雲の上のオオルリボシヤンマ

別に病気でも多忙でもないので、更新を休むわけにはいかない。 ネタを探しにいくことが、教養もとい、今日用があるものの務めだ。 ORBYは夏になって非常時用にずっと狙っていた。 だから昨日は、2本レンズを持ってポイントに出かけた。 飛んでるやつは、当…