いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

鳥見はプロセスにあり

うちから1時間かけてやまなみハイウェイをドライブする。

前に九重の山波が見えてくるとウキウキが高まる。

風渡る園地の南側の木陰に三脚をセッティングして、のんびりと旅鳥の到来を待つ。

遊歩道を陸上合宿のランナーがときどき走り抜ける。

一人のランナーが歩道を外れて近づいてきて「おじさん、何してるんですか」「鳥見だよ」「どこにいるんですか」「まだ待ってるところだよ」「あ、あれ」「そう、あれ、エゾビタキ」「わたし、見つけちゃった」「あそこに止まる決まりなんだ」「おじさん、帽子に虫が、わたし虫嫌い」「虫が嫌いでここに来たんか」「おじさん、自衛隊の人?」「いや、ただの人、あんたは?」「わたし、何に見える?」「中学生?」「いや、社会人」「??」「会社の駅伝部」「こんなところで油売っちょらんで真面目に鍛えんかい」

ちょっと無心な不思議な娘さんだった。

 

サメビタキ

 

 

 

 

 

エゾビタキ