いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

鳥尻苦肉

学生の頃、ホーソンの「緋文字」という小説を読んだ。

内容は理解しようもなかったが、緋文字のAというのが姦通罪の烙印だということだけが脳裏に焼き付いている。

ヒレンジャクを見るとそのことが思い出される。

尾羽の緋色がなんとなくルージュのように感じられてときめくのだ。

バーダーには小説の効用なんてそれで十分なのだ。