いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

デジスコ入門記

ベニマシコを待ちながら

天気がいいということだったので、日の出前から満を持して出かけましたが、それらしき赤い鳥は姿を見せませんでした。 ほかの鳥はデジスコでの練習台になってくれましたが、それでもなかなかファインダーに納まってくれません。 デジスコの距離なんですがSS…

オスジョビ撮ったぞ~

スロープになった近所の公園の上の方がオスのジョビちゃんのテリトリーになっている。 いつも空抜け逆光で目がないオスジョビちゃんばかりだったが、天気のいい日にデジスコかかえてうろついていたら地面で餌取りしていた。 すぐ飛び立つので捉え難かったが…

撮りたてて撮りえのないコサギだけど

ザリガニ池でカワセミを狙っていたが逃げられた。 なんでもかまわないと池をながめていたら、コサギがやってきた。 ちょうど紅葉した柿の葉の引き立て役になってくれた。

なんの変哲もないセキレイ

スズメを見ない日はあってもセキレイを見ない日はないくらいあちこちでセキレイは席巻している。 公園から住宅地の屋根の上まで、生活力が旺盛なのか、華奢に見えるけど。 でもやっぱり水辺にいるときが美しい。 その割に写す機会は少ないのはカワセミに比べ…

なんの変哲もないカワセミ

デジスコは遠くのものを引き寄せて見るものではあるが、こっちからどんどん近づいて、あるいは向こうから近づいて来て、それをデジスコで撮ると想像もつかない造形のどアップショットの世界が開けるわけです。 マンネリとか虚仮威しとかいわれても、その精緻…

ヤマセミの肖像 ♂4

ヤマセミ観察基地はヤマセミが漁をし、食事をし、休憩し、隠れるポイントの止まり木がほぼすべて見通せる場所にある。 ヤマセミがケレッケレッと鳴いて来て、様々なパフォーマンスをくりひろげるのだが、わたしのデジスコでは止まりものしか撮ることができな…

ヤマセミの肖像 ♂3

ヤマセミはいろいろな止まり木に来てポーズをとってくれた。 ダイブ席と呼ばれる基地のすぐ横の止まり木にはまさか来はしないだろうと高をくくっていたら、あろうことかこのオスは大盤振る舞いしてくれた。 でも正面向けて置きピンしているデジスコでは身動…

ヤマセミの肖像 ♂2

ヤマセミは白黒まだらの地味な柄だがシックな色合いだと思う。 オスには胸にオレンジ色の斑点があって、これがよく効いて美しい。 白黒のコントラストはどうしても白飛びしやすく、かなりマイナスの露出補正をしないときれいな画にならないよと口を酸っぱく…

ヤマセミの肖像 ♂1

ヤマセミはケロッ・ケロッと何声か鳴いて現れることが多い。 警戒心の強いヤマセミが居場所を教えるように振る舞うのも不思議だが、おかげでこちらも待ち構えることができる。 おそらくこれはテリトリーのデモンストレーションなのだろう。 でもときには静か…

ヤマセミの肖像 ♀2

ヤマセミは警戒心が強い。 姿を見せれば近づける距離は60メートルだ。 バーダー仲間が周到な調査や準備で、わたしたちが基地とよんでいるポイントにカモフラージュされたネットで囲いを作ってくれているので至近距離でヤマセミに出会うことができる。 それ…

ヤマセミの肖像 ♀1

ヤマセミが餌場に現れる時間はほぼ決まっている。 夕方4時頃が一番多い。 朝の7時台も多い。 曇りの日は何時でも現れる確率が高くなる。 それは水面の反射がなくなって、魚が見えやすくなるからだろうという意見が優勢だ。 だから止まり木はヤマセミの気持…

冬羽のキセキレイ

本命のヤマセミが来ないので、キセキレイにレンズを向けて腕慣らし。 セキレイはちょっと目がきつくて可愛らしさはないが姿も色合いもエレガントでそれなりに画になる。 このキセキレイは腹の黄色が一番美しかった。(E-5 ZD50-200mm) 喉が白くなって冬羽に…

デジスコ定番カワセミ

サンニッパが入院したので、このところデジスコを持ち歩いている。 デジスコだと置きピンで鳥が飛んで来てじっとしてくれるのを待つほかない。 この週末は、初心に戻って、鳥見すべての時間をカワセミの至近距離撮影に費やした。 デジスコでは6メートルの止…

出会い頭のヒクイナ

話は前後するが、日曜の早朝、前日ちらと見たヒクイナの幼鳥の黒い影が忘れられず、なんとかものにできないかとまた蓮田に出かけた。まもなく地主さんが来られて隣接した田んぼの田植えの準備をはじめた。 あぜ道の葦の影から50メートル先の対岸をデジスコ…

セグロセキレイの巣立ち

側の公園でセグロセキレイの親子が自立訓練に励んでいました。 「さあ、行きなさい、大丈夫、見てるから」 「ちゃんと見てる~」 「あれ、見えないぞ」 「結構やるじゃないか」 「世の中広いな」 「こっちは何してるかな」 「天上天下唯我独尊」 「ちょっと…

初心のヒヨドリ

野鳥を撮り始めたころ、練習台にヒヨドリをよく撮った。 そのヒーヨヒーヨといううるさい鳴き声や鵯という名に似合わず精悍なで品格ある風貌に魅せられた。 でもありふれた鳥はすぐに見向きもしなくなるのがバーダーの常。かえって邪魔者扱いにしてしまって…

煙が目に滲みる ブッポウソウ&バーダー

庄内のブッポウソウ営巣地、今年も初観察されたというので行ってみました。 まだ1羽だけで、ワイヤに止まってるだけで動きはありません。 ワンカットだけですが、近所の田んぼの畦草焼きの煙でブッポウソウもバーダーも燻されてしまいました。 ちなみにこれ…

ヤブサメが来た

早朝シジュウカラでも撮ろうかと外に出てみたら、ツツジの植え込みの中でちらちら動く影が見えた。 目を凝らすと地面に降りて虫を探し始めた。 眉斑と短めの尾が見えたのでヤブサメとわかった。 一昨年だったかガラス戸にでも当たったか、玄関前に倒れていた…

ハイタカはいたか?

前回、嫌われて撮り損なったハイタカを、ほかのバーダーさんたちが楽々こなしているのを見て、堅そうなので出かけた。 ここは市街地のわずかに残った耕作地で、歴史のある鳥見ポイントらしい。 それでもこんなに簡単にハイタカの至近ショットが撮れるという…

天の邪鬼デジスコでタゲリ

一眼デジスコは明らかにコリメート法に劣ると頭では理解していても、銭☆軍団の作例を見たりしてまだまだ未練たらしくフォトアダプターを手に入れたりしてこっそり試してみるのだった。 一眼デジスコは 1、暗い 2、1600mm止まり 3、ミラーショックぶれ…

鳥見の原点

鳥見はカモフラ基地の中でじっと1点をねらって待つのが好きだ。 そのポイントを見つめているだけで、時々刻々の、日々の、季節の、移ろいや動静が十分に感じ取れる。 シャッターチャンスを逃さないためにはまわりの気配を常に感知し、集中力を保っている必…

朝のカレー

今日も早朝から更新ネタ撮りに出かけたものの、梅雨時はやっぱり鳥さんも晴耕雨読のようだ。 1、2新ネタが撮れなくもなかったが、それはちびちび小出しにすることにして、今日は先週の残り物で間に合わせようっと。 若鳥がごきげんなので気持ちがいい。

イワツバメも少子化

日差しを避けて橋の下に避難し、カワセミでもと待ちましたが姿を見せず、スコープを屋根のイワツバメの巣に向けて給餌風景を撮っただけに終わりました。 もう巣立った後なのかたくさんの巣から顔を出したのはほんの数匹だけでした。 餌を運ぶ間隔もかなり間…

川の流れと鳥の身は

ヤマセミを十分こなして、H師より夏鳥も未だしだから堰にでも行ってネタを作るかいといわれて、一も二もなく承諾し、大分川の小野鶴の井堰へ移りました。 土手に上がるとすぐ近くのコンクリートブロックにペンギンがいました。 わたしの識別力はまあその程度…

若鳥と成鳥

鳥の成長は早い。 生まれて1、2ヶ月もすると大きさも外観も親鳥と区別がつかなくなる。 で、この日来たヤマセミはみな若鳥だったと思う。 それぞれダイブの練習をしていたから。 失敗して木の枝や木の葉を捕ったのかと思ったら、それをわざと落として練習…

ヤマセミの♂と♀

ヤマセミの♂、♀の違いは胸の黄褐色の斑と羽の裏側の色だということだが、若鳥のうちは胸の色が♂♀ともはっきりしていなくて見分けがむつかしい。 わたしにはまだ個体識別は無理だけど、今年生まれて姿を確認されているのは♂2羽と♀1羽らしい。 今日のヤマセ…

ヤマセミの赤い舌

1羽が去ってしばらくして2羽目に♀がやってきた。 顔の付近に赤いものが見えて、怪我かなと思って撮った後拡大して見ると口の中の舌の色だった。 ヤマセミは餌を鵜呑みにするようなので、舌は嚥下や反芻のためには必要だろうが、味わうためにもあるんだろう…

ミサゴ席を横取りヤマセミ

町中にほど近い里川でヤマセミが常時見られるところはそんなにないだろう。 2週間前から鳥見基地でヤマセミの若鳥が漁の訓練をしているというので気はあせっていたが、取り込み中でなかなかいけなかった。 昨日やっと梅雨の晴れ間をぬって出かけることがで…

川原のアマサギ

日曜日の朝、朝の晴れ間に大分川の河畔に出かけるとめずらしく川原にアマサギが群れていました。 田んぼが田植えが終わって追い出されたのかしらん。 何をするでもなく思案に暮れているようでした。 サギの類いはみんなそんな風にはみえますが。

さよならをするために

私事だが家内の父親が亡くなった。 これでうちの親たちは全員逝ってしまった。 世の中は順送りだと納得はしているが次の順番の筆頭に自分の名前が上がってきた。人は我が身を思って死を悼む。 こういうことを忘れる対応手段として葬儀というものが考え出され…