いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

♪瘠せて窶れたお前の噂~サンちゃんに捧ぐ

鳥友がサンコウチョウが至近距離で撮れるという山道に連れて行ってくれた。
バイパスができて寂れた、人工林と自然林が交錯した林の中をうねうねと続く谷沿いの旧道だが、サンコウチョウの声があちこちでする穴場だという。
見せてくれたショットは、ノートリで画面いっぱいに長い尾羽が先まで入ったサンコウチョウだった。
今年はまだちゃんと撮ってないのでと、前のめりで案内を乞うた。
人家が途絶えるとすぐに☀🌛⭐ホイホイホイが聞こえてきた。
確かに樹上を飛び交う姿が見えるが、カメラに収める間もないし、暗くて空抜けでピンも来ない。
そんな鳴き声のするポイントを次から次に回ったが、とうとう1ショットもものにできない。
ネタになりそうなのは、ウリ坊だけだった。
アオバズクロスを紛らすためにも毎日、山道を往復して、なんとか数ショットをものにした。
全くお粗末なショットだが、育雛は終えたサンコウチョウの今の姿には違いない。
尾羽打ち枯らした苦労人いや親鳥の健気さが横溢している。
所詮、野鳥にとって人は侵入者、だが、その距離感の潔さが心地よい。

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