いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2014-01-01から1年間の記事一覧

お久しぶりのチョウゲンボウ

しばらくチョウゲンボウに会えなかった、 鳥友のショットを見て、いくつかのポイントを探してみたがいつも空振りだった。 前日、遠出でネタを仕込んだので、だめもとでまた出かけてみた。 2カ所で出会えたけど、どちらもメスだった。 オスを見たのはいつの…

今津湾のミサゴ

クロツラヘラサギの昼寝から醒めるのを待っている間、上空を舞うたくさんのミサゴをながめていました。 こんな面白い天空ショーを見るものが誰もいないのは不思議ですが、ぼけーっと空をながめているこっちこそ、暇人変人に見られているのでしょう。 多い時…

ノスリと秋の高崎山

猛禽は凛とした冬のイメージですが、ノスリは秋の牧歌的な風景が似合います。 わたしはその風貌からカールおじさんと呼んでいますが、昔の農家の人は糞鳶と呼んでいたそうです。 確かに、トビの方が上品な顔をしています。 鳥見を始める前は、行くこともなか…

ぶっつけ本番クロツラヘラサギ

人生はいくつもの岐路がある。 鳥見が人生の縮図なら、そこにもいくつかの岐路がある。 近場へ行くか、遠出にするか。 一先ず高速に乗る。 上りにするか、下りにするか。 日差しを背にするのが、バーダーの定石。 北北西に進路をとっても、いくつもの岐路は…

秋色ジョウビタキ

ネタが切れたらジョウビタキに限る。 手近で一番絵になる鳥だし、一番人里近くでも撮れる鳥だし、スズメよりも人馴れしているし、ムクドリよりも愛らしいし、ツグミよりもずっと秋の彩りにマッチする。 でも、明るくないと彩りが鮮やかにはならないし、明る…

ミサゴの集う浜

満潮時の寄藻川河口にはミサゴがつぎつぎにやってきて水浴びしていきます。 漁は下げ潮でやるのかと思っていたけど、実は上げ潮で、漁の後の水浴びなのかな。 水浴びに適した場所は少ないのかしらん。 かれこれ10羽くらいがやってきた。 ゴサミ 全部入りき…

ミサゴの日

コウノトリに袖にされたと思い込み、イサゴの町でミサゴを相手にしていた。 たっぷりとミサゴが慰めてくれた。 ここは干拓地の調整池だが、このあと寄藻川の河口では7~8羽のミサゴの集団水浴シーンに遭遇した。 この前後に数十ショットあるけれど、ピンが…

コウノトリの流儀

村里に出たコウノトリが戻るのを見て、わたしもため池に再々度引き返した。 案の定、コウノトリは溜まり水に近づいていた。 夕暮れに近いので動きもかなり活発だ。 やがて、水中から重そうに何かを引き上げた。 魚ではなさそうだ。 足らしきものが見えてカエ…

お寺の屋根のコウノトリ

ため池の道を下って帰路についた。 稲田の広がる集落に出て、コウノトリはどこに行っただろうと東の方を見ると、山際のお寺の屋根に、西陽を受けて輝くコウノトリが目に飛び込んで来た。 あわててカメラをセッティングし直し、だんだん近づきながらいろいろ…

コウノトリとの縁

正直コウノトリにはあまり縁はないものと思っていた。 鳥見先輩のHさんからメールをもらって、数年前の飛来のときの遠いイメージが頭をよぎった。 もうそれでクリアしたような気になっていた。 どのみち午後の予定の県北への通り道だからと、のんびり教えら…

県北干拓地の鳥アラカルト

何の変哲も無い鳥見しかできない。 珍鳥、迷鳥を見つけるには、相当な知識、眼力が必要だと痛感する。 なんとかムクドリやらなんとかセキレイだって、ポピュラーな鳥に混じって、さりげなくいる。 他県の鳥友から、聞いたこともないなんとかヒタキなんかのシ…

ウはバーダーの鏡

鵜呑みにしないで、噛み締めよう 頭が低い 波風を立てない 胸襟を開く ボロは着てても心の錦 貧乏揺すりしない 場所を取らない 心意気で飛ぶ

シギチの名前

シギチは識別が難しい。 間違い様がないという人もいる。 わたしはタシギ属など及びもつかないが、きちんとチュウジシギ、オオジシギなどと上げてくる人の目はどうなっているんだろうと訝しむ。 県北のこのポイントにいくと、通年?いるアオアシシギがいる。…

ハマシギさん、ご苦労さん

干潟の沖にはハマシギの大きな群れが移動していくのが見られるようになりました。。 県北の水路の汽水域で5羽のハマシギがゴカイなどを採餌していました。 一羽一羽は地味なシギですが、群れで飛ぶと壮観で、いつも感動させられます。 これが見たくて県北の…

シロハラさん、いらっしゃい

シロハラの声は大分前から聞いていたが、その姿を見たのは数日前だ。 公園のヤマガキの木が紅葉しているところに、何か来ないかと先週から通っているが、メジロ、ヒヨドリ、ヤマガラ、そして先日シロハラが姿を介間見せた。 まだ実も葉も多くて、なかなか表…

カッコいいよな悪いよなミサゴ

ミサゴがいいとこに止まっていた。 空抜けではあるが、一通りポーズしてもらって、後は飛出しを待った。 30分も待ったか、うまいこときっかけがつかめたから、カッコよく撮れましたけどね・・・ ウンチングスタイルも決まっている この2枚が2枚目と3枚…

はぐれエゾビタキ

エゾビタキはもうとっくに通過したものと思っていた。 今はそうあわてて通過する必要はないのかもしれん。 ツグミやシロハラもまだ公園では声が聞かれない。 なんではぐれたのかわからんが、元気に餌をフライイングキャッチしている。 左肩に傷があるように…

シチメンソウとシギチ

東与賀海岸のシチメンソウの群落は数キロの堤防下のテラスというか舗道の間に囲われた人工の植栽だ。 日本の海岸はどこもコンクリートに固められて、自然なままの姿はおそらく何%もないだろう。 シギチにとっては楽園に見える干潟も、満潮時は浅瀬がなく、…

モズが梢で

朝どこかでモズが鳴いている。 姿を見せてくれれば、ネタの調達も簡単なのだが。 腐っても猛禽だから、そこそこのネタだ。 声だけだと、他の鳥を近づけないので逆効果だ。 ジョウビタキは姿を見せたけど、シロハラはまだ見ない。 これを手なずけたら、ネタの…

後ろ姿の素敵なあなた オオタカ

バーダーには千載一遇のチャンスというのがある。 一つの僥倖に過ぎないが、そのチャンスをもののするためには、バーダーとして鳥さんにそれなりに集中していなければならない。 チャンスを捉えるというより、むしろ向こうから懐に転がり込んでくるようでも…

オオタカと会える場所

オオタカは、わたしが鳥見を始めた5、6年前にも、このヤマセミ基地の近くで、ときどき仲間が撮っていて、相性がよくないと出会えない鳥ではないかと思い込んでいた。 川の上をカモやサギなどを追いかけている猛禽を見かけることはあっても、たまたま上流の…

ヤマセミに出会えないわけ

もちろんヤマセミさんの都合というか、気まぐれなんですが、わたしなりにヤマセミさんの気持ちになって考えてみました。 1)バーダーが嫌い。 2)週末は休む。 3)全然落ち鮎がおらんじゃん。 4)週末投網漁のおっちゃんとバッティングする。 5)いつも…

ダイシャクーホウロクシギ、棹になり鈎になり

干潟にいたシギチは満潮になると、一部はテラスや手すりに上がるが、それぞれに群れになって飛び立ち、いずこかへ消えて行く。 川の上流にいくのか、干拓地のクリークにいくのだろう。 潮が引き始めて、シギチが再び姿を現すまでの1~2時間くらいは、バー…

ノビタキが映える空

ノビタキの冬羽は地味だ。 地味でもヒタキ類というのはかわいい。 目がクリッとしているし、スタイルが華奢である。 とにかく鳥は飛んだら、人がどうあがいたってかなわない。 それをちゃんと捉えるのが、バーダーの努めだと心得るべきだ。 下手な鉄砲を数撃…

ホウロクシギの行方

ダイシャクシギもホウロクシギも、杓のような長い嘴のけったいな格好の鳥だが、わたしはこのシャクシギの仲間が愛嬌があって大好きだ。 この嘴で水の中や、泥の中のカニやシャコなどを器用に捕って食べる。 彼らが採餌できる場所というのは限られるから、そ…

木枯らしノビタ郎

昔、時代劇に股旅ものというジャンルがあった。 アウトローが主人公の義理人情の世界だったが、一宿一飯、旅から旅の渡世人という言葉が示すように、血縁や土地としがらみのない自由人への憧れや、世俗的な規範からの解放という心情がこめられていた。 そう…

アボセットぼっちめし

日曜、天気予報と潮汐表を見て、タイミングもよさそうだったので、大授搦に向かうことにする。 次週からは佐賀はシチメンソウ祭りやバルーンフェスタで、しばらく佐賀遠征も不都合がありそうだ。 かねてよりシギチとシチメンソウ搦みのコラボをものにしたい…

ノビタと不謹慎なバーダー

若い頃、昵懇にしていただいた大先輩の葬儀に、県南まで出かけたついでに、懸案のノゴマの通過ポイントをまわってみた。 どっちがついでかと問われれば、どっちともいえないが、故人は天寿を全うし、鷹揚な方だったから、人のやることにとやこういうことはな…

カワウはカワウ

カワウは生活力旺盛で、水場なら至る所で見かけるが、戦後の窮乏期ならぬ高度成長期には、大分県の黒島、上野の不忍池、愛知県の鵜の山の3カ所に3000羽を残すだけになったという。 水質汚染で餌が激減したためらしい。 人相によらず、意外と脆いところ…

ジュディ・コガモの「魅せられて」

コガモの群れを撮ったって、面白くもおかしくもない。 いやしくも鳥屋と呼ばれるからには、ちょっと棒投げたり、くしゃみしたりして、群れの飛び出しとか飛翔を撮ってやろうという下心もなくはない。 だが度胸も根性もない鳥屋は、そこそこのパフォーマンス…