いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

コウノトリとの縁

正直コウノトリにはあまり縁はないものと思っていた。
鳥見先輩のHさんからメールをもらって、数年前の飛来のときの遠いイメージが頭をよぎった。
もうそれでクリアしたような気になっていた。
どのみち午後の予定の県北への通り道だからと、のんびり教えられたポイントに向かった。
空のため池に鳥見先輩のYさんと地元のバーダーのIさんがいて、少し前に飛び立ったということだった。
あまり残念な気もなく、そのまま県北の干拓地やら河口を回っていると、午後になって再度チェックしたIさんから、Yさん、朝確認されたTさんを介して、また戻ってるとの連絡を受けた。
そのときも、どうせもう一度帰りにチェックしようと思っていたので、それほど急く気はなかった。
一通り県北のポイントをチェックして、ゆっくり戻ると、確かに露出した池の底に地面を突いている白いコウノトリの姿があった。
あんまりぱっとしない構図で適当にシャッターを押した。
居残って下さったYさんもなかなか頭を上げんし、近くの水場にも来んのやといわれた。
やがて奥の薮に入り込んで姿を消すと、待ちくたびれたし、もう出んじゃろうとYさんは帰路についた。
しばらくしてコウノトリは薮から飛出し、山の裏側へ消えて行った。
それでわたしも片付けて帰路についたが、それからが三度目の正直の本番だった。
このミラクルの出会いは、Hさん、Yさん、Iさん、Tさんのおかげ以外の何ものでもない。
コウノトリとの縁は、鳥見仲間とのご縁だと断言できる。

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