いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2018-01-01から1年間の記事一覧

遥かなるアカハラダカ

懲りずに、またアカハラダカの渡りを見に行ってきた。 ただ待っているだけなのに、これが疲れる。 2日間は誰もの予想を覆して、大きな数は見られなかった。 対馬を8000羽も出たというのに、こちらの視界には何時間待っても入ってこなかった。 ようやく、…

奥庭の水場のカラ

水場は野鳥の観察にはいいけど、水を浴びて、羽のびしょびしょになった鳥はあまり美しくない。 水場には早速コガラやヒガラがやってきたけれど、他のキクイタダキやホシガラスを待って、スルーしてしまった。 だからコガラのショットはあまりいいのがない。 …

ルリビタキの夏の思い出

バーダーの世界は広いようで狭い。 アカハラダカの渡り見物には、県外各地からも集まっていたが、お互い顔見知りが多い様だった。 ネタ枯れの時期には、ここのようなポイントは誰もが惹かれるし、思いを遂げるまで何度も来るだろうし、年中車中泊しながらの…

限りなく塵に近いアカハラダカ

アカハラダカである。 誰がなんと言おうとアカハラダカである。 わたしが2泊3日で、風に吹かれ、陽に焼けやっと撮ったアカハラダカである。 あっという間に通り過ぎる、遠い群れを、連写しまくって撮ったアカハラダカやぞ。 嘘だと思うのならHazukiルーペを…

風まかせ鳥まかせ

アカハラダカの渡りを見に、佐世保に来ています。 このところの悪天候で、待機組も交えて、一気に飛来する目論見は、強風でもろくもついえ去りました。 どうせ、ケセラセラ、マイペンライ、明日は明日の風が吹くがモットーだ。 待てばアカハラダカの日和あり…

カワセミがダイブしないことはわかっている

流れの真ん中にあるこの止まり木は、ヤマセミの食事用、あるいは水浴用に設けてある。 だから、カワセミが何しに止まったかは謎であるが、ただそこに止まり木があるからだろう。 ヤマセミだって、基地の前の細いカワセミ用のダイブ台に止まったりする。 バー…

呉崎干拓にて

呉崎干拓は単調な耕作地で、まっすぐな農道を走っていては、ここが有数の探鳥地だとは誰も思わない。 確かに8月の干拓地は、日差しを遮るものもなく、陽炎の中に生き物の姿を見出すのは難しい。 だからこそ、遊水池や水路の中が生物の限られた棲息場所になる…

鳥も飛ぶなり 蝶も飛ぶなり

虫をネタ凌ぎに使って申し訳ないが、ブログはボケ防止なんで、贅沢いっていられない。 恥も外聞もないが。 ただ、上げっぱなしというのも気がひけるので、名前を思い出そうとしたらみんな忘れている。 人の名前を忘れてしまうのは仕方ないが、こんなときちょ…

七瀬川鳥見のうた

七瀬川水辺のほとり 朝まだき遊子楽しむ 昨日またかくてアユセミ 今日もまたかくてアユなむ ネタ探しなにを齷齪 明日は明日マイペンライ 茂みから飛び込んで決定的瞬間はまだ オスも大きなアユを獲った カワセミも絵になるようになってきた ササゴイは意外と…

ナベナとルリモンハナバチ

県民の森に、ナベナの花とそこに来るルリモンハナバチがいることを教えてもらい、心待ちにしていた。 花の咲く時期を待ちきれず、何度か下見に行ったが、それらしき花は見当たらなかった。 やっと数日前、ネットで検索しておいた花が点々と咲いているのを見…

七瀬川なべて事も無し

ヤマセミ基地は満杯の様子だったので、山の方へ向かったが、空きがあったと聞いて、昼前から入ることにした。 入る2時間ほど前まで漁をしていたらしいから、まったくヤマセミの気配はなかった。 別にヤマセミばかりが目ではない。 カワセミは2度ほど、止ま…

8月の富士山五合目はルリビタキの繁殖期だった

8月の初旬、奥庭はまだルリビタキやメボソムシクイのさえずりが喧しかった。 涼しいから。のんびり子育てをしてるのか。 餌の発生が下界より遅いせいなのかもしれない。 見慣れない鳥が、水場に来た。誰かがトラツグミかしらといった。 産毛のまだらに残っ…

幸せはブルービーには頼らない

南阿蘇に行って、ブルービーを撮って来た。 熊本地震の爪痕も、まだあちこちに残っている。 向かいのゴルフ場は閉鎖されたままだった。 無人の家もあちこちに残っている。 通行止の道もある。 幸せを求めるのは当然だけど、ブルービーに会えてもいっときの気…

カワセミが輝く季節

カワセミはいつだって美しい鳥の代表だが、でも若のうちは黒っぽくてむしろ地味な鳥だ。 青い宝石とか清流の女王という呼称にふさわしくなるのは、産毛が生えかわる一夏を過ごした今頃からだ。 まだ縄張りもはっきりしないから、ここには3羽が入れ替わり立…

コチドリの若

県北の海岸に行ったが、満潮をすぎていたので、渡りのシギチは近くではみられなかった。 オオジシギがいた田んぼに、コチドリの若が1羽で採餌していた。 格別変わった田んぼでもないし、環境も年々変わっているが、ここにはいつも何かいる。 干拓地の田んぼ…

アユセミの事情

このところヤマセミの出がいい。 アユの姿が活況を呈しているせいだろう。 だから、もう、獲物はアユばかりになって、アユセミの感動は少し薄らいできた。 まだダイブの決定的瞬間は物にできてはいないが。 ここのポイントでは、最近ハヤブサなど猛禽が出没…

違いがわからぬバーダーのジシギ

なんでもジシギの鑑別には尻の羽が大事だという(尾羽が何枚か)。 だったらいくらでもあるから見てみ。 なにこれじゃだめ?(数えられないか) わたしはバーダーにあるまじきアバウトな人間である。 だから追いかける鳥はかなりミーハーだ。 別に稀種、珍種…

マツムシソウとキアゲハ

ヒゴタイにブルービー狙いで、ヒゴタイ公園に3度足を運んだけれど、出会わずじまい。 そしてヒゴタイももう終わりを告げて、枯れ始めていた。 一番盛りなのはマツムシソウのようだったので、それに来る蝶に狙いを換えた。 マツムシソウは、坊がヅルに行く途…

スッポン基地の決闘

ここの基地は、一応ヤマセミ、カワセミがメインだが、そういつでも見られるわけではない。 何時間もそれだけを待っていると、体も神経も参ってしまう。 だが、そこは七瀬川、無聊を託つ暇はない。 止まり木に止まる鳥達にも事欠かないが、水中にはアユやオイ…

止まり木繁盛記

いくら止まり木を立てたって、気に入ってもらえなければ意味がない。 いくら止まってくれたって、獲物がいなければ意味がない。 止まり木が見えすぎても、見えにくくても困る。 いくら見栄えが良くても、アユ漁などの邪魔になっては傍迷惑だ。 ちゃんと止ま…

七瀬川のカワセミダイブをどう撮るか

カワセミもヤマセミ基地から狙えるように、川の浅い場所に何本かの止まり木が立ててある。 一番近いのは5メートルほどだ。 その手前に水の流れ込む小さな池が作ってあり、一応ダイブを狙えるように、オイカワも入れてある。 だが、ここに飛び込んだのを見た…

ヤマセミ基地本日も絶好調あるいは絶不調

鳥見は健康に良くない。 特に不自然な格好で、長時間座り続ける基地(ハイド)での観察はことさらそうである。 緊張状態が続くのは血圧に悪い。 真夏は熱中症の危険がある。 下肢の血行を妨げるのはエコノミークラス症候群や静脈血栓塞栓症で寿命を縮めてい…

アユセミにモテキ

モテキという言葉がある。 私には経験がないので、云々するのは控えるが、鳥見にもそういう状態があるのではないか。 つまり、一旦望ましい状態になると、その状態が一定期間持続するということとしてだ。 アユセミはこれまでなかなか撮影するのが難しかった…

七瀬川ヤマセミレストラン&水浴場

ヤマセミ撮影には、用途に合わせた止まり木を設置すると良い。 だいたい、天然の木の枝や岩場などがあるが、見通しが悪かったり、暗かったりする。 だから、われわれの基地の前には、ダイブ用、食事用、水浴用、休憩用などの止まり木が、何か所か、勝手知っ…

アユセミは料理のカツカレーや~

アユセミというのは、アユを獲ったヤマセミのこと。 オイカワでもない、カマツカでもない、食べても美味しい清流の女王アユをこそ、片や清流のハンターヤマセミに狩ってもらう。 それこそ、季節感の極致、清涼感の至高、コラボの究極と我らが仲間内の目標と…

ブルービーを訪ねて

別にこれ以上の幸せはいらない。 だから、ブルービーを探すのは、単なる運試し、つまりギャンブルかもしれない。 いやゲームというべきか。 ヒゴタイ公園や県民の森のキャンプ場は時期尚早だった。 最初にブルービーを教えてくれた名人にいうと、県民の森の…

奥庭のウソ

ウソは折れた煙草の吸殻でわかるというのは嘘で、奥庭のウソは見ればわかる。 鳴き声でもわかるが、それは古語のウソ、つまり口笛のような声で鳴くから。 わたしの地元では冬鳥で、春先、桜の花芽を啄んでいるのを見ることが多い。 それで花見ができないこと…

奥庭のメボソムシクイ

亜高山帯のムシクイはメボソムシクイだけだから、1度目にすれば、あとはメボソだとすぐわかる。 夏鳥のようだが、地元で目にするのは越冬地と行き来する旅鳥としてだ。 似たようなムシクイ類はいろいろいるので、なかなか識別は難しい。 奥庭では飽きるほど…

ハチクマ?との遭遇

猛禽は遠くから眺めているしかない。 猛が生活するには、とてつもなく広大な自然とバランスのとれた生態系が必要だ。 そんな場所は近くにないし、たとえ棲んでいても、そうやすやすとは姿を晒すこともない。 だから姿をやむなく見せる渡りの経路にバーダーは…

七瀬川カワセミ誘惑術

数日前に作られた、カワセミのダイブ撮影のための誘導池。 放流したオイカワの数は不思議と減っている割に、なかなかカワセミの食指は動かせないようだった。 若にはまだ手に余るのかもしれないと思っていたら、昨日は7,8センチサイズを捕った。 残念なが…