鳥撮りタイ2014
タイ北部遠征のネタもこれでほぼ尽きた。 今度は乾季に出かけて、1年分くらいのネタを仕込んできたい。 バーダーにとっても、ナチュラリストにとっても、タイは天国だ。 まだまだ豊かな生態系が維持されている。 100近い国立公園や動物保護区があって、…
日本でも沖縄、奄美あたりまで留鳥でいる。 大分川でも何度か目撃されているが、最近は増水が多いので、多分繁殖はできなかっただろう。 休耕田のようなところにいたのを、車の中から撮ったけど、待ってといわなければ素通りしてしまう鳥だ。 もう何度も出し…
ハチクイは何種類かあって、ミドリハチクイは一番ポピュラーな留鳥です。 ガイドは目もくれませんが、わたしはタイらしい鳥なので、いれば必ずカメラを向けます。 目標種数に達しなかったので、最後にはガイドも匙を投げていました。 これをもう少しいいシチ…
ファーンからチェンダオ山の麓の峠を越えてチェンマイへと帰途につく。 山の麓に温泉があって、そこもいい鳥見ポイントだとのことだったが、放し飼いの水牛しかいなかった。 その付近の、行きにも帰りにも寄った食堂のソバが、辛味が少なくて一番性にあった…
ファーンは盆地ですから、高原とはいえ昼間はそれなりに暑い。 草むらでカモフラテントに籠ったりすると何分も持ちません。 鳥も鳴き声は聞こえても、昼間はなかなか姿を現しません。 ガイドの狙いが何なのかはわからず、ただ来たものにカメラを向けてシャッ…
ファーン(Fang)は、メコンの源流の一つが端を発する広い盆地で、多様な生態系にも恵まれた土地だ。 水路沿いのブッシュにも様々な鳥が生息している気配があった。 なかなか姿を見せない鳥の中で、このオナガサイホウチョウ(Common Tailerbird)だけが、フレン…
最終日、雨季で、鳥相も変わっていたドイランに戻る予定に見切りをつけ、ファーン郊外の耕作地帯を探索することになった。 タイの隅々まで詳しいガイドやドライバーだった。 細い農道を辿って、集団で畑で収穫作業をしている人たちに声をかけながら、あたり…
ドイランを下りて、麓のファーン(Fang)という北のはずれの町の「Tangerine Ville Fang」という町役場のようなシンプルな造りのホテルに泊まりました。 町のまわりは広大なオレンジをはじめとする果樹園が広がっています。 ここも客はわたしたちくらいのよう…
何を写したのか、ただ鳥らしいと思ってシャッターを押した撮影者にしか分からないショットも一つの成果というか、埋め種なのである。 ドイラン(Doi・Lang)の国境監視所に迷い込んで追い返されたが、こういうところが本当はいい鳥見ポイントなのだった。 監視…
タイには、いわゆるムシクイ(Warbler)の類いは何十種類もいて、なかなか鑑別が厄介だけど、タイの野鳥図鑑で照合した限りでは、あまり自信がないがキマユムシクイということにした。 ガイドのParさんがいってた名前もWarblerとしか聞き取れなかったし、一々…
ウェーブで、ベニサンショウクイとともに来たのは、初めて見たセボシカンムリガラと地元ではなじみのゴジュウカラなどだった。 ベニサンショウクイに目を奪われ、その他の小さな鳥には目がいかなかったようだ。 セボシカンムリガラ(Yellow-CheekedTit) 帰っ…
ドイ・アンカーンから最後の目的地ドイ・ランへの山道は閉ざされていたため、一旦山麓への道を下り、ファーンの町を経て再びドイ・ランへの急坂を上りました。 ドイ・ランは標高2285mのタイで第2に高い山です。北側をミャンマー国境に接し、軍の検問所…
ドイ・アンカーンから、国境の山稜を辿って鳥見をしながら、次の目的地ドイ・ランへ向かいますが、検問所で道が封鎖されていて、先は通行止めになっていました。 理由はなんなのかわかりません。 傍の広場でブーゲンビリア?に来るサンバードを写しましたが…
これまで聞いたこともなかったドイ・アンカーンは、峠を下ったミャンマーとの国境の山峡にある山岳少数民族の村です。 避暑地としても人気があり、乾期なら花が咲き乱れ、美しい鳥が乱れ飛んでいるらしい。 桃源郷か、バーダーなら天国のイメージですが、村…
ドイ・アンカーンはチェンマイから150km真北、ミャンマー国境の山。 標高は1935mですが、雨季は霧と雨に閉ざされて、鳥見にはなりません。 ここもいるときはいるポイントですが、ミャンマーくんだりまで連れて来られて手ぶらで帰るのはバーダー根性が…
かっては焼畑耕作を行っていた山岳少数民族も、いまではロイヤルプロジェクトへの従事、野菜、果樹、花きの栽培などで生計を立てるようになっている。 リゾートのまわりは電照菊の栽培が盛んで一山越えた村まで、見渡す限りビニールハウスが立ち並んでいた。…
チェンマイ空港から迎えのバンに乗り、街は素通りし、途中フィールドを寄り道しながらドイ・インタノンに向かった。 中腹のシリプーム滝を見晴るかすロイヤル・プロジェクト・リゾートのコテージに3泊した。 雨季のせいか宿泊者はほとんどいなかった。 離れ…
チェンマイから南西に60キロほど走り、右折して北に進路を変えるとそれがドイ・インタノン国立公園の観光道路兼少数民族先住民の生活道路だ。 すぐに入場料徴収ゲートがあり、海抜2565mの頂上のツインパゴダやビジターセンターに至るまで40kmあまり…
セグロエンビシキチョウ(Black-Backed Forktail)はドイ・インタノンではスター級の鳥らしい。 たかがセグロセキレイみたいな鳥がなんでと思ったが、難易度が高いのと、川面を飛ぶ時の姿が美しいからのようだ。 たしかに、わたしもカオヤイで、これと近縁種の…
オグロクイナ(Black-TailedCrake) タイ北部以北のアジアの広い範囲に生息する希少種らしいが、実態はよくわからないらしい。 ドイ・インタノンのポイントは王室プロジェクトリゾートのキャンプ場の林のなかの草地だったが、夕方の採餌時間だったのかすぐに…
暗いブッシュの中をチョコマカ動き回っているので、肉眼で捉えるのも難しい。 ガイドさんに教えられた場所に置きピンして、近づいてきた合図でシャッターを押す。 喉のマークがいいピントの引きになる。 ノドジロビタキ(White-Gorgeted Flycatcher)
ドイ・インタノンの中腹の車道の林縁を鳥を探しながら歩いていると、先を歩いていたガイドのParさんが、手で待ったをかけた。 100メートル以上先の電線に何かが止まっているらしい。 指差すがわたしには見えない。 セッティングした望遠で捉えてもらって…
8月は繁殖期なのでサンバードも幼鳥が多い。 親鳥はまだ警戒心が強いのだろう。 これはルリオタイヨウチョウの幼鳥と思われるが、ミドリオタイヨウチョウに負けず劣らず美しい成鳥の姿も見たかったなあ。
タイには、100近い国立公園や野生生物保護区があり、自然保護政策が行き届いている。 殺生を禁じる国柄もあって、野鳥もどこか伸び伸びと幸せそうに見える。 たとえ雨季で見れる鳥の種類は少なくても、バーダーの気持ちは十分に満たされる。 ドイ.インタ…
ドイ・インタノンの山頂ツインパゴダ付近の自然遊歩道はいわゆるモスフォレストと呼ばれる苔むした原生林の中を通じ、ところどころ木道になっています。 開けた低木帯のところにデッキがあって、木々をいろいろな特有の野鳥が通り過ぎます。 運良く霧の切れ…
選りに選って、また一番鳥が閑散としている時期のタイに、鳥見に行かんでもよかろうものを、この夏もまた。 8月は繁殖期なので繁殖地に移動していたり、見えにくくなっている上に、ケンクラチャン国立公園のように以降3ヶ月間立ち入り禁止になる場所もあり…