いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

タイの「北の宿から」

ドイランを下りて、麓のファーン(Fang)という北のはずれの町の「Tangerine Ville Fang」という町役場のようなシンプルな造りのホテルに泊まりました。
町のまわりは広大なオレンジをはじめとする果樹園が広がっています。
ここも客はわたしたちくらいのようでした。
エレベーターもないホテルで、荷物運びが大変でした。
でも部屋は広く清潔で、空調も給湯も完備していました。
夕食は町でおいしいと評判の野外レストランで、Parさんが奢ってくれました。
川べりのテーブルで、ヤブ蚊に最後の奉仕をしました。
カラオケのステージで、音痴の女の子が独り気怠そうに歌っていました。

朝、食堂のテラスから見渡すと、まわりの草原でインドハッカやムネアカゴシキドリが飛び交っています。
ロビーの開けっ放しのサッシの窓の上に、シマキンパラ(Scaly-BreastedMunia)が巣を架けていました。
こんなところで造らなくても、いくらでも敷地はあるだろうに、やはり人に添う方が安全だということなんでしょうか。
ほかにも室外機の上などにも巣らしきものがあって、シマキンパラが出入りしていました。

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