いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

青い鳥のララバイ

ここ数年、営巣がうまくいかなかったブッポウソウ、今年は設置した巣箱に入ったようだ。 巣立ちまでうまくいけばいいが。 これを撮ったときは、番って間もなくなので、抱卵している雌にオスが餌を運んでいる時期だろう。 ブッポウソウ撮ってないわけではない…

湿原の風に揺れる葦

空抜けでないカッコウを狙って蓼原湿原に行ったけど、遠くで何声か鳴きはしたものの、姿は見せなかった。 仕方なく、そこら辺のお馴染みさんを見繕ってきた。 ユウスゲもハナウドもシモツケソウもまだコラボには早いし、なんだか旬というより、アリバイ作り…

うちより巣立ち

今年も同じ場所で巣をかけたよと、連絡をもらったのは2月のことだった。 そのあと天気のいい日にのぞいてみようと思っていたが果たせず、仲間のサイトで状況を把握できるようになってからもしばらくチャンスがなかった。 先週、雨で予定が狂って、それでも…

梅雨の晴れ間の野良かせぎ

梅雨の晴れ間、ちょっと焦りすぎたせいか、いく先々で目指すネタには振られてしまった。 もう、ケンガチャンでの仕込みに頼るわけにはいかない。 雨は降っても、そこはそれ、大ネタはなくても、落穂拾いでチビチビ貯めた小ネタを小出しにしていく。 鳥ネタが…

サワディー クラップ ケンガチャン

タイ語でおはよう、こんにちは、こんばんわ、さようならはすべて、サワディークラップ。 サワディー・クラップ ケンガチャン、またね。 Kaeng Krachan NPのゲートに通じる道路沿いの広大な敷地を有するBirding Lodge[Baan Maka]は、多様な生態系を備えたバー…

ケンガチャンの水場にいらっしゃい

野鳥に出会うには水場が一番だ。 水飲みと水浴びは野鳥にとって必須の生活習慣だから。 ただ、天然の水場は必ずしもバーダーにとってのアクセスがよくないかもしれないし、永続性があるともかぎらない。 その点ハイドは、野鳥のハビタートを考えて、元密猟者…

ハイドの鳥15 鳥のトリ

2日目のLungさんのハイドは、あまり数も種類も多くは来なかった。 1日目とダブるものも多いし、手入れをしていないと荒れて、鳥にも敬遠される。 まわりの木々もまばらになって、猛禽の襲撃にさらされやすくなってしまう。 せっかく近くまで寄っては来ても…

ハイドの鳥14 ドドンパ、ドロンパ、ドロンゴ

別にハイドで撮るまでもないのだが、タイには周年どこでもいながら、結構尾羽の先まで撮るのに手間取ってしまった。 なかなか間合いがむつかしいのだ。 ハトくらいの大きさだが、飾り羽の先まではちょっとしたタカ類くらいはある。 人懐っこいというか、わり…

ハイドの鳥13 目玉はヒメカッコウ

ハイドはロッジが世話をしてくれるのだが、娘が頼んだヌンさんのハイドの方は予約が入っていなかった。 途方にくれていると、1年半前に入った、今は廃用寸前のハイドを使わせてくれることになった。 まわりが開けて、来る鳥の数が減ってしまったせいだ。 前…

ハイドの鳥12 家禽風野鳥

シンおじさんのハイドの鳥もおおかた尽きた。 それほど目新しい鳥には出会えなかったけれど、家禽の元祖みたいな鳥が始終出入りして、退屈しなかった。 ちょうど繁殖期で幼鳥などでもにぎわっていた。 5.5(Thu) Lung Sinn Water Hole チャムネミヤマテッケイ…

ハイドの鳥11 たかが雉、されど白?賈(カンは閑に鳥)

タイでは1、2を争う華やかな鳥だと思う。 日本の雉はあれほど満艦飾なのに、むしろ地味な感じがする。 雌は何処も同じだが。 派手なのは白柄の明るさのせいか、それとも、無彩色に一色、赤の目の引き方のせいか。 ハッカンは白?賈と書くらしい。 ?賈はそれ…

ハイドの鳥11 たかが家禽、されど野鶏

タイの田舎道を走ると名古屋コーチン系の鶏が道路を占領している。 これは民家の飼い鳥だ。 寺院や祠にも鶏の置物が溢れている。 タイでは鶏は神聖な生き物なのか。 鶏料理は多いが、それとこれとは別。 山道でも同じような鶏が森に逃げ込む。 ハイドに出て…

ハイドの鳥10 限りなくキリに近いブルブルー

日本のヒヨドリと同様、その姿形の見栄えとは裏腹に、タイのヒヨドリも、初対面以外ではまずスルーされる。 すべては出会いが容易すぎるということにつきるが、ハイドでも四六時中、うろうろされると、だんだん目障りにさえなってくる。 彼らが嫌がらせして…

ハイドの鳥9 ピンとキリの間

鳥の世界は、貴賎上下の隔てもあれば、鳥種差別、弱肉強食、雌尊雄卑の封建社会である。(ホントか。) でも、これは人側の一方的な見方であり、バーダーこそ差別主義者である。 稀種、迷鳥、美鳥を尊び、地味、ざら、ノンライファ?を貶める。 ハイドの鳥は…

ハイドの鳥8 五月蝿いやつら

招かれざる客といったら気の毒だが、一度で結構というのが、このクビワガビチョウだ。 最初にぞろぞろ現れて、いなくなったかと思ったら、またやってくる。 ガビチョウという名が災いして敬遠したくなるが、立派な?地元固有種ではある。 なかなか区別つかな…

ハイドの鳥7 わたし濡れたら凄いんです

ハイドに来る鳥はあまり派手な鳥はいないが、ヘキサンは目を引く美しさで、撮りがいがある。 水浴びに来るんだが、カラス科のわりには、激しくしつっこく羽を洗う。 悪い虫がつきやすいのか。 だれか鳥用のドラム式洗濯機をプレゼントしてやれば。 ヘキサン=…

ハイドの鳥6 痛し痒し

こども向けの鳥の図鑑の見開きに、よく山の鳥、里の鳥、町の鳥が一堂に会したイラストが掲げてあるじゃないですか。 実際にあんなこと、あるわけないとわかっているけれど、本当は目に見えるものは田んぼの中のダイサギか、町のカラスか、海辺のトンビくらい…

ハイドの鳥5 天国と地獄

野鳥にとってハイドは楽園だろう。 安直な水場であり、餌場だし。 タイなら、そんなに餌にも水にも困りそうにはないと思っていたけど、常時は案外恵まれてないようなのだ。 いつ木の実が熟れるのかしらないが、森の中に果実類を見たことはあまりない。 わず…

ハイドの鳥4 当たり外れ

わたしは英語表記のKaeng Krachanをそのまま読んで、ケンクラチャンとよんでいるが、タイ語での発音はケンガチャンというふうに聞こえる。 ケンクラチャンは3回目だが、最初の8月に来たときは、公園が立ち入り禁止の時期でハイド回りだった。 シンおじさん…

ハイドの鳥3 Splashで乾杯

この日はわたしの◯◯才の誕生日、こどもの日に生まれただけあって、精神年齢はこども並みといわれる。 別に祝う気もないが、娘たちはなんとか覚えていて、食堂でBirthday Partyをしてやるというが、わたしはここ10年酒は控えている。 ただ彼女らが、タイビー…

ハイドの鳥2 転身

ケンクラチャン国立公園は、マレー半島の付け根、ミャンマーとの国境の熱帯雨林の山岳地帯で、その麓の丘陵地帯は、急速に開墾されて、果樹やゴム林やキャッサバなどの農耕地に変じつつある。 その中に残った雨林の中に、いくつかのハイドがあって、手軽に野…

ケンクラチャンのハイドの鳥1 低廉

タイから帰って、「Birder」誌の海外探鳥ガイド特集のタイ編をみたら、今回の私たちのタイ行がそれをなぞったような、まったく同じプランで、当然見た鳥も同じだった。 Birding Lodge Baan Makaに連泊し、ガイドによるパーク内の鳥見、合間に近所のハイドや…

旬のあとさき

梅雨に入ったような、入らんような。 週末だけ梅雨だなんてつらい。 それでなくても旬のネタに窮しているのに。 異常気象のせいで、鳥の動きも見通しが悪い。 週末バーダーの僻みだけど。 ともかく、鳥ネタで更新できるだけで、幸せと思わなくては。 いつか…

マッドバーダー・いケリのデスロード

焼け野の雉子夜の鶴といいますが、子を守ろうとする親鳥の姿は感動的です。 繁殖期の今はいろいろな場所でそれを目にします。 ケリポイントで雛の姿は見えませんでしたが、道に車を止めたら、あちこちからケリが飛び出して、目をそらそうと、激しく鳴きなが…

トウネンと出会った

以前は隠れた餌場だった田んぼも、道路拡張や埋め立てで、めっきり鳥の姿を見ることは少なくなった。 道路拡張や埋め立てで、耕作面積も半分になり、シギチの領分はもうほとんどない。 県北の干潟を回るときに、未練がましく覗いてみる。 カルガモ数羽とアマ…

コジュケイの跋扈

憎まれっ子の最たるものはガビチョウだろうが、勝てば官軍でソウシチョウはそこそこ認知せざるをえないようだ。 コジュケイが外来種だとはついこの間までは知らなかった。 入ってきて100年足らずだという。 カササギあたりも固有種ではなかろうに、県鳥に…