2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧
何番煎じか忘れたが、柿の木の鳥たちもそろそろ出がらしの頃ではある。 でもよく残っていたもんだ、柿の実。 たまたま通りがかった道路端の柿の木にソウシチョウを見つけたので、また現れるのを車を停めて待っていたら、次々にいろいろな鳥が訪れてくるのだ…
可憐で華麗なルリビタキを早くものにしたいと焦っているが、今年はなかなかチャンスがない。 相も変わらず泥臭くて野暮ったいカールおじさんをまたぞろネタにせざるをえないのが悲しい。 でもノスリだって初めは必至で探したものだ。 腐っても猛禽だもん。 …
ビートのすり「なに、欠礼だと、バカヤロー」 「なにいってんだよ。出物腫れ物ところ嫌わずだろ」 「糞鳶なんて呼びやがって、ケツの穴見てんのはそっちだろ」 「こちとらただのケツの穴と訳が違うってーの。あのなあ、総排出口といってな、肛門と排尿口と生…
バーダーというのはバーカーの言い間違いだろうね。 眠い目をこすりながら、寒さに震えこんなところで何待ってんだろう。 昨日いなかったものが、どうして今日出る保証がある。 1パーセントの確率に賭けるといっても、頭の中は出るか出ないかの丁半博打なん…
ヒシクイが当地で越冬しているとは聞いていたが、前に蓮根田に亜種オオヒシクイたらなんたらが来たときのあまり絵にならんなという印象から食指が動かなかった。 でも鳥仲間のショットがなかなかインパクトがあって、遅ればせながら会いに出かけた。 もと輪…
オシドリは近づくのが難しい。 だいたい近寄りにくいところにいるし、少しでも人の気配を感じると逃げるか引っ込んでいなくなってしまう。 バーダーがオシドリを撮ろうとすると、超望遠で引き寄せるか、相手に覚られないように潜んでいくしかない。 不思議な…
大野川を遡ってノスリポイントへ。 電柱にいたのでゆっくり近づくとすぐに逃亡。(犯罪者じゃねー) 大きな檜に逃げ込むのが見えたので追跡したら、近来稀にいいところに止まっていた。 いい飛び出しを撮ろうと待つこと90分、やっと撮ったぞー。 でも、そ…
こどもの頃、たっぷり食べたものといえばさつま芋と柿くらいだった。 さつま芋はおやつというより主食だった。 どこの家も似たようなものだったし、芋好きだったからあまり苦にはならなかった。 自分のことは棚に上げて、他の子には芋屁のスーさんというあだ…
鳥見は俳句に通じるところがある。 季語の縛りはないけれど、鳥は季節感に寄り添っている。 バーダーは季節の移ろいに鳥の気配を感じる。 だから季節の歪みにも敏感になる。 それが人の営為によるものならなおのこと。 で、今の季節は何なのだ。
大寒過ぎたというのに、まだ柿の実が艶々しい赤い光沢を放っている。 鳥たちにとって柿の木というのは、勤め帰りに立ち寄るパブみたいなものかな。 バーダーにとっても、ちょっと覗けばなんでも揃う百円ショップみたいなもの。 いや失礼、一攫千金の宝くじ売…
カワアイサに会いにいったら、コウライアイサがいた。 メスが1羽九重の方に来ているらしいが、こちらはオス1羽だけ。 去年は番いでカワアイサと行動を共にしてたけど、何かトラブルがあったんだろうか。 こちらの川はハエ、川ハゼ、カマツカなど餌は豊富で…
今年もカワアイサが来てるというので、週末は大野川に出かけたが姿が見えず、上流にネタ稼ぎがてら探索に遡った。 おかげでネタ数だけはあれこれと調達できたが、カワアイサはまだ出会えない。 帰りにもう一度いつものポイント立ち寄ると、コウライアイサが…
カワガラスが好きなのは好きなんだけれど、それよりも和田剛一の「野鳥同棲記」にあるカワガラスのショットを見ていつかは自分もと思うようになった。 こんなショットを撮るためには、道具や腕もさることながら、これを撮るまでにかけた時間と労力だって並大…
揺たえど沈まず 沈まねば飢える 荒海への船出 すぐに帰港するけど 泡沫の人生 泡もたたない間の関係 情に棹させば流される とかく鳥の世は非情だし 川の流れに身をまかせ 水の色に染められ~たりはしない 見た目だけが男の甲斐性 水に流すのが女の甲斐性 誰…
追いかけて 追いかけて すがりつきたいの オシドリが逃げてゆく 冬の川の中 ドングリも山女魚も水に流したの 川面打つ風の音 銀杏羽濡らす飛沫 ドゥドゥビドゥバ ドゥドゥドゥビドゥバ パヤ パヤパヤ
桂川でも20羽あまりがあちこちに散在していた。 もうすこし近ければきれいに写せたんだけど。 でも頭の黒い羽毛が濃緑色に輝いていた。 堤防の側のおじさんがやってきて、以前は3千羽くらいのカモが来ちょったんやがなとつぶやいていた。 また戻って来ま…
2年ほど前に呉崎干拓でホシムクドリの群れを見かけた。 車から撮ろうと向きを変えている隙に飛ばれてしまった。 その後県北にいくとチェックはしているが、群れは見ない。 高山川でツクシガモをものにできたので、ホシムク願いで呉崎のネギ畑へ。 4羽が電…
ツクシガモはいつも遠いのだが、ここなら葦原をバックに飛翔が撮れるかと期待しながら待ったけど、潮が引いて来ると泥潟の上で餌探しを始めただけだった。 丸々とはしているが、遠来のせいかちょっとやつれた感じがして、無理な要求はし辛いムードだった。 …
有明海に少数が来ることからツクシガモと呼ばれている冬鳥、このところ近くでも結構見かけるようになった。 白に茶色の襷をかけた優美な姿はすぐそれと分かるように目立つ。 昨日はあちこちでツクシガモに出会った。 高山川では3羽、桂川では20数羽。 高…
ノスリが飛んだってなんの不思議もない。 でも猛禽はやっぱり飛翔と狩りだよね。 このところノスリに出会う機会が多いので、飛翔の練習がてら保険代わりにさせてもらっている。 糞鳶なんて蔑まれているけど、横から見ると飛んでる姿はそこそこだわ。 でも正…
鳥見を始めたころはキジバトも熱心に撮った。 間近にいるせいもあったけれど、愛くるしく結構美しかった。 しかし撮りやすいものは飽きる、というのがバーダーの常道だ。 それは恋人と似ている。 だが忘れられた元カノが魅力たっぷりになって現れないともか…
まだウミアイサも物色中の段階のようです。 バトルや派手なパフォーマンスはありません。 会う時はいつも他人 一人じゃ心許ないんで 合コンから お茶してちょうだい ちょっとだけ 抜け駆けはよせ ガクッ まとめて面倒みるからさ~
ここのオシドリは泥ひとつない。 水の澄明感も半端ではない。 オシドリと清流のコラボがいつまでも見られるとの保証もない。 だからなんとなく現実感がない。 幻を見ているような錯覚に襲われる。 来年もまた会えますように。 鴛鴦や見るほどに色顕れり 鴛鴦…
学生の頃、群衆の中の孤独という言葉が流行った。 親元を離れて解放感に浸った学生にはあまり縁のない言葉だったが。 カワラヒワの群れをなんとなく撮って見ていると、1羽だけニュウナイスズメとアトリが混じっているショットがあった。 鳥の群れにはよく違…
スナック菓子のキャラクターのカールおじさんが好きだ。 こどもが口の周りをチョコレートなどで汚すとカールおじさんといってからかって嫌がられたが。 その子もいまでは・・・。それはいい。 ノスリにはなんとなくカールおじさんのイメージがある。 ノスリ…
今年も一年の計など立てずに行き当りばったりなのは変わらないけど、1週間に1回は更新も休んでのんびり映画にでもいくのもいいかななんて思っていたが、飛び飛びに仕事が入っていつが日曜かも分からず、ネタもそこそこ残っていたので休まず更新してしてい…
オシドリのオスの派手な彩りは、他のカモ類と同じように、冬の繁殖期だけのディスプレーなんだそうです。 中でも第1三列風切りの内側のオレンジ色の一枚は、扇形の銀杏の枯葉に似て銀杏羽(イチョウバ)と呼ばれていて、俳句の冬の季語にもなっているんだっ…
暮れに撮って元日に上げたオシドリは逆光で遠くて、いささか不満を持ち越した。 うららかな小春日和の正月をまたフラフラと奥豊後へと出かけた。 オシドリをというよりは冬の清流が見たいというだけだった。 流れが見える切り通しの道に車を停めて水面を眺め…
元日から鳥見のポイントを回ってみた。 バーダーはおろか行き交う車も人影もない。 野鳥もたまには静かに一日を過ごせるかもしれない。 でも野鳥もある意味人の生活に寄り添って生きている。 人の暮らしが変わると途方に暮れる鳥がきっといる。 過疎化する集…
初めヤマガラハウスの構想を聞いたとき、なんでこの廃土置き場がと思った。 そして植樹がされ、観察小屋が立てられたがまだその意図が理解できなかった。 そしてほどなくヤマガラが来始め、それに釣られて様々な鳥たちで賑わうようになって、やっと腑に落ち…