いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

群鳥の中のオンリーワン

学生の頃、群衆の中の孤独という言葉が流行った。
親元を離れて解放感に浸った学生にはあまり縁のない言葉だったが。
カワラヒワの群れをなんとなく撮って見ていると、1羽だけニュウナイスズメとアトリが混じっているショットがあった。
鳥の群れにはよく違う種が紛れ込んでいることがある。
混群というのもあるが、渡りの途中に迷い込んだり、便乗したりすることもあるようだ。
仲間と勘違いすることもあるんだろうか。
野鳥の群れというのは、人間の頭で理解しようとすると不可解なことが多い。
よくぶつからないもんだとか、誰が行き先を決めてるんだとか。紛れる鳥は自分の姿をどう捉えているんだろうかとか。
群衆の中の孤独なんて人間でさえ実感できないものを、多分鳥においておや。

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