こどもの頃、たっぷり食べたものといえばさつま芋と柿くらいだった。
さつま芋はおやつというより主食だった。
どこの家も似たようなものだったし、芋好きだったからあまり苦にはならなかった。
自分のことは棚に上げて、他の子には芋屁のスーさんというあだなをつけたりもした。
熟柿は一番のスイートだった。
なぜかこっそり食べるくせがあって、学生時代うちから送ってもらっても、だれにも相伴させず夜中に押し入れから出して、一人で人目をはばかるように食べた。
だから熟柿を見ると、懐かしいようないじましいような、やるせない気持ちになる。
さつま芋はおやつというより主食だった。
どこの家も似たようなものだったし、芋好きだったからあまり苦にはならなかった。
自分のことは棚に上げて、他の子には芋屁のスーさんというあだなをつけたりもした。
熟柿は一番のスイートだった。
なぜかこっそり食べるくせがあって、学生時代うちから送ってもらっても、だれにも相伴させず夜中に押し入れから出して、一人で人目をはばかるように食べた。
だから熟柿を見ると、懐かしいようないじましいような、やるせない気持ちになる。







