いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

鳥人共生

長洲は海も陸も鳥影の濃いところだった。 田んぼや畑にはチュウサギやアマサギ、アオサギがあちこちに頭をのぞかせていた。 案山子があったり、爆竹音のするところもないではなかったが、農作物をあらされている気配はあまりないようだった。このあたりはた…

下手な鉄砲じゃ当たらないミサゴ

数撃ったのに一発も当たらないのはどういうわけ? 新浜海岸には冬場は数多くの野鳥が見られるという。 この日はミサゴがあちこちに止まってポーズはとってくれたが、遠すぎるのと風があってデジスコでも一眼でもむつかしかった。 再挑戦の意欲をかきたてられ…

ソリハシシギの群れ

ホウロクシギやソリハシシギの情報からひょっとしたらほかのシギ類にも巡り会えるかもと寄藻川の河口に行ってみました。 干潮が5時と17時なので干潟がありません。しかたなしに上流の土手をたどっていたら消波ブロックの上に小さな鳥の群れが目に入りまし…

六客八来+1

宇曽山の松の枯れ木には陽が当たるまでに6羽(ヒヨドリ2、ヤマガラ、アオゲラ2、シジュウカラ?)陽が当たり始めてから2羽(ホオジロ、アオバト)の鳥たちがやって来た。 ヤマガラは長居はしない。偵察中なのだろう。 ヒヨドリの若らしいのがやってきて…

セキレイは悲しからずや

葦のアオ水のアオにも 染まず彷徨う こんな色の方がマッチする 古代色のクロ(暗)とシロ(顕) アオ(漠)には染まりようがない アオ(カワセミ)用に立てたのに鳥は誰でも止まり木が好き ポーズの決め方だって先刻ご承知 決定的瞬間 知らんプリ

ヒヨドリの巣立ちに立ち会った

一昨日の朝、ヒヨドリのピーピー鳴く声に外を眺めると、ヒヨドリの雛がソロの木の枝に並んでいた。急いでコンデジを持って来て撮ったが、小さくてよくわからない。 網戸を少し開けて、一眼(E-3 ED50-200mm F2.8-3.5)で巣立ちの場面を撮らせてもらった。 兄…

アオの2 アオバト

宇曽山の基地は夏場涼しいだけでなく、光の加減もうまく計算されています。 ここできれいに撮れなければ、つまり下手だということ。 でも一日中いい条件が整うわけではありません。 鳥が動く時間は夜明けから10時頃まで、明るくなってからが勝負です。 暑…

アオゲラ 2羽の関係

名人「アオゲラが2羽来てる」 素人「番いも撮れるぞー。ホクホク」 名「♂が2羽。どちらも頭の赤い部分が広いやろ」 素「?、じゃ大きいのが親で小さいのが子、あるいは兄弟?」 名「巣立てば大きさで関係を見分けるのはむつかしい。羽をふくらませれば大き…

アオの1 アオゲラ

アオゲラは鳥見を始めて最初からある種憧れでした。 愛嬌のある姿や習性になじみがあるわりにいままであまり目にしたことがなかったせいかもしれません。 そのうちきっと撮れるからというH師のことばを半信半疑で聞きながら、何度も涙を飲んだ末といえば大げ…

アオのア

先週に続いて宇曽山の夏枯れ時期に行列のできる枯れ木基地に籠りました。 先着はオオアカゲラをがんばっているこの基地開発者の名人。 前日の不漁にめげでもしたのか、ほかの常連さん方はお見えになりませんでした。 そしてわたしは待望の青物を両方ゲットし…

暑さボケ

というより暑気中りというやつですな。 外に出るとげんなりして犬みたいにぜーぜーいう。 だから昼間は鳥見は無理で、朝の涼しいときにアクセスのいい場所をちょっとの間回ってみるが、鳥だって日が昇れば人一倍熱中症には気をつけているはずで、そんじょそ…

夏の思い出

アオバズクははじめて見たような気がしない。 こどもの頃、フクロウと思っていたものがアオバズクだった可能性はある。 夜道を歩いているとホウホウという声が聞こえた。 フクロウを飼っている子もいた。 畑の上を飛んでいるのを見たのはフクロウだろう。 ア…

枯れ木も山の賑わい

ないよりましなものの例えだけど、枯れ木には枯れ木のちゃんとした存在理由がある。 鳥たちにとってはむしろなくてはならないものだ。 夏のバーダーにとってもね。 このところ鳥見仲間の間ではこの枯れ木なくては夜も日も明けない。 で、わたしも早くそれに…

わたしは忘れない

坂ノ市のアオバズクの親子の2羽を最後に見たのは13日の午後だった。 15日の夕方見に行くと若鳥の1羽だけが社務所の前の桜の木の目の高さに止まっていた。 17日の朝にはどこにも姿は見当たらなかった。 1羽しか残らなかったのか。 それも無事に山へ…

黄鶺鴒=奇跡+綺麗

鳥に上下はないけれど、やっぱり綺麗な方がいい。 鬼も十八、番茶も出端、鳥にも盛りのときがある。 オオルリ、サンコウチョウの水場で遊んでくれたのはキセキレイだけ。 近づいてくるのでしょうことなしに撮ったけど、立派に代役が務まるじゃないの。

鳥の都合

いいバーダーになる近道はいいバーダーに教えを乞うことだ。 ただ鳥を追いかけていたんでは鳥はつかまらない。 宇曽山の本宮下の展望台から見渡すと、昨日は珍しく雲が高く、国東半島から高崎山、鶴見山、由布山、久住山から阿蘇の山並みと大パノラマが見晴…

鳥見天国

初盆なのに大きな声ではいえませんが今日は鳥見らしい鳥見で一日を過ごしました。 仏さん以外どこからも文句がでるわけではありませんが。 まあ本来なら年に数日の休暇ですからしょうがない。 鳥見らしいとは、結果は問わず、そのスタイルがツボにはまってい…

巣立ち1号

昨日坂ノ市に様子を見に行って、スダチ1号を見つけました。 昨日の写真は賞味期限切れの情報価値のないものでした。 いつもと違ってちょっと上の方にいますからそこらへんも見ないと見逃しますよ。 父親は北側から見るとわりと見つけやすい 親の2メートル…

待てど暮らせど来ぬ鳥の

早くウゾーさんの秘密を解かねばならないのに、出るに出られず足止めされているこのつらさ。 どの道迎えて送るキセル供養の盆行事なんだけど、まったくいないわけにもいくまいて、ただ山で涼んでいるバーダーを羨んで心ここにあらぬ罰当たりぶり。 ちょっと…

空抜けなんて 気にっしないわ~

ヤマガラの写真ならもっとアップのきちんとした写りのものがいくらでもある。 ただこのネタ窮乏期、ネタ仕込み場所としての宇曽山鳥見スポットでのネタ第1号として、このヤマガラくんにご登場いただかねばならないのです。 といってもソウシチョウに先を越…

親の鑑

もう何日同じ場所で同じ格好で止まっているのか知らん。 8月1日に撮ったのと同じようだが同じではない。といっても3日前のだがね。 鳥の画像は足が早いというか、情報という面ではいつもう鮮度が落ちているか知れたものではない。 だからさっきちょっくら…

救いの神のエゾビタキ?

宇曽山の野鳥が未消化のままオオルリ、サンコウチョウのポイントのキャンプ場に向かったが、そちらも土木工事で様子が変わったり草刈り作業中だったりで寄り付きが悪かった。 ただ狙っていた別の方向に灰色の鳥が止まっていてそれだけをカメラに収めることが…

ほんにお前は絵のような

H師に連れられて行ったのは名人お勧めの夏場の鳥見スポット。 車の腹をこすりながらたどりついたのは県民の森の宇曽(うぞう)さんという神社の奥まった本宮の近くの林道脇。 稜線を枯れた松がそびえ立ち、深い緑に囲まれていかにも深山の趣。 確かに下界で…

朝日が当たるまで

朝4時過ぎに家を出る。 タイムリミットまで3時間余り。 朝日が当たると枯れてしまわないまでも萎れてしまう身の上。 向かったのは湯布院の雨乞牧場。 ホトトギスの鳴き声を聞き慣れた場所と思い込んだら命がけ。 牧場に登る道はまだ暗い。 湯布院の町灯り…

PO~PO~

キジバトはどこにでもいるのであまり食指が動かないが、なかなかシックな鳥だと思う。 それにきれいに撮りやすいから、ネタ埋めにちょうどいい。 ほかの鳥もこんなにシャープに撮れるようがんばらなくちゃ~。 橋の下でアオバズクを待っているとヒョコヒョコ…

救いのシギ

早朝の近場でなにかいそうなところはくまなくまわってみたが、ひょとしてイソヒヨドリなら海岸のどこかにいるかもしれないと、新しくできた餅が浜の砂浜や観光港あたりを散策してみた。ここははずれ。 最後に上人が浜公園で岩場にたたずむキアシシギらしき鳥…

春は早苗の季節です(夏は閑古鳥の季節です)

バーダーにとって夏がかくも厳しい季節だとは思いもしませんでした。 小学生の頃、同級生の親父さんが自動田植機を発明したというので見に行きました。 庭に置いてあったその機械は大きな車輪と上下するアームがついているだけの、拍子抜けするほどシンプル…

夏のあしたは 空蝉の

初恋や ひすいの翅の 柔らかき 空蝉や 還る場所には あるまじき 空蝉や ただ在るだけの 一仕事 短夜や いつしか変わる 翅のいろ 蝉出て 生まれるごとく 死ぬごとく たまゆらに 姿遷せり 夜の蝉 空蝉や なにか思える 黙し方

アオバズク住宅事情

父アオバズクが見守っている巣まいは橋桁と橋脚の接合部分に等間隔で貫いた横長の空間にあります。 そこをニの字型にジョイントというのかダンパーというのか鋼製の構造物が仕切っていて、その間に巣があるようです。 だから巣は直接覗くことはできません。…

借りぐらしのアオバズク

アオバズク巡りの3カ所目の七瀬川自然公園は空振り。 最後にそろそろ巣立ちのころだという野津原町の橋脚に借り住まいのアオバズクを見に行きました。 一仕事終えた鳥天。さんが昼寝をしていました(橋の下は川風が抜けて涼しいのです。)が、今日は姿が見…