いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2018-01-01から1年間の記事一覧

カザリショウビンに会えた日

膝が痛い、腕が痛い、疲れやすい、耳が遠い、目も薄い。 こんなガタガタになってまで、なぜタイくんだりまで鳥見に行かねばならないのか。 それはひとえにそれらを忘れたいからである。 暇というのは毒である。 退屈は猫をも殺す。 冷水は年寄りを生かす。 …

野生象だゾウ

カオヤイ国立公園で初めて、野生のアジアゾウに出会った。 レンジャーが見張っていたが、通りがかりの車が何台か止まって藪の方を眺めている。 道路の両側で、間近で草を食んでいるらしく、ブッシュの中で何かがうごめいているのがわかったと見る間に、にゅ…

スイレンと鳥のコラボ

旧知の鳥見仲間との海外遠征がやっと実現した。 タイのケンクラチャン、バンパクテール、カオヤイを短期間だが回って、濃い体験ができた。 老体にはかなりハードな行程だったが、印象的でエキサイティングな場面に恵まれ、疲れも忘れる充実した7日間だった。…

飛んでるものは何でも撮る

海岸沿いを北上していたら、たまたま築城基地の訓練飛行に遭遇した。 この週末25日の航空祭に向けての訓練だろうか。 初めて戦闘機の離陸を間近で見た。 ブルーインパルスは何度か眺めた記憶がある。 25日は、海外遠征で留守の間なので、本番は見られない…

神原川のカワガラス

大野川の源流域を辿るのが好きだ。 特別、鳥影が濃いわけでもない。 カラ類、セキレイ類、オシドリ、カワガラスくらいなものだ。 しかし、新緑でも紅葉でも、鳥がいれば清流の彩りと合わせて、きっといい絵になると信じている。 むしろ水が主役と言ってもい…

ハゼ紅葉とミサゴ

今年のハゼの紅葉は遅い。 だんだん遅くなっているのかも。 何個もの台風で、アユの居場所も変わってしまった。 基地の前の川幅が広くなった代わりに、浅くなって、ヤマセミのダイブには不都合になってしまった。 ミサゴもちょくちょくやって来るが、漁は上…

ヤマセミリターン

改装後、初めて、夜明け前にヤマセミ基地に入りました。 7時過ぎに、上流から♂が現れて、基地前のダイブ台に上がりました。 しばらくして下流から♀がやって来て、上流側のダイブ台に上がりました。 数回♂といがみ合っていましたが、餌取りは下流でした来たの…

チョウゲンボウは猛禽か

チョウゲンボウはまだ、クリアした感がない。 オスに滅多に出会わないのと、カッコいいところを撮った記憶がないからだ。 餌取りも地面の昆虫や爬虫類で、どのみちあまりパッとしない。 カワラヒワやセキレイを追い回しているのも見るが、うまく仕留めた験し…

精悍に見えることもあるノスリ

ノスリはトビと間違えてスルーすることもある。 どことなく野暮ったい雰囲気がある。 だが、飛翔や狩り(といってもカエルかバッタだが)の時はそれなりの表情になる。 それなりにね。 腐っても鷹。

ツルシギさんいらっしゃい

クリークにいた時にはアカアシシギかと思った。 けれども遊水池にいるのを見て、ああツルシギが今年も来てるのかと思った。 毎年その辺りで、ツルシギが越冬する。 県北の川でも時々見かける。 うちよりも、冬は若干寒い気がするが、それが快適温度なのかも…

ホシムクドリとの出会いと別れ

年末に思いがけない訃報が届く。 友人知人の突然の悲報に接すると動揺する。 落ち込みやすい質だし、歳をとるとなおさらだ。 身につまされるわけではない。 会うこともない付き合いになってしまっていても、ぽっかり穴があく。 旅鳥なら、季節が巡ればまた会…

ターゲットとしてのタゲリ

この干拓地にバーダーが訪れるのは、タゲリが狙いではない。 バーダーは皆さん、土手に上がって、葦原の方を眺めている。 猛禽類を狙っているのだ。 たまに車をゆっくりと走らせながら農道をなぞっている者もいるが、それも珍しい旅鳥や冬鳥が入っていないか…

志高湖の秋いろいろ

別府郊外の志高湖は秋たけなわだった。 キャンパーや紅葉狩りの人が多いせいか、鳥の声はあまり聞こえない。 冬鳥の到来も遅れているようだ。 湖面のカモの姿もまばらだ。 ならば、目線を下げるしかない。 たまには木々の彩りに、目を休めるのもいいもんだ。…

アオアシシギぼっち旅

ひとりぼっちのシギを見ると、どこかケガでもしてるのじゃないかと心配になる。 猛禽も多いところだから、ヤバイなとも思う。 しかし、水張りの田んぼにいたアオアシシギは、カメラを向けながら近づくとすぐに逃げるし、どこも傷めているようには見えないか…

鳥見遠征道草ショット

風景は目に焼き付ければいい。 でも変わらぬ風景でも、こちらの目の変わり様、衰え様はある。 本当はこんな風には見えていまい。 見納めかもしれないと思ってみると、また、感慨も一入ではある。 牧の戸 久住高原 阿蘇五岳 水前寺公園にて 太良町から佐賀バ…

ゴールデンアワーのマナヅル

夕暮れ間近の田んぼにマナヅルの親子?が降りていた。 何かパフォーマンスをしてくれないかと、待っているとだんだん空が茜色に染まってきた。 夕空をバックに、あわよくば夕日をバックにマナヅルの飛翔が撮れないかと、ファインダーをのぞいていたが、腹が…

限りなく非文化的な休日

鳥見仲間から情報をもらっていて、のびのびになっていたオオカラモズに会いに行った。 もう3週間以上も経つので、それについては無駄足かもと思ったが、そこは別の狙いで行くバーダーのメッカでもあるので、皮算用で十分なのだ。 居合わせたバーダーさんに…

雉も覗かにゃ撮られまい

そこにキジがいた。 側溝に隠れてのぞいていた。 飛んだところは撮りそこなった。 ただ、それだけの出会い。 されど、一ネタの重さ、いや軽さ。

大野川源流のヤマカガシ

狙いのムギマキがなかなかやって来なくて、カワガラスしかないかと、心当たりをたどってみる。 と言っても、当て所なく川沿いの道を、どんどん遡るだけだが。 時には、いつもと違った道をと分け入ったりもするが、概ね大野川の支流のことが多い。 このところ…

ジョビちゃん ハイポーズ

ジョウビタキは秋の風物詩だ。 バーダーはジョウビタキの飛来で、秋の深まりを確かめる。 バーダーにとって、一番馴染んだ秋の季語だ。 初認を競って、その鳴き声を耳にすると、なぜか安心する。 それでいて、一旦、確認すると、もう目にもくれない。 まあ、…

クマノミズキとアトリ

クマノミズキやカラスザンショウの実は、鳥の目には際立つ、可視光線域外の色を持っていると推測されている。 だがどの鳥でもその実を食べるわけではない。 ホバリングできなかったり、不安定な枝に止まれなかったりすることもあろうし、安全な場所ではなか…

アトリ大当たり

アトリは群れを撮るものだった。 1羽2羽ではとても、格好がつかないものだと思い込んでいた。 旅鳥の姿がまばらになり、冬鳥の到来を待ちわびるいま、ネタを求めて偶然出会った冬鳥のアトリが、こんなにも映えるものだとは思わなかった。 できることなら、…

乙女海岸ありふれた秋2

干潟道路は、野鳥の満潮時の休憩場所である。 大潮の時は、そのとば口まで潮がくるので、鳥達も次第に近づいて来る。 だから車を浜に入れて、車の中から覗いていると、鳥たちの色々なパフォーマンスや、沖での動きが目に入ってくる。 サギも避難してくるが、…

乙女海岸ありふれた秋

セキレイは、もうスズメに取って代わったくらい、どこででも見かける。 道を走っていると、前を先導するように、飛び回る。 川辺にも、田んぼにも、海岸にも、生活力があるのだろう。 互いに、仲がいいのか悪いのかわからないように、じゃれ会っている。 親…

満潮干潟道路のシギチ

バーダーにもいろいろ嗜好があって、猛禽類専門だとかライファーばかりを狙っていくとか、カラフルな鳥が好きだとか、概ね守備範囲を定めている。 わたしは雑食性で、ネタになればなんでもいいという無定見なバーダーである。 シギチのような群れる鳥も好き…

久々の出会いゴジュウカラ キビタキメスの在庫一掃

一本の野鳥レストラン木に色々な鳥が入る。 鳥には鳥の都合でやってるのだろうが、これはバーダーにも都合がいい。 同じ場所で粘っていたらいいし、1撮何鳥にもなる。 1種づつネタにしてもいいし、入る木で括ってもいい。 だけど木跨りになったら、何かコ…

キビタキはカラスザンショウへ

クマノミズキを渡っていたキビタキが、以前入っていたクマノミズキの側のカラスザンショウに入るようになった。 今年は、県民の森を渡るキビタキの数が多いということだ。 ここの木の実や虫が多いからだろうか。 オオルリやサメビタキと違って、キビタキはな…

発展途上のバン

バンに出会うのも、なぜか久しぶりだ。 鳥見の入り口で、しばらくハマった鳥だ。 口には出さないが、恩義も感じている。 黒い羽の精緻さにも感動したことがある。 たまたま撮るには撮ったが、半逆光で、全然きれいに撮れてない。 いいところがないのが申し訳…

上人ケ浜なべて事もなし

キアシシギもそうだが、居残りのホウロクシギもどこか悪いのかもしれない。 姿がないと思っていると、消波ブロックに見えたりする。 元気なのはイソヒヨドリとイソシギくらいか。 パソコンもストレージが満杯でぎくしゃくしている。 画像を消そうとすると、…

キアシシギの足枷

足にテグスの絡みついたキアシシギを撮っていたのは10日前のことだった。 翌日は姿がなく、もう旅立ったのかと思っていたが、昨日はまたその絡まったキアシシギを見てしまった。 片脚しか使えず、あとで見ると砂にうずくまってしまった。 この浜で終焉を迎…