いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ニュウナイスズメがやってきた

農村部にいくと、ニュウナイスズメの群れが電線と稲田を行き来していた。 それを狙ってか、モズのキキィーッという鳴き声が聞こえると、いっせいにススキの叢に隠れる。 スズメが少なくなって、かわりにこのニュウナイスズメを見かけることが多くなったよう…

ときにはネタのない日のように

旅鳥の姿もまだまばらだ。 旬のネタのないときはカワセミにかぎる。 鳥ブログなら定番ではあるが、何も新味のないショットは、派手な分侘しい。 だから、飛翔や漁を狙ってはみるんだが、瞬発力が落ちる一方のバーダーでは、だんだんカワセミも埒外になってい…

キジへの思い入れ

カモとアヒルの違いが分からん。 ガンとガチョウの違いも分からん。 キジとニワトリの違いは分かるけど、それほど違うわけではない。 なぜキジは上げて、ニワトリは上げんのかというなかれ。 キジの方が健気で男気があるような気がすんだよね。 これセクハラ…

若い季節 キジ

キジの家族に出会いました。 多分メスの親鳥がオスメス2羽づつの若鳥を見張っているようでした。 まだキンキラキンでないない若いオスは、どことなくあどけなさを残していました。

とかくシギチは群れたがる

鳥の群れの飛翔が好きだ。 そのために機材の泥沼に嵌ったようなものだ。 群れ狙いならシギチに限る。 宇佐に行けばシギチは堅い。 渡りのシーズンには台風の前後は確率が上がる。 台風を待ってはいけないけれど、バーダーの腹の中は計りやすい。 遠い台風だ…

そして誰もいなくなった(ソリハシシギ篇)

消波ブロックに潮を避けていたソリハシシギの群れは、潮が引くにつれ、1羽また1羽と干潟へ下りて行った。 採餌は優先順位があって、列の前から順に飛び出して行く。 位置取りに小競り合いがあったりする。 1枚また1枚とシャッターを切るバーダーは、幸せ…

ソリハシシギが群れていた

寄藻川の汽水域の消波ブロックにソリハシシギが潮を避けていました。 細い嘴がツンと反っているのは、華奢な少女の鼻のようで、胸キュンものです。 いい年してもバーダーは気が若いのです。 潮が引いて泥地に移るまで撮り続ける羽目になりました。 これだけ…

遅れて来たバーダーにやさしいコサメ

鳥には鳥の都合がある。 バーダーの都合なんかかまっちゃおれん。 1週間に一回暇を見て訪ねても、都合良く出て来たりはしない。 向こうの都合に合わせるか、出ずっぱりか、あるいは的確な読みか。 日曜の8時半にポイントに出かけると、もう4人のバーダー…

黄昏のミサゴ

シギチの動静を探って宇佐の海岸をたどるが、出会うのはミサゴばかり。 お前でいいけど、早く飯を食え。 若造なのか知らないが、一向に獲物に向かわない。 何時間も居座って、糞をしたり、伸びをしたり、カラスにびびったり。 もう日が暮れる。

残念なミサゴ

ミサゴも撮り様によっては素晴らしい画材になる やっぱり狩りの絵は迫力がある。 止まっているやつや、カラスに追われているのは、いまさら上げるのはためらわれるが、しっかりストックしているので仕方がない。 ミサゴもバーダーもたまたま運がなかっただけ…

はぐれたトウネン

夏は鳥の閑散期の上に、長雨で週末、休日のネタの仕込みはほとんどできなかった。 ネタがなければ更新を休めばいいだけの話だが、ネタをこね上げるのも一つの脳トレにならないかと踏ん張ってみる。閑だし。 誰からも、止めろ続けろと指図される筋合いのもの…

チェンマイ近郊のクビワムクドリ

タイ北部遠征のネタもこれでほぼ尽きた。 今度は乾季に出かけて、1年分くらいのネタを仕込んできたい。 バーダーにとっても、ナチュラリストにとっても、タイは天国だ。 まだまだ豊かな生態系が維持されている。 100近い国立公園や動物保護区があって、…

チェンマイ近郊のシロハラクイナ

日本でも沖縄、奄美あたりまで留鳥でいる。 大分川でも何度か目撃されているが、最近は増水が多いので、多分繁殖はできなかっただろう。 休耕田のようなところにいたのを、車の中から撮ったけど、待ってといわなければ素通りしてしまう鳥だ。 もう何度も出し…

チェンマイ近郊のハチクイ

ハチクイは何種類かあって、ミドリハチクイは一番ポピュラーな留鳥です。 ガイドは目もくれませんが、わたしはタイらしい鳥なので、いれば必ずカメラを向けます。 目標種数に達しなかったので、最後にはガイドも匙を投げていました。 これをもう少しいいシチ…

チェンマイ近郊のアカガシラチメドリ

ファーンからチェンダオ山の麓の峠を越えてチェンマイへと帰途につく。 山の麓に温泉があって、そこもいい鳥見ポイントだとのことだったが、放し飼いの水牛しかいなかった。 その付近の、行きにも帰りにも寄った食堂のソバが、辛味が少なくて一番性にあった…

タイ北部 田園の鳥撮り

ファーンは盆地ですから、高原とはいえ昼間はそれなりに暑い。 草むらでカモフラテントに籠ったりすると何分も持ちません。 鳥も鳴き声は聞こえても、昼間はなかなか姿を現しません。 ガイドの狙いが何なのかはわからず、ただ来たものにカメラを向けてシャッ…

タイ北部田園のオナガサイホウチョウ

ファーン(Fang)は、メコンの源流の一つが端を発する広い盆地で、多様な生態系にも恵まれた土地だ。 水路沿いのブッシュにも様々な鳥が生息している気配があった。 なかなか姿を見せない鳥の中で、このオナガサイホウチョウ(Common Tailerbird)だけが、フレン…

タイ北部 田園の鳥

最終日、雨季で、鳥相も変わっていたドイランに戻る予定に見切りをつけ、ファーン郊外の耕作地帯を探索することになった。 タイの隅々まで詳しいガイドやドライバーだった。 細い農道を辿って、集団で畑で収穫作業をしている人たちに声をかけながら、あたり…

タイの「北の宿から」

ドイランを下りて、麓のファーン(Fang)という北のはずれの町の「Tangerine Ville Fang」という町役場のようなシンプルな造りのホテルに泊まりました。 町のまわりは広大なオレンジをはじめとする果樹園が広がっています。 ここも客はわたしたちくらいのよう…

ドイラン国境のチラ見

何を写したのか、ただ鳥らしいと思ってシャッターを押した撮影者にしか分からないショットも一つの成果というか、埋め種なのである。 ドイラン(Doi・Lang)の国境監視所に迷い込んで追い返されたが、こういうところが本当はいい鳥見ポイントなのだった。 監視…

ドイランのキマユムシクイ

タイには、いわゆるムシクイ(Warbler)の類いは何十種類もいて、なかなか鑑別が厄介だけど、タイの野鳥図鑑で照合した限りでは、あまり自信がないがキマユムシクイということにした。 ガイドのParさんがいってた名前もWarblerとしか聞き取れなかったし、一々…

ドイ・ランのカラ類

ウェーブで、ベニサンショウクイとともに来たのは、初めて見たセボシカンムリガラと地元ではなじみのゴジュウカラなどだった。 ベニサンショウクイに目を奪われ、その他の小さな鳥には目がいかなかったようだ。 セボシカンムリガラ(Yellow-CheekedTit) 帰っ…

ドイランのベニサンショウクイの混群

ドイ・アンカーンから最後の目的地ドイ・ランへの山道は閉ざされていたため、一旦山麓への道を下り、ファーンの町を経て再びドイ・ランへの急坂を上りました。 ドイ・ランは標高2285mのタイで第2に高い山です。北側をミャンマー国境に接し、軍の検問所…

国境に鳥はない、もとい、鳥に国境はない

ドイ・アンカーンから、国境の山稜を辿って鳥見をしながら、次の目的地ドイ・ランへ向かいますが、検問所で道が封鎖されていて、先は通行止めになっていました。 理由はなんなのかわかりません。 傍の広場でブーゲンビリア?に来るサンバードを写しましたが…

悲しき雨音 ドイ・アンカーン

これまで聞いたこともなかったドイ・アンカーンは、峠を下ったミャンマーとの国境の山峡にある山岳少数民族の村です。 避暑地としても人気があり、乾期なら花が咲き乱れ、美しい鳥が乱れ飛んでいるらしい。 桃源郷か、バーダーなら天国のイメージですが、村…