いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2016-01-01から1年間の記事一覧

秋色の翡翠

カワセミは厳密にいうと青い鳥ではない。 カワセミの羽色は構造色だから、地の色は色素のない無彩色だ。 それが光の反射吸収の加減で変わってくる。 夏の光と、秋の光では、天候や時間帯にもよるが、その明るさも波長も違ってくるから、いつも見ていると、微…

アユセミやいかに

鳥の朝は早い。 従ってバーダーの朝は早い。 昼前に一日仕事は終わる。 べきであるが、それは希望的観測である。 鳥見は想定外のことが起こる。 裏切りは鳥の常。 前日の昼間ヤマセミ基地に入っている仲間がいた。 これは脈があると、午後は超過勤務で基地に…

コゲラのスプリングボード

関ヒヨしか収穫がなかったので、高尾山公園に移ったが、ここでも出会えたのはカラ類だけだった。 コゲラが近くで枝渡りをしてたので、枝の先からの飛び出しを狙ったが、手持ちは疲れる。 ちょっと、油断したところで飛ばれてしまう。 練習にはなったが、もう…

お~いら岬の イソヒヨド~リ~よ~

早々と関崎灯台にいってみましたが、灯台守のイソヒヨドリの夫婦が歓待してくれただけでした。 きっと「喜びも悲しみも幾年月」のあの夫婦の末裔でしょう。 あ、佐田啓二、高峰秀子の方です。 大分は水の子灯台だったけど。

羽振り合うも他生の縁

磯は何も見えなくても、シーズンであれば、必ず何かいる。 クロサギをたどっていけば、同じようなエサ取りのシギチやサギに出会える。 迷子のチュウシャクシギも1羽いてくれた。 おかげで今週もなんとか、食つなぐ糧ができた。 上人ヶ浜様様である。 自転車…

クロサギで帳尻合わせ

やっぱり上人ヶ浜はお助け浜だ。 海浜砂湯は休業。 ニイナ採りもいない。 海は荒れて暗いけど、それと鳥さんとは逆相関の関係にある。 波際を双眼鏡でなぞると、ちゃんと黒い影がうごめいている。 雨が落ちてきたが、それよりもネタが大事。 シルエットでし…

つんつんつばめの宙返り

昔はツバメはおなじみの鳥だった。 どの家の軒先にも、ときには家の中にまで巣をかけていた。 ツバメの来る家は縁起がいいといわれていた。 うちは青大将がいて巣はかけなかったけど、スズメは瓦の下に巣をかけて青大将にやられていた。 いまは「越後獅子の…

鳥見の土産は地元で買う

最近、駅の土産物売り場には、その路線が通る地方の産品がなんだって置かれていて、あまりアリバイには役に立たなくなっている。 山口にだって高速で行けば、犯行後、いや、鳥見後1時間ちょっとで、もう地元でネタの調達が可能である。 「点と線」とか「眼…

元がかかってるゆえに尊からず

はるばる山口まで出かけて、2ネタの収穫とはお粗末とお思いでしょうが(何、様あ見ろ?)、別に台風12号をついてのドライブですから、それはそれでいいのです。 さすが、有力政治家を何人も排出?した県だからか、有力企業が多くて裕福だからなのか、高速…

わが懐のサンショウクイ

サンショウクイというユニークな名前は、その鳴き声の「ヒリリヒリリ」というのが、山椒の実を食べたときの感じを連想させることから付けられたという。 いいね。 そのサンショウクイの渡りを見に、泊りがけで竜王山公園にいってきた。 折から台風が近づいて…

サギたちのお別れパーティー

ダイサギ、チュウサギ、アマサギがなぜか集まっている。 ダイサギは留鳥、チュウサギ、アマサギは夏鳥だからお別れパーティーをやってるのかもしれない。 それほど南に下る必要もなくなったから、ここでコミュニティをつくる相談かもしれない。

ようこそキアシシギ

秋は、立ち寄るシギチも春ほどではないが、今年はキアシシギもあまり見かけない。 いても数羽の群れだ。 やっとこの浜にも3羽が羽を休めているのを見つけた。 気象の変動がルートを変えているのだろうか。 餌場も目に見えて減っているし、近くの建設工事も…

ど根性なしガエル

カメラからのインポートがなぜかできない。 パソコンもうちにあるのはとろい。 弁解はしたくないが、ネタが使えない。 家で更新ができないので、時間が下がって、不定期になってしまう。 あせることもないんだが、年取るとルーチンが乱れるのは何かの兆候で…

行き当たりバッタ

ネタがなくても窮すれば通ず、というよりも窮鼠猫を噛むという方が当たってるか。 行き当たりばったりだからそれでもいいが、あまり意味はないのかも。 どんなネタでも、続ければ何らかの進歩あるいは退行があるだろうし、それを見極めてもらうのが目的なの…

花の宴、真似をしてはいけません

雨の予報だったので、ゆっくり起きて当てもなくネタ探しに出かけた。 北東に進路を取ったが、やはり鬼門だった。 Yさんお薦めの弥生の村を思いつき寄ってみた。 雨の予報のせいか、人気もないが鳥影もない。 高床式住居の周りの池に水蓮が咲いていた。 トン…

幸せの青い蜂

なんでも青けりゃいいというもんでもないが、鳥も虫も青いのはきれいだ。 鳥の方は、青いのはおろか、若鳥にもスルーされたり、待たされたりで、ネタの調達もままならない。 ちゃんとこういう書庫もあるんだから、節操がないとはいわれたくない。 名人に教え…

夏羽はベタで

なんとか大授搦のショットで今週は持った。 来週は地元に旅鳥の立ち寄りも始まるだろう。 日差しも心なしか和らいで、コントラストも海辺でなければそう強くなくなるだろう。 こんな黒ベタなショットはもう御免だ。 せっかくの夏羽のお取り置きだったのに。 …

干潟の朝

大授搦はいつも潮時を間違う。 旅鳥のシギチのピークと潮と光との兼ね合いがうまくいくのは、年に数日だろう。 週末バーダーにはなかなかチャンスは訪れない。 それでも1週分のネタが揃う?のが大授搦のすごいところだ。 要するに下手な欲を出さずに、豊か…

メダイチドリの群れ

群れはまだダイゼンとメダイチドリくらいでした。 ピークには、陸をびっしり埋めるシギチの群れも、まだ左手の方にまばらでした。

越冬地へ向かう夏羽のダイゼン

秋の渡りの時期の大授搦はまだ始まったばかりだ。 100羽ほどのダイゼンが羽を休めている。 ちらほらと注釈市議やオオソリハシシギがまぎれこんでいる。 別にメダイチドリやアオアシシギの小群がいる程度だった。

シギチは大潮の朝の満潮

南面した海の撮影は、朝に限る。 逆光もコントラストが強いのも絵にならない。 干潟では干潮時は遠い。 大授搦では大潮の満潮時、潮がシチメンソウ繁殖池を浸す時が、シギチの最接近するタイミングになる。 それはわかっているが、情報を得てから次の週末で…

シギチの夏羽

甲子園に静寂がきた。 でも野鳥の夏は終わっていない。 早々と越冬地に向かうダイゼンもまだ夏羽だった。 旅鳥のシギチの先発隊が立ち寄る大授搦は、満潮が昼前の猛暑の時間帯だったが、夏羽をしっかり写したいとシギチの群れが上がってくるのを待った。 ま…

ヤマセミはダイブがお好き

好きなのはバーダーの方で、ヤマセミはダイブしなけりゃやっていけないからやってるだけだろう。 でもそういう無心の行為のほうが、傍から見るととても美しいものだ。 こんな瞬間があることを知らない人が多いのはもったいないことだ。 わたしだって肉眼で見…

ヤマセミのパワハラ

ヤマセミに出会えるベストシーズンは、落ちアユの頃の秋から冬にかけてである。 夏場は餌場や営巣場所が上流にあるらしい。 今年は夏の盛りから早くもその姿を見かけるようになった。 夏の水量が少なく、魚も下流に下ってきたからかもしれない。 ふつう、縄…

だけど足んねえものがある~ダイブ

同じ水から上がる瞬間でも、漁のダイブと水浴のダイブでは、雲泥の差がある。 水浴ダイブは、低い止まり木からすぐ近くに、食事が終わって、何度も飛び込むので狙いが定まりやすい。 漁のダイブは、いつ飛び込むか、どこに飛び込むか予測がつけ難いし、高い…

ヤマセミ 後の祭り

目指すには獲物をくわえて水から上がるシーン、それもアユ。 今年は川底の石に苔の付き具合が悪くて、この餌場では無理だろうという観測。 でも、虎穴に入らずんば虎児を得ず。 ほかにネタもなし、仕事の前の1時間をトレーニングにひねり出した。 日の出前…

アオアシシギ一番乗り

立秋、盆踊り、高校野球決勝戦、夏の折り返し点の目安があったが、こう猛暑日が続くと、もはや亜熱帯で四季の季節感は失われてしまったような気がする。 鳥も暑い日本は避けるのか、夏は鳥ネタに苦労する時期だ。 お盆休みはシギチの走りを見に行くが、やっ…

ゴジュウカラの非定番パフォーマンス

暑い 日向は暑い 日陰も暑い 木陰も暑い 行儀悪いが熱中症は怖い 頭が高いと脳貧血になりそう お立ち台も苦手 上りイナバウアーもできんことはない

水場の賑わい ソウシチョウ

野鳥を撮影するには、餌場や水場をハイドや車の中に身を隠してやるのが常道である。 餌場は移動するが、水場の方はほぼ持久性が保たれる。 安全性のたかい、生活圏に近い水場を作ってやれば、安定的な観察ポイントがなるだろう。 それには野鳥に関する該博な…

ゴジュウカラの定番パフォーマンス

ゴジュウカラを写すのはシジュウカラより格段に難しい。 そんじょそこらにはいないから。 いることがわかれば、ヤマガラの中に混じっていたりするから、あとは容易といえば容易だ。 だが動きが早く、じっとしていないから、この逆さ下りイナバウアーを撮るに…