幸せの青い蜂

なんでも青けりゃいいというもんでもないが、鳥も虫も青いのはきれいだ。
鳥の方は、青いのはおろか、若鳥にもスルーされたり、待たされたりで、ネタの調達もままならない。
ちゃんとこういう書庫もあるんだから、節操がないとはいわれたくない。
名人に教えられて、ルリモンハナバチとやらを撮りに行った。
マルハナバチというのは撮ったことがある。
これはなんで飛べるか、物理学的には説明できないという、ユニークな蜂だが、同じようなものかと思っていったら、なかなか見つからない。
なんでもいいやと、虫の止まったラベンダーの花房に近づいたら、それがルリモンハナバチだった。
ミツバチよりずっと小さい。
動きも早い。
AFのとろさに血圧も上がる。
ピンは来ないし、手持ちでぶれる。
この蜂はほかのハナバチの巣に卵を産み付け、子はそこの花粉で育つらしく、それを労働寄生というらしい。
ひとのネタですますのはバーダー寄生といわないのだろうか。