いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

とかくシギチは群れている

Ban Pak TaleにKingfisher類に会いに行く途中の塩田には無数のシギチが群れています。 乾季の間だけ稼働する塩田は、カニ、エビなどの餌が豊富な格好の越冬地のようです。 群れ好きのわたしには垂涎の的ですが、ガイドの眼中にはないようで、猛スピードで駆…

葦原のコガモ

鳥は群れ 群れは飛翔 蒼い光沢 シンクロの目印 IDマーク 飛翔という美質の体現 ここ塩田跡は埋め立てが始まっていました。

アオジでもいいじゃないの~、ダメよ~、ダメダメ

クロジだって、アオジだってホントはいいんです。 ダメなのはどれがナニと区別がつかないこと。 クロジ撮ったぞ~、一丁上がりと思ったら、「それはアオジ」と正されてしまいました。 「相性が悪い鳥がいるんだよね~」と慰められたけど、いいじゃないの~ア…

やはり野におけツクシガモ

干潟のツクシガモはその白さは際立つけれど、あまりコントラストの美しさはない。 はじめて田んぼに上がったツクシガモを見て、あわててシャッターを切った。 思った通り、緑や黄色をバックにした姿は、上品で華やかで、一気に春の趣きだった。 飛んでる姿も…

クロジに嫌われる

鳥見を、運だとか辛抱だとか思っている分には、まだまだ未熟だね。 本当に必要なのは、鋭い五感に反射神経、持久力などの身体能力に、知識、経験、想像力、そして段取りや見切りといった勝負勘・・・まだまだ必要な能力や奥義がありそうだけど、悲しいかな覚…

ナイショだよ~

野鳥の情報というのは、仲間うちの秘密事項である。 無知でモラルのないバーダーにさえばれなければ、野鳥は無事にその生を全うする。 野鳥は自分たちだけで見守ってやれば、ほかのやつらは関わってもらわん方がいい。 秘密を共有するというのは、甘美な悦楽…

冬のホオアカ

ホオアカは夏鳥だと思っていた。 河川敷の菜の花に止まっていたり、高原でコジュリンやコヨシキリのついでに撮ったりした絡みからだろう。 タヒバリやホオジロの群れの中にちょっと違うのがいるなと思ったらホオアカだった。 図鑑を見ると、ここらではむしろ…

ウミアイサ 恋の鞘当て

ウミアイサの群れがばらけてきて、へんてこな求愛行動が見られるようになった。 まだそれほど派手なパフォーマンスはないが、メスの前でオスが同じような格好でご機嫌伺いをしているのは、初春の風物詩というか、やや生臭い春の目覚めのはしりだろう。

ヤマセミの性差

ヤマセミが追っかけっこをしていたら、追われているのがオスで、追っかけている方がメスである。 追っかけっこというよりは、縄張りから追っ払っているのであるが。 カップリングの時期になると、オスからアプローチするようになるが、それも一苦労だ。 わた…

ツクシガモの越冬地

だんだんツクシガモの飛来数が増えているような気がしていたが、今年は県北の至る所でツクシガモの群れに出会う。 満潮時には陸の方でも見かける。 これまでの大陸東岸の越冬地が過ごしづらくなってきているのか、気候の異変なのか、原因はまだよくわからな…

メルヘンチックなホシムクドリ

名前も姿も宮沢賢治の童話にでも出て来そうなホシムクドリではあるが、ムクドリはムクドリで、海外では、日本のムクドリと同様、その優れた適応能力から大繁殖し、世界での侵略的外来種ワースト100選定種にはいっている。 宇佐の干拓地に、ツグミやムクド…

ああ、ルリビタキのレストラン

ルリビタキのレストランというのは、名人が編み出したルリビタキを呼び出す秀逸な手法のことだ。 ルリビタキの気配のあるところで店を開くと、マジックのようにルリビタキが飛出して来る。 悔しいことに、わたしにはその気配も感じきれないし、やってもなん…

週末バーダーの厭味

同じようなショットを繰り返しアップするのも、自分がつかんだ僥倖に舞い上がっているだけで、何もひけらかしたり、得意顔しているわけではない。 この1年、1度も巡り会えなかった彼らに、やっと遭遇した安堵感に浸っていたいだけなのだ。 なんでここを離…

ダイブ前のヤマセミ

上流で大規模工事が行われているせいか、最近ここで漁が行われていることが多い。 落ち鮎はいなかったけれど、ハエは結構いるようだ。 オスが漁をしていたが、全然捕まえてない。 メスがやってきて、オスをよそに追いやる。 ダイブのジャンピングボードが頭…

ヤマセミ決低的瞬間

思い描いていた決定的瞬間とは微妙に違う。 陽がなくなって、やっと目の前で漁を始めはしたが、SS上がらず、絞り開放、ISO限界でどうにも解像しない。 おまけに頭の上から飛び込むので、捉えるの精一杯、慣れて来たときにはもうオフタイム。 それに、こうい…

ヤマセミのいる風景

ヤマセミはじめ野鳥はどアップ主義だったけれど、鳥見仲間のショットにくらべると、なんとも美的センスに欠ける。 反省して最近は機動性と周辺環境を取り込んだコラボ的なショットへ方向転換する時期かなと思うようになった。 まあ、たまたま遠くに置いてみ…

たった一羽のマナヅル

タゲリを見に行くと、宇佐の干拓地の田んぼに、マナヅルが1羽たたずんでいました。 農道を車から眺めている分には、警戒する様子はありませんが、犬を連れた散歩の人がやってくると、すぐに寄藻川の方へ飛び立って行きました。 暮れに仲間が見かけた個体と…

タゲリの日

陽光に照らされたタゲリは美しい。 逆光だと漆黒だが、順光だと深緑のグラデーションに赤紫を添えた光沢が輝く。 そしてその珍奇な冠羽と顔貌を添えて、まさに貴人というか奇人の趣がある。 またタゲリに会いたくて、というかそのままでネタだから、また呉崎…

南洋の青い鳥

南洋という言葉には、どこかほろ苦い響きがある。 灼熱の太陽、白い雲と真っ青な海、未踏のジャングルと猛獣、冒険とロマンス、夢想と熱病。 いま、はるかに過ぎ去った記憶の痕跡を背にした青い鳥をパク・テイルの海で目前にしている。 追うバーダーにとって…

ナンヨウショウビンが舞う浜

タイのパク・テイル湾のマングローブの浜を10羽近くのナンヨウショウビンが舞っていました。 ヤマショウビン、アオショウビンもまじっています。 カニを獲って食べています。 少しでも近づこうと貝殻の上に踏み出すと、ズブズブと深い泥に嵌ってしまいまし…

Kingfisher銀座

マレー半島の付け根の海岸線には、延々と塩田が広がっている。 その中を走る道路沿いの電線や杭や灌木などのそこここに、カワセミやヤマショウビン、アオショウビン、ナンヨウショウビンが止まったり、飛びまわったりしていた。 ガイドが目もくれない訳だ。…

冬鳥・黄昏・コノハズク

日が暮れかけてハイドにいくというので、下見かと思っていたら、そこは知る人ぞ知るアオバズクポイントだった。 何も知らされずに構えていては、そこに来ていても、まったく気付かない。 ガイドに教えられて、目を凝らすと何かススキの穂のような小さなもの…

こいつ(ルリヤイロチョウ)は初春から縁起がいいわい

タイの正月を挟んだ2週間前後は、乾季で雲もなく、風もさわやかな、もっとも心地よい時期だという。 これまで3回の訪タイは、いつも雨季の条件の悪い8月ばかりだった。 それで、敢えて短い休暇しか取れないこの時期を選んでみたんだが、すべての鳥にとっ…