いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

ナイショだよ~

野鳥の情報というのは、仲間うちの秘密事項である。
無知でモラルのないバーダーにさえばれなければ、野鳥は無事にその生を全うする。
野鳥は自分たちだけで見守ってやれば、ほかのやつらは関わってもらわん方がいい。
秘密を共有するというのは、甘美な悦楽である。
それを内緒話でするのも、押さえ難い誘惑である。

そういう情報に疎いわたしのところに話が伝わってきたときは、だいたい公然の秘密か、地球を7周半してきた後である。
だいたい人の口に戸は立たない。
だからわたしが、ハイイロチュウヒの塒入りを撮りに行ったときには、いつも先着がいて、遠慮して帰っていた。

一昨日は昼過ぎにはもう1台の車がポイントにピッタリ張り付いていた。
わたしは頃合いをみて、田んぼ一枚挟んだ公道から塒入りを待った。
一段落したころ、止まっている車から、バーダーが田んぼの畦伝いにやってきて、この場所は誰にもいってはならん、写真は背景がわからんようにトリミングしろ、レンズのフードは着けん方がいいと、ぐだくだ講釈を垂れていった。
ここを仕切っているバーダーがいたってかまわないが、今更の感なきにしもあらずではあった。
ただあんたらにまかせてりゃいいものかどうか。

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