いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

大分川ホロ打ち大会

キジは国鳥だけど保護鳥ではない。 獲って食っても構わないんだろうが、まだ食べたことがない。 あまり美味しくないんだろうか。 街中では鉄砲も撃てないし、鳥獣保護区にいれば安心なのか、ずいぶんあちこちで鳴き声が聞こえる。 メスを呼んでいたり、縄張…

やって来ました渡り鳥

今年もチュウシャクシギの小群が、地元の磯に姿を見せた。 キアシシギが、先に来ることが多いのだが、そっちは数が少なくて今の所2羽だ。 ちょっと疲れているようで、岩に足を滑らせて、カニを捕るところまでは行ってない。 風が強かったので流されて来たの…

道すがらツリスガラ

先日地元でもツリスガラを初ゲットしたけれど、いるところにはいるもんだ。 佐賀に行ってついでに立ち寄った干拓にもたくさんいた。 大授搦のツアーでも、ついでにプランに入っているから、どこにでもいるものじゃなさそうだ。 結構ユニークで可愛いから、や…

モズの夏は来ぬ

クイナやタマシギの来ている場所は、他にも色々な鳥や生物の活動場所でもある。 だから、タマシギが出るまで5時間も6時間も待っていても、退屈はしない。 この日は暑いのか、モズが何度も水浴びをした。 キジが来たり、カルガモやサギが来たり、それらを狙…

ヒクイナ鳴く夏は来ぬ

クイナを見たらやっぱりヒクイナにも会いたくなった。 鳴き声を聞かないと、夏は来ない。 蓮田の耕作主に聞くと、オオバンが少し残っているだけで、あとはカルガモが悪さをするだけという。 レンコン種苗には鳥は害しかないという。 夕方、小さく「カ」と鳴…

季節の真骨鳥

クイナこそ季語そのもののような鳥だ。 ちょっと前倒しのような気もするが、季節感オンパレードの小学唱歌「夏は来ぬ」の一節にもある。 ただこの歌にあるクイナの鳴き声というのは、実際はヒクイナの声だ。 しばらくヒクイナの声は聞いてないなあ。 今年も…

ノビタキは渋い

天性型探鳥術という技がある。 それはどうも経験とか努力といったものとは違うようだ。 行き当たりばったりでは考えもしないようなところから、手品のように、思いもよらぬ鳥を見つけ出す。 それは一種の超能力というべき代物としか思えない。 直観力や五感…

干潟のにぎわい

大授搦の春は越冬組と旅鳥とが混淆して壮観である。 特に大潮の満潮前は干潟の奥に集まって来るので、間近に群れや飛翔を眺めることができる。 バーダーの数もテラスの潮避けの置石を埋め尽くすようになる。 勝手知ったるバーダーは、どの群れに希少種や迷鳥…

鳥見のマンネリ化

行き当たりばったりの鳥見はマンネリ化しやすい。 情報が乏しくてもマンネリ化する。 継続は力なりなどという思い込みもマンネリ化の最大の要因である。 マンネリ化を打破しようと旅に出た。 更新をサボってまで大授搦に出かけたものの、やはりマンネリ化は…

豊後梅よりオオシマザクラ メジロン

ソメイヨシノはオオシマザクラの雑種とエドヒガンの雑種の交配種となっている。 エドヒガンのピンクと花が葉より早く出る性質と、オオシマザクラの白い大型の花弁の花を咲かせる性質を併せ持っている。 ソメイヨシノ同士で結実しても同じ性質を持った種には…

攻撃的なコチドリ

焼け野の雉子夜の鶴という。 臆病で警戒心強い鳥が、子供のためには向こう見ずになったり、身を投げ出したりする。 コチドリも、別にいじめるつもりはないけれど、いつもは飛んで逃げるのに、こちらに立ち向かって来ることがある。 多分、そこらへんにメスが…

セタカシギ3羽に

オス1羽のボッチ旅かと思っていたら、メスと若の2羽が増えていた。 元からどこかに潜んでいたのか、家族が探しに来たのか。 干潟のどこかに本体がいるのか。 ゆっくりのどかな光景を楽しませておくれ。

九重のカケスに春が来た

サクラと鳥のコラボを求めて、東奔西走しているが手に余る。 サクラもだんだん高冷地の方へ移っていく。 九重の別荘地の満開の桜を狙っていたら、カケスの鳴き声が喧しい。 ひょっとしたらサクラに来るかもと待ってみたが、地面の毛虫を捕って、近くの木に止…

大分の桜

3月下旬からずっと花見が続いている。 老人閑居して鳥見&花見をなす。 早咲きの河津桜、寒緋桜に続いて、早咲きの山桜、枝垂れ桜、染井吉野、マンサクやミツマタを挟んで山桜と途切れることなく、花の宴。 今年は花の付きがいいのか、花に嵐の障りがないせ…

タシギの春

鳥はシンプルに生きている。 シンプルな生き方に特化した進化をしているから、その姿は美しい。 人から見ると、なんとも生きづらそうな、不便そうな形だと思うのに、ちゃんと彼らの生き方を貫いている。 多分、この世に人がいなければ、地球は楽園なのにと思…

挑戦的なコチドリ

コチドリの姿をあちこちでよく見かける。 越冬していたものもいるようだが、夏鳥として渡って来たものが増えたんだろう。 チドリ類は愛らしいが、顔の向きできつく見える。 望遠でいっぱいに見ていて、こちらを向くと、一瞬たじろぐ。 子育て期に巣に近づく…

大分の山 大分の鳥

タイトルは惹句だから大げさに、内容はまんざら当たらなくもないという程度でいい。 誇大広告は世の習い、嘘つきは泥棒の始まりだが罪のない嘘は方便だ。 大分の山といえば、九重山系、由布・鶴見、高崎山、野津原大野山系、それらを源流に持つ大分川が、大…

春の使者ノビタキ

春はのらりくらりとやってくる。 三寒四温だとか、寒の戻りだとか、三歩進んで二歩下がる感じで焦らせて来る。 郵便馬車に乗ってやって来た時代もあった。 バーダーは鳥の便りで春を知る。 まあ桜が咲けば誰でもわかるけど。 先に来いよ。 でも実感はノビタ…

セイタカシギに会った日は

もう、これまでにセイタカシギには数えきれないくらい会った。 もっとも、それはほとんどが、越冬地の東南アジアでのことだけど。 でもいくら会っても、地元で会えるとことさらうれしい。 初対面のときの感動が蘇って来る。 そのこの世のものとは思えない、…

蜜月の桜

わたしは桜は嫌いだ。 葉桜になると、毛虫が湧く。 葉も青いうちから枯れて落ちる。 てんぐ巣病になる。 クローンゆえに結実しない。 寿命が短いので、薄汚く枯れて来る。 ソメイヨシノの時代は終わった。 周りの桜並木も風前の灯だ。 わずかな期間だけ、燃…

花よりセンス

酒もいらない桜もいらぬ、わたしゃも少し絵が欲しい。 ネタ切れになると、なんでもネタにしなけりゃならぬ。 そこに桜が咲いているじゃないかと、お思いでしょうが、それが一筋縄ではいかないんでござんす。 ただシャッター押すだけのバカチョンカメラでも、…

別の名で呼びたいクロジ

クロジは全て山の中である。 読まれなくなった小説のように、クロジはひっそりと山奥で冬を過ごして来た。 五感の鈍いバーダーには出会うすべもない。 全てはそれに長けた名人の導きである。 いつの間にか採餌場にひっそりと佇んだクロジに心が震える。 クロ…

わたしはオシドリストーカー

先日まだ居残っているオシドリに、桜吹雪が降り注いでいたのを見て、花筏とオシドリのコラボは、これは千載一遇のチャンスだわと、ロートルバーダーに勇んで再訪した。 寒の戻りで桜はまだしっかり八分咲きのままで、目論見は外れたが、オシドリはまだ十分撮…

棚からヤマセミ

この立木はモズの領分なので、周りの菜の花にも止まってくれるに違いないと、菜の花モズを撮ろうと待っていた。 何か様子が違うなと、レンズを向けると意外や意外、枝被りだがオスのヤマセミがそこにいた。 川べりにあった止まり木には来ていたが、川相が変…

菜の花モズ

なぜモズなんか撮るんかと問われれば、そこにモズがおるからだと答えるしかない。 こっちの方が聞きたい、なぜモズを撮らんのかと。 毎日更新するのなら、おるもんを撮らんと。 おらんもんは撮れんじゃろ。 モズは撮っとった方がいいぞ。 時にはヤマセミに化…

カニは喉ごし ダイシャクシギ

県北の干潟にシギチが集結し始めた。 ダイシャクシギが2羽、干潟のカニを食っている。 穴から引っ張り出して、泥だらけのカニをタイドで洗い、嘴の間でカニを寄せながら喉に運んで、苦しげに飲み込む。 長いのどを縮め伸ばししながら腹に収める。 カニは抗…

渡り鳥いつ帰る

そんなタイトルの映画が昔あった。 小学生が見るはずもないが、タイトルだけは脳裏に焼き付いている。 きっと近所の姉ちゃんの映画雑誌か、ポスターなんかを盗み見したんだろう。 そのタイトルのおかげでバーダーになる遠因が生まれているのかもしれない。 …