いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

別の名で呼びたいクロジ

クロジは全て山の中である。
読まれなくなった小説のように、クロジはひっそりと山奥で冬を過ごして来た。
五感の鈍いバーダーには出会うすべもない。
全てはそれに長けた名人の導きである。
いつの間にか採餌場にひっそりと佇んだクロジに心が震える。
クロとついても黒ではない。
和名でなんと呼べばいいのか。
かみさんにこの色はなんというのか聞いて見た。
この鳥何ちゅうのと返ってきただけだった。
利休鼠かな。
いつかわたしがちゃんとした名前をつけてやる。

イメージ 1


イメージ 2


イメージ 3


イメージ 4


イメージ 5


イメージ 6


イメージ 7


イメージ 8