いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

イソヒヨは海より出でて海より青し

イソヒヨドリはやはり飛んでいる姿が一番だ。 でも空抜けや逆光では、ただのシルエットだ。 海をバックに同じ目線に順光で飛んでいるところは、なにか未知の青い鳥のようだった。 惜しむらくはこの曇天だ。 いつか明るい光で撮りたい。 そんな気にさせるうれ…

県北ぼっち旅

宇佐海岸を探索していたら、潮を避けてホウロクシギが1羽休んでいた。 最初は浸前の浜にいたが、ミサゴに追われて、ダイサギの避難している干潟桟橋に移った。 わたりのシーズンに見られるシギチはぼっち旅が多い。 なんとなく股旅物の雰囲気がある。 浪花…

喉越しの悪い呑みもの

このちっぽけな磯浜に、台風を避けてか、渡りの休憩ポイントなのか、チュウシャクシギの姿はときどき見かける。 好物のカニは確かに多い。 ひっきりなしにカニを食べているが、食べ辛くはないんだろうか。 ふつうは岩にカニをたたきつけて、足をもいでから丸…

食うべきか、食わざるべきか、それが問題だ

いつもの浜をのぞいてみたら、クロサギが漁をしていた。 岩に上げられた獲物が、怒って見る見る膨らんだ。 クサフグは鳥には無害なんだろうか、ちょっとどうかあるような気配は見えたが、そのうちこともないように飛んで行った。

晴れ、ときどきクロサギ

クロサギは留鳥で、浜にいくと、ときどき出会う。 だいたい、天気の悪い日の方が多いような気がするが、天気の悪い日にしかあまりこの近場には行かないせいかもしれない。 腹を空かしているのか、漁をしているときのクロサギはあまり警戒心がない。 この浜で…

クマノミズキの群像

まだまだいろいろな鳥がクマノミズキにやってくる。 アオゲラや目白などの留鳥、キビタキやコサメビタキなどの夏鳥、エゾビタキなどの旅鳥がこのクマノミズキでクロスする。 この実が熟す短い期間が、秋の野鳥たちとバーダーの心弾む宴である。 アオゲラ♂若 …

雨のリュウキュウサンショウクイ

サンショウクイは山椒を食うからサンショウクイではない。 何度も言うが「ヒリリヒリリ」という鳴き声からきている。 サンショウクイは胸の白がきれいなスマートな夏鳥だが、ここらではあまり見かけない。 その点リュウキュウサンショウクイは留鳥でよく見か…

ようこそエゾビタキ

クマノミズキの実の熟す頃、北からエゾビタキがやってくる。 エゾビタキが入ると、南へ向かうほかの鳥たちも、時を同じくして戻り支度にやってくる。 だから、エゾビタキはうれしいような悲しいような秋の使者である。

クマノミズキ 行く鳥 入る鳥

県民の森の車道沿いのあちこちにクマノミズキはある。 夏の昆虫類が食べづらくなった時期には、鳥たちの次の格好な栄養源となる。 こうやって次々に食べつくしていくが、ただどこの実でもいいというわけにはいかない。 鳥たちにとっては、生き延びることが第…

鳥見は雨の日に限る

クマノミズキの実がやっと食べごろになって、旅鳥、夏鳥、留鳥が県民の森の特定の木に入り始めたという知らせ。 鳥見仲間のブログにも上がり始めてうずうずしていたが、やっとこの連休最後の日に出かけることができた。 クマノミズキであればどれでもいいと…

海と星と蝶

海は豊予海峡、星は海星館、蝶はクロアゲハか。 撮るものがないので、飛翔ショットの練習に蝶の舞というか、2頭のアゲハがじゃれあうのを撮った。 なんの意味もないけれど、ただ撮った、撮れた、撮ったバーダーはなんとか凌いだ、といえるのかどうか。

アオサギの席順

ヤマセミ基地の対岸の崖に設けられた竹の止まり木は、もともとミサゴ席と呼ばれて、ミサゴを至近距離から写すために設けられたものだった。 こういうことは昨日今日の俄かバーダーには及びもつかないというか、思い立っても実行する胆力も体力も知恵や技術も…

秋色の翡翠

カワセミは厳密にいうと青い鳥ではない。 カワセミの羽色は構造色だから、地の色は色素のない無彩色だ。 それが光の反射吸収の加減で変わってくる。 夏の光と、秋の光では、天候や時間帯にもよるが、その明るさも波長も違ってくるから、いつも見ていると、微…

アユセミやいかに

鳥の朝は早い。 従ってバーダーの朝は早い。 昼前に一日仕事は終わる。 べきであるが、それは希望的観測である。 鳥見は想定外のことが起こる。 裏切りは鳥の常。 前日の昼間ヤマセミ基地に入っている仲間がいた。 これは脈があると、午後は超過勤務で基地に…

コゲラのスプリングボード

関ヒヨしか収穫がなかったので、高尾山公園に移ったが、ここでも出会えたのはカラ類だけだった。 コゲラが近くで枝渡りをしてたので、枝の先からの飛び出しを狙ったが、手持ちは疲れる。 ちょっと、油断したところで飛ばれてしまう。 練習にはなったが、もう…

お~いら岬の イソヒヨド~リ~よ~

早々と関崎灯台にいってみましたが、灯台守のイソヒヨドリの夫婦が歓待してくれただけでした。 きっと「喜びも悲しみも幾年月」のあの夫婦の末裔でしょう。 あ、佐田啓二、高峰秀子の方です。 大分は水の子灯台だったけど。

羽振り合うも他生の縁

磯は何も見えなくても、シーズンであれば、必ず何かいる。 クロサギをたどっていけば、同じようなエサ取りのシギチやサギに出会える。 迷子のチュウシャクシギも1羽いてくれた。 おかげで今週もなんとか、食つなぐ糧ができた。 上人ヶ浜様様である。 自転車…

クロサギで帳尻合わせ

やっぱり上人ヶ浜はお助け浜だ。 海浜砂湯は休業。 ニイナ採りもいない。 海は荒れて暗いけど、それと鳥さんとは逆相関の関係にある。 波際を双眼鏡でなぞると、ちゃんと黒い影がうごめいている。 雨が落ちてきたが、それよりもネタが大事。 シルエットでし…

つんつんつばめの宙返り

昔はツバメはおなじみの鳥だった。 どの家の軒先にも、ときには家の中にまで巣をかけていた。 ツバメの来る家は縁起がいいといわれていた。 うちは青大将がいて巣はかけなかったけど、スズメは瓦の下に巣をかけて青大将にやられていた。 いまは「越後獅子の…

鳥見の土産は地元で買う

最近、駅の土産物売り場には、その路線が通る地方の産品がなんだって置かれていて、あまりアリバイには役に立たなくなっている。 山口にだって高速で行けば、犯行後、いや、鳥見後1時間ちょっとで、もう地元でネタの調達が可能である。 「点と線」とか「眼…

元がかかってるゆえに尊からず

はるばる山口まで出かけて、2ネタの収穫とはお粗末とお思いでしょうが(何、様あ見ろ?)、別に台風12号をついてのドライブですから、それはそれでいいのです。 さすが、有力政治家を何人も排出?した県だからか、有力企業が多くて裕福だからなのか、高速…

わが懐のサンショウクイ

サンショウクイというユニークな名前は、その鳴き声の「ヒリリヒリリ」というのが、山椒の実を食べたときの感じを連想させることから付けられたという。 いいね。 そのサンショウクイの渡りを見に、泊りがけで竜王山公園にいってきた。 折から台風が近づいて…

サギたちのお別れパーティー

ダイサギ、チュウサギ、アマサギがなぜか集まっている。 ダイサギは留鳥、チュウサギ、アマサギは夏鳥だからお別れパーティーをやってるのかもしれない。 それほど南に下る必要もなくなったから、ここでコミュニティをつくる相談かもしれない。

ようこそキアシシギ

秋は、立ち寄るシギチも春ほどではないが、今年はキアシシギもあまり見かけない。 いても数羽の群れだ。 やっとこの浜にも3羽が羽を休めているのを見つけた。 気象の変動がルートを変えているのだろうか。 餌場も目に見えて減っているし、近くの建設工事も…

ど根性なしガエル

カメラからのインポートがなぜかできない。 パソコンもうちにあるのはとろい。 弁解はしたくないが、ネタが使えない。 家で更新ができないので、時間が下がって、不定期になってしまう。 あせることもないんだが、年取るとルーチンが乱れるのは何かの兆候で…