いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

何でもないような事が〜

高森の日本一花の森なら何かあるかもと行ってみた。

一通り野道を回ったけど、ネット記事で見たトラノオはとっくに終わっていて、ブルービーの姿もなかった。

戻ると森の主の平野さんが草刈りに来ていて、それは気の毒ツチアケビは知っとるか、見せてやるといって古い軽トラに乗せて連れて行くという。

エンストしたり空回りしたりしながら、森の中の怪しい道を30分かけてたどり着いた先は杉林を開いて雑木だけを残した深閑とした山中だった。

下手なジェットコースターよりよっぽどスリル満点だった。

なぜかツチアケビの群生地は枯れ果てていた。

暗い場所にそこだけ燃えるように赤かったのにと山主は悔やんだ。

残念がりながらも麓の別の場所の小株のやつを見せてくれた。